子育て中のママさん看護師が転職を成功させるには「ある秘訣」があります。

それはあなたの看護の仕事に対する考え方をポジティブにすることです。

「子育て中だから早退したり、定時で帰らせてもらったりしないといけない。そうなると周りに迷惑をかけてしまうから、転職するにも気を遣う」と考えている方がいます。

実はそう思っているほとんどの方は転職に失敗してしまいます。

ここでは子育て中のママさん看護師が転職に成功するための心のもち方について述べていきます。この心のもち方ひとつで「転職を成功に導くか、失敗に導くか」の大きな分かれ目になってしまいます。

ママさん看護師が成功する転職の秘訣とは

まずはママさん看護師が転職で成功する秘訣についてお話していきます。

引け目を感じたネガティブ発想は失敗につながる

引け目を感じたネガティブな考え方をしていては、転職で失敗する可能性が高くなってしまいます。

転職の際に「子育て中だから時間の制約がある。病院を選ぶにせよ、ある程度条件が悪くても仕方がない」と最初から諦めている人がいます。自分の希望をあまり通さないまま、病院やクリニックに採用が決まったとしても、それは「転職に成功した」とはいえません。

最初からあなたに合った条件ではないため、すぐに職場に不満を感じてしまうでしょう。するとあなたの体力・気力が無駄に奪われるだけでなく、仕事で疲れた母親に接しなければならない子どもに悪い影響を与えかねません。

せっかく転職をするのだから、あなたも子どもも「働いて良かった」と思える環境に身を置かなければ意味がありません。

まず転職に成功する秘訣とは、子育て中で時間に制約があるからといって引け目を感じないことです。そこで次に子育て中だからこそ、前向きに転職を進めてもらいたい理由についてお話します。

ママさん看護師の働き方は時代の最先端

実はママさん看護師の働き方こそ、時代の最先端の働き方といえるのではないでしょうか。

一昔前は、専業主婦のいる家庭が主流でしたが、1997年には、共働きの家庭のほうが専業主婦の家庭数を超えました。いまでは圧倒的に共働き家庭のほうが多いといえます。

また団塊世代が定年退職をして、団塊ジュニア世代が親の介護をする時代に突入しました。労働力人口が足りない上に、残された団塊ジュニア世代も介護と育児で時間的制約を抱えるのは当たり前になったのが、いまの日本です。介護休業を取得する男性社員数が、育児休業を取得する女性社員数を超えた企業もあるくらいです。

日本では、いままで出産や育児といったライフイベントを抱える女性は、働くうえで「ネガティブな要因だ」と考えられていました。しかし、社会が「定時で帰る」「一定期間休む」「子どもの病気やケガで早退する」といった条件を受け入れないと、労働人口は増加しないといえます。

したがって、これからは「時間に制約があるのに仕事をさせてもらうのは申し訳ない、肩身が狭い」といった発想は必要ありません

ましてや看護師という専門職に就いているあなたなら、手に職をもっていることを生かして、この不況の日本でも、ブランクがあったとしても、転職することが可能です。まだまだ看護師は多くの病院や施設、クリニックで不足しています。

子育てや介護をしている多様な人材が集まる病院や施設、クリニックだからこそ、看護に対する多様な発想が生まれ、同じ環境にいる患者さんの気持ちが理解でき、良いサービスの提供となって社会に還元されていくのです。

このようにして、限られた時間の中で最大の成果を出せる医療チームの一端を担っていることが、時代の最先端の働き方の実践であるといえるでしょう。

大半数を女性が占めるこの看護師社会の中で、看護師が主体となって新しい働き方を発信し、働きやすい職場を作っていくことが必要なのです。

これからの看護を向上させ続けるために、子どもたちが暮らす日本社会が豊かであるために、「出産や育児を経験したあなたの力」を社会に還元していってほしいと思います。

謙虚と引け目は異なる

そして成功する転職を目指すあなたにとって、もう一つ、注意してもらいたいことがあります。それは「謙虚」と「引け目」の意味をごちゃまぜにしないでほしいということです。

謙虚と引け目とは意味がまったく異なります

転職のさいに、あなたは「謙虚な態度」をもって面接に臨むことが採用の第一歩です。しかしその謙虚な態度と思ってとっていた行動が、実は「引け目」になってはいないか確認してください。

看護師に復帰するにあたって謙虚な気持ちをもつことは、職場で働きやすい環境を作るために大切です。謙虚とは「控え目で素直な気持ちをもって学ぶこと」です。しかし、あまりにも控え目すぎると、それは周囲から「卑屈」と捉えられてしまいます。

積極的に働く意思・学ぶ意思がなく、「どうせ私は育児でバリバリ働けないから」「ブランクがあるからキャリアアップするつもりはない」といったネガティブな発想をもった人を病院やクリニックは雇いたいとは思いません。

