認定看護師は、1997年に認定看護師の第一号が59人誕生しました。それから約20年、2015年のデータによると14,172名を数えるまでに増えました。キャリアアップを考える看護師なら一度は「認定看護師については、条件がそろえば取得してみたい」と考える人気の資格となりました。

しかし現実として、認定看護師になる際も、なったあとも、数多くの障壁が立ちはだかっていることが多いです。認定看護師の資格とは、キャリアアップには欠かせない資格である反面、「看護に対する覚悟と意欲」を問われ続けるハードルの高い資格ともいえます。

行く先々で困難が待ち構えているにも関わらず、認定看護師の資格を取得し「自らの看護力を伸ばしていき、看護の知識を周囲にも伝え、看護の質を向上させたい」と考える看護師が毎年増加傾向といえるのです。

海外で「日本の看護はレベルが高い」といわれているのも、認定看護師たちの日々の努力がその一因となっているとも考えられます。

また、認定看護師が増加している背景に、日本の医療費問題が存在するのも確かです。

認定看護師が世に送り出され始めた1997年くらいから、日本で「クリティカルパス」が導入され始めました。クリティカルパスとは「医療の効率化を図った診療計画書」のことで、「入院から退院までの最短での入院日数の計画を立て、不必要な入院期間の延長を防止する」ために作られたものです。

さらには高齢化が進む一方で、病院を受診する患者数は減少しており、病院全体では約70%、自治体病院では約90%の施設が赤字経営といわれています。

医療界全体では医療の標準化やチーム医療、効率化、医療安全などを行い、医療の質を高め、在院日数の短縮化が目指されるようになってきました。その影響で看護界にも質の向上化や効率化という言葉が使われるようになりました。

医療費問題で様々な対策を行なっている現在もなお、日本の医療費は右肩上がりで増加し続け、国の財政を圧迫し続けています。

認定看護師はこのような状況のなか、専門的でレベルの高い看護を行なう看護師の先駆者として、生まれるべくして生まれた資格ともいえるでしょう。

多くの認定看護師が医療のさまざまな場で活躍するようになり、徐々にその存在意義が認められるようになってきた現在、認定看護師は「導入期から成長期に入ってきた」といえます。

成長期に入ってきたからこそ、「認定看護師の資格は本当に必要な資格なのか、使える資格なのか」を改めて考え、検証したいと思います。

せっかく看護の覚悟や意欲をもって認定看護師の資格を取得したとしても、それが生かされない資格であっては取得した意味がありません。認定看護師が必要な資格であるのかを検証したうえで、認定看護師の存在意義や今後の活動についてお話ししていきたいと思います。

認定看護師の資格は使えない資格なのか?

「認定看護師の資格は使えない」という看護師の声を多く聞きます。認定看護師という資格は国家資格ではなく、日本看護協会が独自で作った資格になります。そのため、看護師以外の医療関係者には広く知られていません。

この周囲に認知されていないことが弊害となり、認定看護師の資格を苦労して取得したとしても「使えない資格ではないのか」と看護師の間では噂になっています。しかし、この「使えない」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。

これには2つの側面があります。つまり、「医療界から」みた認定看護師の資格と「看護師側から」みた認定看護師の資格では、その「使えない」の意味が異なっているのです。

医師など医療界からは「認定看護師は医療現場で結果を出していないから、資格を取得しても実際の臨床現場ではあまり役に立たない資格である」と一般的には考えられています。

一方、看護師側からは「資格を取得して、認定看護師として仕事を増やして頑張ったとしても待遇などのメリットがあまりない」と一般的には考えられています。

このように「使えない」という意味が全く異なります。

実際、「使えない」という言葉がどのような意味で使用されており、はたして「認定看護師の資格は使えない」のかどうなのか、その真偽を検証していきましょう。

医療界からみると徐々に認識が高まっている資格

まずは医療界からみて、認定看護師の資格はどのように捉えられているのでしょうか。

一昔前は「認定看護師」という名前は医療界では全く知られていませんでした。認定看護師という名前が知られてきたいまでも、まだまだどのようなことをして、どのような結果を残しているのかについての認識が低いのが現状です。

