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「病院を変わりたい」「看護師に復帰しよう」と考えている方は、履歴書を買ってきたとき、自己流で応募作成書類を書いてはいないでしょうか。

履歴書は、面接を受けるための単なる「手続き書類」ではありません。あなた自身を最大限にアピールするための書類が履歴書なのです。

あなたが魅力ある病院だと感じて求人に応募しているということは、他の人にとってもまた魅力ある病院であることが多いのです。そうした人気病院では、すぐに入職希望者が殺到するかもしれません。

実際、私が今働いているところは地方にあるクリニックですが、応募を開始してから2週間で12人もの応募者がいました。それは、他のクリニックと比較して労働条件が際立って良かったからです。

新卒から1年半で3回も病院を辞めては転職を繰り返してきた私が、一度も「この職場で働き続けるのは無理かも……」と思うことなしに今でも楽しく看護師を続けていられるのは、こうした条件の良いクリニックに入職できたからという理由もあると思います。

看護師間の情報網はとても優れていて、良いと評判の病院に空きがでたら、すぐにそのことは伝わります。多くの希望者の中には、あなたより経歴があったり、資格を持っていたりしている看護師がいるかもしれません。

希望の病院に就職するためには、これら多くの希望者から、あなたの履歴書を選んでもらうことが大切です。履歴書を自己流で書いていては、選考する側の目には留まらず目立ちません。

まずは、履歴書を書く前のステップで他の応募者よりも一歩前に出ることが大切です。そのために、履歴書を書く前に心得ておきたい重要なポイントを具体的にお伝えしたいと思います。

履歴書に絶対にしてはいけない注意事項

最初に履歴書を書くうえで「これだけはしてはいけない注意事項」についてお話しします。基本事項ですので、頭の隅に留めておくとよいでしょう。

手書きにする

「私は字が下手だから、パソコンで履歴書を書こう」と思っている方もいるかもしれません。ただ、基本的に履歴書は手書きするようにしましょう。

採用者側は字の上手さを見ているわけではありません。字を通して、求人側の病院は丁寧さやあなたの病院への思いを見ているのです。丁寧に書けば、字の上手い下手は関係ありません。

省略表記をしない

例えば、「〇〇県立〇〇高等学校」を「〇〇高校」としたり、「独立行政法人国立病院機構〇〇」を「(独)〇〇」などとしたりして省略して書いてはいけません。これは看護師としてというより、社会人としてのマナーを疑われます。前職の病院の正式名称を書くようにしましょう。

修正液を使わない

履歴書は看護記録と同様、修正液で消してはいけません。採用する側に誠意を見せるためにも、必ず書き直すようにしましょう。履歴書に修正液を使用すると、看護師としての資質が疑われてしまいます。

西暦か和暦か、年号をどちらかに統一させる

和暦と西暦を混ぜて、年号をばらつかせないようにしましょう。採用側にとって、どちらかに年号を統一させていた方が経歴をたどりやすいです。統一させることによって、きちんとした人間であることのアピールになります。

文字量のバランスをとる

履歴書に空白が多ければ、どうしても手を抜いた印象になります。反対にぎっしり書き込むのも、読み手に負担を与えやすいです。大切なのは文字量のバランスです。多すぎず、少なすぎず、読み手にとって読みやすい履歴書を書くように心がけましょう。

どうしても書きたいことやアピールしたいポイントがあれば、履歴書ではなく、職務経歴書を作成するようにしましょう。

途中でボールペンを変えない

途中でボールペンを変えて、文字の太さや濃さに変化をつけないようにしましょう。変化がついてしまうと、採用側に雑な印象を与えてしまうことになりかねません。ペンは最後まで同じペンを使って文字の太さを変えないようにしましょう。

納得いくまで下書きする

できれば、履歴書を2通用意して、徹底的に下書きすることを勧めます。下書きは鉛筆やシャーペンで構わないので、何度も声に出して読み返し、おかしいところは書き直しましょう。「これで完璧」と自分で思えるところまで修正し、納得することが大切です。

看護師の履歴書の選び方

ひとえに履歴書といっても、市販の履歴書にはさまざまな種類のものがあります。自由記入スペースが多いものや転職者向けのもの、自己紹介書付きのものなど、履歴書一つとっても、どれを選んでいいか迷ってしまいます。

JIS規格の履歴書を選ぶ

どの履歴書を選んでいいか迷ったときは、JIS規格の履歴書をお勧めします。履歴書はあなたの基本データを書くためのものですので、履歴書の中でも一番ベーシックな書式であるJIS規格のものを選ぶのが無難です。