具体的には、「自分からは進んで仕事を学ぼうと思わない」「できれば簡単でリスクの少ない仕事をしたい」といった看護師です。

さらに引け目をもつと、職場に居心地の悪さを感じてしまい、自分で自分の首を絞めることになり、働きづらくなってしまいます。

謙虚な気持ちをもちつつも、ブランクがあり、育児を行なってきた「いま」だからこそ、「たくさん学び、吸収でき、看護の質の向上が果たせるときだ」とポジティブに考え、積極的に動くことが大切です。

出産前と同様に100%のエネルギーで働く必要はない

あなたはもしかして、「子どもが小さいと時間的な制約が生じて、出産前と比べると100%の力を仕事に注げない。子どもが小さいときは、キャリアアップは実現できない」と考えていませんか。

出産前、看護師の仕事に没頭してきた女性ほど「出産後も以前と同じように100%のエネルギーを注がなければ自分の価値は下がる」と考えがちです。

そしてそれができない場合は「キャリアアップやスキルアップが出来ないのも、育児という時間的な制約があるから、やむを得ない」と捉えます。そしてさらに悪いことに「時間に制約のある自分が病棟で勤務すること自体、職場にとって迷惑なのだ」と思い込む傾向にあります。

看護師に復帰するのであれば「一刻も早く、出産前に注いでいたくらいのエネルギーを仕事に注がなくてはいけない」と思い込んでいるのです。

しかし「出産前と同じくらいのエネルギーを仕事に注がなくてはいけない」という考え方は捨てるべきです。

「出産前と同じくらい仕事にエネルギーを注げるように努力する」という考え方から抜け出せないと、「いまの自分は出産前に比べて出来ることが少なくなってしまった」と感じてしまいます。

自分がいま出来ないことばかりに目を向けていると、マイナス思考に陥ってしまい「自分は価値のない人間だ」と勘違いしてしまいます。

あなたが置かれている状況を受け入れ、「出産・育児を通じて新しく獲得した経験」に目を向けることが大切です。

例えば、「育児と仕事を両立する。看護師に復帰したとき、出産・育児を通じて得た経験を仕事に生かし、私自身の人間性を磨くだけでなく、子どもにより豊かな生活をさせたい」などと前向きに決意するのです。

こうした強い気持ちを「仕事に対するパワー」に変えられることが、転職を考えているママさん看護師には必要なのです。

育児で身に付けたスキルをキャリアにプラスする

実は、育児で身に付けたスキルは看護師のキャリアのプラスになります。ママさん看護師は立場の弱い人間ではなくて、守るべき者(子どもや家族)をもつ芯の強い人間なのです。

育休や産休は、あなたの看護師人生のなかで「リセット期間」であり、ブランクは「子育てというスキルを身に付けて自分を磨いた期間」と考えることができます。

育児とは、まさに「同時に多発的に起きるトラブルに対処する能力」や「全体を見回し危険を回避できる能力」、「夫や託児所、実家の両親などとのチームでの取り組みなど、各職種をマネジメントしていく能力」、「時間的な制約がある中で数種類の仕事を同時にこなす能力」など看護の質を向上させるには格好のトレーニングといえます。

これらの育児で身に付けた能力を生かし、仕事にメリハリをつけ、時間制限がある中でテキパキと仕事をこなし、看護の質を向上させればいいのです。

周囲のスタッフが残業を強いられる中、あなたが早く切り上げて帰ることは、短期的にあなたの評価を下げてしまうことがあるかもしれません。しかし、長期的な視野に立てば、仕事は「かけた時間の長さ」で決まるわけではありません。

育児を通し、あなたの看護力は向上しているはずなのです。時間の長さではなく、質で勝負するようにしましょう。

条件に合った転職先を探すには

いかかでしょうか。転職するママさん看護師にとって、「育児をプラスに捉えるか、マイナスに捉えるか」によって、転職に対する意気込みが変わり、自信になったのではないでしょうか。

あなたの条件に合った転職先で働くことができれば、あなたも子どもも笑顔になり「転職に成功した」といえます。

「あなたが希望する条件を希望する病院や施設、クリニックなどが受け入れてくれるかどうか分からない」といった不安をもっているときは、「看護師に特化した人材派遣会社」に頼ってみていはいかがでしょうか。

転職のプロが、あなたの事情を汲み取り、あなたに合った病院や施設、クリニックをマッチングしてくれます。

なかには「育児中の看護師にこそ来てもらいたい」とする病院や施設、クリニックなども存在します。育児での経験を必要としている求人です。このような求人は希少求人となり、応募人数が殺到してしまうため、なかなかハローワークでは出回りません

それらの希少求人を抱えているのが看護師に特化した人材派遣会社です。登録しておけば、この希少求人を最初に紹介してもらえる可能性が高くなります。

もし、転職に行き詰ったり、面接時に「時間制約がある」ことを伝えるとあまりいい対応ではなかったりした場合は、このように人材派遣会社に頼ってみるのも、成功につながる賢い転職の方法の一つといえます。前向きに、プラス思考で、成功する転職につなげていってください。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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