これは看護師側が認定看護師の必要性について医療界にアピールしていくことで徐々に解決していかなればなりません。

これは、ある大規模病院でのお話です。

看護部長が病院全体会議で「認定看護師を今後病棟にもっと増やしていきたい」という旨を発表しました。

しかし病院長に「認定看護師がいたからといって、病棟でなんらかの成果を出してきたという信頼性のあるエビデンスはないでしょう。このようなことは無駄ではないでしょうか」といわれてしまったそうです。

その病院ではある一人の皮膚・排泄ケアの認定看護師が在籍していました。その認定看護師は3年前よりスキンケア検討会を設立し、褥瘡ケアの勉強会を開いたり、実際に医師を巻き込んだりして看護ケアを見直していました。

医師が治らないと判断した褥瘡を、その認定看護師は褥瘡の部位や形状から「どの体位が問題で、どの方向にずれが加わっているか」を考え、日常の看護ケアを見直し、体圧分散マットレスの種類を変更しました。

さらに創傷アセスメントの結果や適応となる創傷被覆材や薬剤について医師と話し合いを重ねていき、数ケ月で褥瘡を治癒させることができました。

この結果から、その認定看護師は褥瘡の心配のある一人ひとりの患者さんについて調べ、褥瘡予防のためにできることを行っていました。そのため、この病院では褥瘡ができる患者さんが他施設と比較して極端に少なかったのです。

これらの報告を聞いた看護部長はこれらの褥瘡ケアに要する費用を計算したところ、活動以前は褥瘡ケアに合計1000万円以上かかっていた経費が、活動を始めてから3年後には100万円台まで減額していたことも判明しました。

看護部長はその証拠を掲げて病院長に伝え続けました。その結果、病院長は認定看護師の必要性を理解してくれるようになり、その病院では認定看護師の資格取得制度を推奨してくれることになったということです。

このように認定看護師を取得した看護師たちは、認定看護師資格制度が始まってから周囲に認知されていないにもかかわらず、この数十年の間に地道な活動をこつこつと続けてきました。

そのおかげで認定看護師の在籍する施設で行なわれた、人工呼吸器関連肺炎を減少させたり、褥瘡を減らしたりしたという信頼性をもつエビデンスのある研究論文が多数発表されました。

このようなことから、医療界では認定看護師は病院にとって必要な存在との認識が高くなり、認定看護師の資格取得制度のある病院が増えてきました。医療界において、認定看護師は看護の質を上げるだけではなく、医療全体のレベルを上げていくことに貢献しているといえるでしょう。

看護師間ではまだまだメリットの少ない資格

医療界からみると、「認定看護師の資格をもっていないよりは、もっているほうが看護師のレベルが高そうだ」という認識は高くなってきています。

しかし看護師からすると、まだまだメリットの少ない資格といえます。理由としては「認定看護師の資格取得に関する努力や費用、さらには資格取得後の認定看護師の働きに見合った待遇が成されていない」といったことが看護師側の不満につながっているといっていいでしょう。

認定看護師の資格を取得するには6ケ月の休職をして日本看護協会が指定する学校に通わなければなりません。

そのため、その間の生活保障などの心配ごとが多数出てきます。さらには、認定看護師の資格を取得したことによって、いままで行なってきた看護師業務のほかにも勉強会や病棟のラウンド業務、指導などの業務も抱えることになります。

認定看護師の資格を取得したために、かえってさまざまな困難が立ちはだかることが多いのです。

一例をあげてみましょう。「私の病院は資格取得制度があるから認定看護師の資格を取得したい」と看護師長に伝えたとします。

しかし病院側からみれば、ぎりぎりの人数で看護業務を回してわけです。したがって「認定看護師の資格を取得したいから休みをいただきたい」といわれても、すぐによい返事を出すわけにはいかないのです。1人看護師が抜けることによる人員調整に手間取らせてしまい、他のスタッフに迷惑をかけることになります。