ちなみに、どのような履歴書を選んだかによって、選考が大きく左右されることはまずありません。

郵送する場合は、履歴書は市販のものを購入する

今は履歴書をインターネットでもダウンロードできます。もし希望する病院がwebから応募するようになっていたら、こちらに直接入力して送信するとよいでしょう。

一方で、郵送が必要な場合は、市販の履歴書を購入して使うようにしましょう。webからダウンロードできる履歴書のサイズはA4(開くとA3)のものと、B5(開くとB4)のものがあります。

履歴書のサイズは病院から指定がなければ、A4でもB5でもどちらでもかまいません。ただし、ダウンロードしてしまうと、コピー用紙を使用することになります。

コピー用紙は市販の履歴書よりも紙の質が悪く、薄いことが多いです。せっかく手書きで丁寧に書くのですから、上質で厚みのある市販の履歴書を使う方が無難です。

ちなみに、市販の履歴書を郵送する場合に気を付けておきたいことがあります。それは封筒の大きさです。

市販の履歴書には、応募書類を三つ折りにして入れられる長封筒が付いていることがあります。しかし、応募書類を折り曲げることはマナー違反に当たります。折らなくて済む大きさの封筒にいれて郵送するようにしましょう。

空白はあまり作らないようスペースを工夫する

JIS規格の履歴書は「学歴・職歴」の欄が多くとられているため、スペースの工夫が大切です。30代で過去に2~3回転職を経験した看護師であるなら、JIS規格の履歴書がちょうどいいくらいのスペースになります。

一方で第二新卒(社会人として就職したが、1~3年など短い期間で転職する人)の経歴だと、空白が目立ちやすくなってしまう傾向にあります。

そのときは、「〇〇看護大学卒業」の下の欄に卒業論文のテーマを入れたり、職歴に前の病院の看護内容を簡単に添えたりするとよいでしょう。

反対に転職回数の多い人は最終学歴だけを入れて、学歴を少なめにし、職歴やその内容に重点を置くように心がけましょう。履歴書1枚に対して、1分前後で読める文章量を目安にするとよいでしょう。

印象を左右する大切なポイント

履歴書はささいな点が大切となります。基本は「丁寧に、心を込めて」です。

「字が下手」は印象にマイナス?

履歴書をパッと見たとき、字がうまい人はもちろん心象が良く、セールスポイントとなります。しかし、あなたの字が下手だからといって、卑下することはありません。

下手でも心を込めて書いた文字とそうでない文字は一目瞭然です。「心を込めている」と感じる文字の書き方としては、小さすぎず、罫線からはみ出ず、一文字ずつ画数を数えながら書いていくのがコツです。

そして、字が下手でも必ず自分が書くようにしましょう。当然のことですが、誰かに代筆を頼んではいけません。これは虚偽になりかねません。

最近では電子カルテを導入する病院が増えています。そのため、実際の看護の仕事で手書きを必要とする場面は少なく、採用者側も字の上手い下手で採用を判断するわけではありません。そうではなく、字を丁寧に書くかどうかのほうが大切です。

使いまわしをしない

複数の病院に履歴書を提出するとしても、必ず一病院につき一つずつ履歴書を書くことが大切です。履歴書は基本データで丁寧に書いてあるとしても、志望理由や自己PRがその病院に合わないものであれば、求人を出している採用者側に履歴書を使いまわしていることを見抜かれてしまう可能性が高くなってしまいます

それでは採用する病院に良い印象を与えません。「履歴書は一病院につき一枚」という原則を守ることが大切です。

転職会社を利用する

もし履歴書作成に自信がない場合は、看護師転職会社を活用することを検討してみましょう。一度下書きした履歴書をコンサルタントに確認してもらうのです。

コンサルタントにアドバイスをもらうと、自分のことを客観的に見ることができ、スムーズに履歴書を書き進められます。

さらに履歴書とともに、コンサルタントが希望先の病院にあなたの「推薦コメント」を添えて、紹介先の病院に「あなた」という人間を売り込みます。このときのコメントは履歴書とともに選考結果に大きな影響を与えます。

もし、転職活動をしていて立ち往生したり、独りで不安なことがあったりしたら、転職会社のコンサルタントとともに転職活動を行うこともできるので覚えておくとよいでしょう。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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一つの職場で働き続けるという形態ではなく、3ヵ月や半年など一定期間だけ勤務する派遣看護師という方法も存在します。高時給を実現でき、人間関係のもつれがなく、「派遣が終わった後は長期の旅行に行く」など自由な働き方を実現できます。

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「今月は苦しいため、もう少し稼ぎたい」「好きなときだけ働きたい」など、こうしたときは高時給を実現できる単発・スポットバイトが適しています。健診やツアーナースなど、看護師ではさまざまな単発案件が存在します。

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