最終的には、引け目を感じてしまい資格取得申し出を撤回してしまう看護師も多いでしょう。

その他にも、資格取得制度がない施設の改善や、資格取得中の給与や取得後の手当などについても、看護師が望むような扱いをしてくれない場合が多いです。

認定看護師になるための施設側のサポート体制が十分に整っている病院はどのくらいあるのでしょうか。以下のように日本看護協会による「2012年 認定看護師の活動及び成果に関する調査報告書」のデータがあります。

認定看護師の資格取得のために学校に通うときの扱い

「出張」扱いとする施設が2,990名(43.9%)で最も多く、次いで「研修」扱いにする施設が1,966名(28.9%)、「休職」扱いにする施設が1,246名(18.3%)となっています。退職して就学した人は250名(3.7%)となっています。

認定看護師の資格取得中の給与支給状況

「出張・研修・休職」中に給与支給状況をみると、「給与を全額支給」した施設は1,044人(17.8%)、「基本給のみ支給」が3,873人(66.2%)、一部支給が487人(8.3%)、無給が38人(0.6%)となっています。さらに賞与支給は、「全額支給あり」が4,024名(64.9%)、「支給なし」が1,373名(22.1%)、「一部支給あり」が760名(12.3%)でした。

認定看護師の資格取得後の手当支給状況

そして、認定看護師として資格を取得したのちの手当支給の有無について、「あり」と回答した人が2,221名(32.6%)で、「なし」と回答した人が4,513名(66.3%)となっています。

しかも、「あり」と回答した3分の1の人の手当ですが、月額支給金額は「3,000~5,000円未満」が768名(34.6%)と最も多く、次いで「5,000~10,000円未満」が434名(19.5%)、「10,000円以上」が338名(15.2%)となっています。また平均額は5224.4円、最も少ない人で1,066円、最も多い人で19,000円となっています。

一方、認定看護師としての資格を取得するときに必要な経費は、下記のとおりです。概算で約200万円以上必要となるため、手当の支給額を考えると資格取得が割に合うかどうか悩むところです。

認定看護師の必要経費の内訳

入試検定料 約5万円

指定校への入学金 約5万円

6ケ月間の授業料 約70万円

実習費用 約10万円

認定審査料 5万円

5年後の更新費用 5万円

合計 100万円

さらに、その他に必要な経費があります。賃貸マンションなどの家賃、引っ越し費用、実習中の宿泊費、交通費、書籍、コピー費、そして生活費などがかかります。ざっと見積もっても100万円は超えます。6ケ月間で合計200万円以上は必要となります。

この費用を捻出するのは、看護師の平均給与から考えると並大抵のことではありません。そこで資金を借りている人もいます。例えば施設の資格支援制度以外にも、県や市が運営する看護師等修学資金貸与事業や、看護協会の奨学金を利用できる方法があります。

看護師等修学資金貸与事業では、条件を満たせば返さないでいい奨学金が存在します。例えば滋賀県ですと、月額83,000円となります。こちらを使うことができればかなり助かります。

日本看護協会が行なう看護師教育課程奨学金では、全額で120万円を貸与してくれます。しかしこちらは、修了した3ケ月後から2年間で全額を返還する必要があります。月に返す金額は5万円になってしまいます。資格取得後の手当の支給額は最大でも19,000円ですので、こちらの奨学金を借りてしまうと、2年間ずっと赤字続きになってしまいます。

認定看護師の資格を取得したとして、ここまでさまざまな苦労を重ねて、どこまで待遇面で報われるのかというと、疑問の残る資格ではあります。そういったことが看護師側から考えると「使えない」資格とされている理由でもあります。

認定看護師の存在意義

いままでお話した通り、認定看護師になるには待遇面のメリットだけを考えず、自分の看護力を向上させるばかりか、他の看護スタッフの看護実践レベルを上げようとする目的をもった人が向いているといえます。今後はそのような認定看護師が必要となってきます。

認定看護師は待遇面ではなかなか認められていませんが、自分で問題を探し出し、解決していくには大変「やりがい」のある仕事を引き受けることが可能なのです。

日本看護協会が出している認定看護師の役割は「実践」「指導」「相談」の3つです。これらの役割を踏まえたうえで、これからの認定看護師が目指すべき能力とは、具体的には4つあげることができます。

一つめは「特定機能の看護実践レベルを向上させる能力」、二つめは「他職種や同僚とのチームをまとめる能力」、三つめは「信頼できるエビデンスを作成・評価する能力」、四つめは「作ったエビデンスが多くの医療職に使われるように仕向けるアクション能力」です。

では認定看護師がこの4つを実践した具体的な例をあげてみましょう。

ある病院で深部静脈血栓症について、外科や産婦人科から「放っておくとこのような危険がある」と問題が提起されていました。

しかし、このような問題があるにもかかわらず、病院側はどのようにアクションを取っていいか具体策がなかったため、問題として取り上げることはありませんでした。

そのようなとき、院内の1人の認定看護師がこの問題について手を挙げました。

深部静脈血栓症に関するケアについて徹底的に調べ上げ、深部静脈血栓のデータをまとめたのです。

そして「どのように対策を講じれば、深部静脈血栓症の発症を抑えることができるのか」について過去の研究論文や海外でのデータ、対応策で効果があったものなどを検討しました。(特定機能の看護実践レベルを向上させる能力

それらのデータをもとに、外科の医師を巻き込み、一緒になって深部静脈血栓症の対策を実施する運びとしました。また病院側には深部静脈血栓症に必要な器具などの費用を提出し、効果についての説明を行いました。(他職種や同僚とのチームをまとめる能力

さらに活動した内容をまとめ上げ、いままでの活動を評価しました。その結果によると、その病院では深部静脈血栓症の発症割合を減らすことに成功しました。(信頼できるエビデンスを作成・評価する能力

このことは病院全体から評価されるようになり、看護師だけでなく、他の医療職のスタッフにも使われるようマニュアルを作成しました。(作ったエビデンスが多くの医療職に使われるように仕向けるアクション能力

このような活動を行なったおかげで、この病院の深部静脈血栓症の対策に関する効果が有名になり、多くの病院で同様のことが真似されるようになりました。

現場がただ訴えるだけでは、だれも動くことはありません。具体的に手を挙げて動く人がいてはじめて、現場に新しいケアが取り入れられ、改善されていくのです。

これらのことは、現場で起こった問題に対しての知識や根拠をもっており、さらに知識を使って実践していく能力を備えた認定看護師だからこそ行なえた能力だといえるでしょう。

そして医師を含め病院全体を巻き込んでいくことで、院内のケアレベルを向上させていっただけでなく、他の病院にもその効果を波及させることにもつながっていくのです。このことはすべての患者さんにとっての安全・安楽にも関わってくることです。

認定看護師の今後の活動

認定看護師の資格は使えるか、使えないかではなく、有効に使っていかなればならない段階にあるといえます。

もちろん待遇面などではまだまだ軽視されている点があるのですが、「認定看護師とはこのくらいすごい能力をもっている」ともっと周囲に認知させていくことで、今後、認定看護師に対する待遇面などが改善されていくのです。

現状を嘆いて資格取得を諦めるのではなく、現状を変えていくだけの力を認定看護師になれば実践していくことができるのです。

そのための認定看護師が行なうとよい具体的な今後の活動についてお話しておきます。

自分のことだけではなく、全体を向上させていく

自分のキャリアアップだけが目的で、認定看護師の資格を取得することがゴールではありません。

認定看護師の研修で専門的な技術や知識を修得し「修了後に患者さんへのケアに生かしたい」「看護だけではなく医師も巻き込み医療の質を上げていきたい」という強い思いをもつことが大切です。

認定看護師は一旦病院から離れ、外から取り入れた知識や技術を修得しています。したがって、認定看護師には病院内で常習化しているような看護や医療に疑問をもち、病院の標準的な看護や医療を底上げしていく能力があるといえます。

「自分は認定看護師として、病院全体、ひいては日本の医療全体の質を向上させていく担い手であるのだ」と自覚して行動を起こすことが大切です。

コミュニケーション力を磨き、外へ発信していく

実は認定看護師にはコミュニケーション能力が大変重要です。是非、コミュニケーション力を磨き、あなたの言葉を外へ発信していくようにしましょう。

もしコミュニケーション力がない認定看護師が、他病棟に出向き「ケアの改善に来た」という言葉を看護師長や看護スタッフにかけられずにいるとします。すると、「ケアでも毎回、何を目的に行い、何をしてくれているのか」が周囲に伝わらず、他のスタッフもどう協力していいかわからないため、認定看護師へのケアの相談は減ってしまいます。

また、看護師間では認定看護師と看護スタッフの間での衝突が良くあります。看護スタッフとしての言い分としては「いままでの病棟のやり方があるのに、認定看護師が上から目線でいろいろ変えようとしてくる」といったものです。一方、認定看護師の言い分としては「どうして私の話を聞いて実践してくれないのだろう」と考えてしまいます。

せっかく認定看護師の専門的な知識や技術をもっていても、その能力を発揮できないのでは意味がありません。認定看護師であれば、交渉術のような対人関係能力や調整力が活動のうえで大きく影響してきます。

コミュニケーションが苦手な場合は、下手でもいいので、最初は自分から声をかけて、周囲とコミュニケーションを図るように努力しましょう。そして自分は「このケアはこのような根拠から実践しています。いままでのやり方とこういった点が異なるけれど、どうでしょうか?」といったことを尋ねてみると良いでしょう。

お互いが納得するまで話し合ってみることもまた、看護の向上につながるのです。

そして自分がやりたいと思うことを常に周囲に発信していきましょう。誰かがあなたの意見に耳を傾け賛同してくれるかもしれません。その分、実現する可能性が高まっていくのです。

結果を形に残し、組織全体の問題を解決していく

認定看護師には、結果を残し、組織全体の問題を解決していくことが大切です。

なんらかのアクションを起こして、それが結果として現れた場合もそうでない場合も形として残していきましょう。認定看護師がどのような働きをしているのか、看護スタッフだけでなく医師など他の医療者にも伝え、行動を起こした意味をもたせるようにしましょう。

例えば、褥瘡ケアで認定看護師がどのように関わったのかを詳細に残しておくことが大切です。下記に具体的に記しておきます。

褥瘡についていえば、「いま病棟ではこれだけの褥瘡発生率があるので、このようなケアを実践していきたい」といったアイディアを出します。

そして褥瘡が発生した背景にある「看護側の環境・ケア要因はどういったものが考えられるのか」「それを集積することで部署や院内全体の褥瘡ケア上の問題はどのようなものが挙げられるのか」を明らかにします。

さらに部署別や病期別に課題や計画を出して、看護スタッフにもフィードバックしていきます。

それらを行なった後、PDCAサイクル(Plan : 計画・Do : 実行・Check : 評価・Action : 改善)に沿った活動報告書をまとめ、看護部長に提出するといったことです。

認定看護師は、個々の患者さんの専門分野のケアを「実践する」「相談に乗る」「指導する」だけでなく、組織全体の問題を解決する役割を担い、取り組んでいく必要があります。

認定看護師のネットワークを広げていく

認定看護師になると、自分と同じ専門分野の認定看護師同士でネットワークができます。このネットワーク力をさらに広げていきましょう。

専門分野における情報交換の場に出席した方であるならご存じだと思いますが、ここでの知識は大変得るものがあります。

例えば、呼吸ケアの会議に出席すると、たくさんの情報を得ることができます。「まだまだ自分はこんなに違ったことをやっていたのだ」と気づかされ、現場に持ち帰り改善させることが多々あります。

こういったことは専門分野をもつ認定看護師のほうが機会にも恵まれます。また認定看護師は、情報交換の場での知識を実践し、周囲にも波及させることができる能力があるといえます。さらに専門分野での能力を磨くためにも、認定看護師のネットワークを広げていくとよいでしょう。


しかしながら、現状として認定看護師しての能力が発揮できない施設や病院に身を置く場合は、思い切って転職を考えてみることをお勧めします。

私の友人も認定看護師の資格をもっていましたが、在籍する病院ではあまり資格を生かす場が提供されておらず、他職種も認定看護師に否定的であったため病院を変わりました。

新しく入った病院では認定看護師のための部署が用意されており、夜勤などがなく、昼間に仕事に専念できるようになったといいます。

さらに彼女が開く勉強会には、看護師だけでなく医師や薬剤師も栄養士も勉強会に積極的に参加してくれるそうです。そのため、他職種との意見交換の場をもつことができ、スムーズに看護ケアの向上が図れるようになったと嬉しそうに話してくれました。

院内での彼女の評価は高く、現在は管理職として働いています。

もし環境が悪いようなら、そこで辛抱して改善させるために余計な労力を使い長くとどまる必要はありません。認定看護師の能力は、生かしてくれる環境で発揮すればいいのです。

「認定看護師にとって良い環境をもつ病院を探すのは難しい」と思われているのであれば、数社の転職サイトに登録して、病院の情報をもらうとよいでしょう。数社に登録する必要があるのは、多角的な情報を取り入れ、納得したうえで後悔せず満足いく転職を実現しなければならないからです。

認定看護師を必要とする病院は数多くあります。その中で一番満足のいく最良の病院で認定看護師としての最高の力を発揮し、看護の質を上げていってください。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

注目の人気記事

・転職サイトを活用した看護師転職の体験談

看護師として活動するうえで、私自身も転職活動をしたことがあります。このときは転職サイト(転職エージェント)を利用したため、そのときの実体験や方法を踏まえ、失敗しない転職について紹介します。

管理人による転職体験記

・転職エージェントを活用し、看護師転職で成功する

看護師の転職で失敗しない方法として、必ず意識すべきことの一つに「転職サイト(転職エージェント)を活用する」ことがあります。年収交渉や勤務条件を含めすべて代行してくれるからです。そこで、具体的にどのように活用すればいいのかを確認していきます。

転職サイトの活用法

・看護師転職サイトのお勧めランキング

看護師の転職サイトはそれぞれ特徴があります。「対応地域が限定されている」「取り扱う仕事内容に特徴がある」「非常勤(パート)に対応していない」などサイトごとの特性を理解したうえで活用すれば、転職での失敗を防げます。

お勧め転職サイトランキング

新たな看護師の働き方

・美容クリニック・美容皮膚科への転職

夜勤なしで高年収を実現できる求人として、美容クリニック・美容皮膚科があります。死と隣り合わせの職場ではなく、患者さんを美しくする手伝いを行うのが美容クリニックです。

美容クリニックへ転職する

・派遣看護師で高時給・好待遇を狙う

一つの職場で働き続けるという形態ではなく、3ヵ月や半年など一定期間だけ勤務する派遣看護師という方法も存在します。高時給を実現でき、人間関係のもつれがなく、「派遣が終わった後は長期の旅行に行く」など自由な働き方を実現できます。

派遣看護師で働く

・単発・日払いの高時給求人を探すには

「今月は苦しいため、もう少し稼ぎたい」「好きなときだけ働きたい」など、こうしたときは高時給を実現できる単発・スポットバイトが適しています。健診やツアーナースなど、看護師ではさまざまな単発案件が存在します。

単発・スポットバイトで働く