yajirusi

看護師であるなら、誰しも一度は「この病院でこれ以上働くのは無理かもしれない」と考えたことがあるのではないでしょうか。

あなたが「転職した方がいいのではないか」と思っている理由のひとつとして、いま働いている病院では仕事のチャンスが少なく、自分らしく働けていないと思っている人もいるでしょう。

そういう方は、もしかしたら転職活動をするよりも、今の職場に留まった方が後悔しなくてすむかもしれません。

私は、あなたの転職を引き留めたいわけではありません。転職をするベストなタイミングを知っていただきたいのです。後悔することなく転職し、新しい病院であなたらしく働いてほしいのです。

転職を思い立ったときは客観的に考えて判断したほうが、失敗や後悔が少なくなります。

ネガティブな発想をもっていないか

看護師の中には、ネガティブな考え方をしている人がいます。

例えば、「どうせ私なんてたいした看護師ではない」というのが口ぐせのいじけモードの看護師がいます。

こういう看護師は、「世の中は不公平にできている」「あの人は正看護師で、私は准看護師だから」「小さいころから私には目立った才能がない」「私は上司に嫌われている」など、仕事ができない理由をたくさん探しています。

自分自身を「たいしたことはない」と卑下してしまうことで、「仕事ができないのは当たり前であり、周りから認められないのは仕方ない」と自分を納得させ、楽な道に逃げてしまうのです。

もしかすると、あなたは大なり小なりそのようないじけモードになっていないでしょうか。

人間だれしも、落ち込むことはあります。たまには、つらい仕事やややこしい人間関係から逃げてしまいたくなることもあるでしょう。しかし、その状態を続けていても良いことはないです。

いじけモードの人にはチャンスは訪れません。さらに、こういう人からは人生を支え導いてくれるキーパーソンが離れていきます。ネガティブな発想をする人に人生を変えるアドバイスをしても、「どうせ私なんか」と反論されて、聞く耳を持たないからです。

公平という意味をはき違えている

そもそも、公平という言葉はどういう意味でしょうか。公平とは、誰にでもわけ隔てなくチャンスが与えられるという意味ではありません。公平とは、誰かに貢献した人がさらに与えられるチャンスのことを指します。何もしていない人にはチャンスは何もやってきません。

それに対して、病院や患者さんに日々貢献している看護師には、おのずとチャンスが訪れます。

例えば、ある看護師が「手術前の説明をする用紙の内容がわかりづらい。そのため、細かい生活上の注意点を患者さんが把握できていないことがある。これでは手術を行う際に、注意点である中止薬を服用し続けていたなどの問題が発生してしまうのではないか」と気付いたとします。

そこでその看護師は、この病院にはいままで採用されていなかったクリニカルパス(手術や検査を時間軸に沿ってまとめた治療計画書)を作り、患者さんや患者さんのご家族の誰がみても分かるように、細かい生活上の注意点をまとめました。

その用紙のおかげで、患者さんはいつ何をどのように注意しなければならないか時系列に沿って把握することができるようになりました。さらには病院側にとっては、手術前におこなった説明に抜けがないという証拠になり、「説明した、説明してない」など後々に起こる恐れのあるトラブルを回避できるようになりました。

このように、この看護師は気づいた問題点を会議で発言するだけでにとどめず、具体的にクリニカルパスという形を作りました。この看護師は「病院の問題点に気づき、自ら改善する才能がある」と周りから認められ、さらに別の仕事を任せられるチャンスへつながっていくのです。

いまあなたがいるポジションで周囲の期待に応え続けていると、連鎖的に新しいチャンスが寄ってきます。

ただ、いじけモードになった看護師に寄ってくるのは、新しいチャンスではなく、同じネガティブな発想をもった看護師たちです。こういう人たちはお互いに引き寄せられ、嫉妬、ねたみ、愚痴ばかりをこぼして憂さを晴らします。

愚痴ばかりこぼしている看護師に仕事を与えても、さらに愚痴をこぼすのがわかっています。そのため、できるだけ仕事を快く引き受けてくれる他の看護師に仕事が流れていきます。

また、ネガティブな発想をもつ看護師は、もしチャンスが訪れていたとしても、そのチャンスが視界には入ってこないので気づくことはありません。

仕事を与えられたら感謝するべき

同じ病院の職場でも周りを見渡せば、いつも楽しそうに仕事をしている看護師がいます。そういう人は自分の存在を病院の中で作り、病院や患者さんに貢献している人です。もしこの看護師が辞めると、この看護師の代わりは見つからず周りに惜しまれるでしょう。そういう人は辞めた後もだれからも応援してもらえる可能性が高いです。

現状の不満ばかりを理由に転職したとしても上手くはいきません。いじけモードのままで転職しても状況はあまり変わらないでしょう。

冷静に考えてみてください。いまの仕事に不平不満ばかりをもった人が、転職したとたん急に運が良くなることはありえるでしょうか。そうではなく、同じような状況に陥ってしまう可能性が高いです。

その結果、転職して新たな職場で働くようになったにも関わらず、結局のところ愚痴や不満ばかりを見つけ、転職に失敗したり後悔したりするようになります。

まずは、いまの職場で周りを見渡して、仕事のアンテナをはってみましょう。病院の看護をよりよく改善するためのチャンスが転がっているはずです。

周りや環境を変えようとするのではなく、最初に自分の考え方を変えなければいけません。そこで仕事を与えられたら感謝をし、あなたができることを精一杯やってみましょう。これが、ネガティブな発想から抜け出せるきっかけになるかもしれません。

いまの病院でもう一歩踏み出してみる

考えるべきことは、「いまの病院で、あなたはできる限りのことをしているのか」ということです。転職を考えるのであれば、一度立ち止まって、上記のことを考えてみるとよいでしょう。

考え方を変えれば、もしかすると転職をしなくてすむかもしれません。自分の考え方を変えることによって、結果として人間関係や職場環境が良くなっていくのです。

ときには逃げることも大切

しかし、あなたがどこまでも頑張ったとしても、まったく理解しようとしない病院や上司が存在するのも確かです。自分の地位や名誉、体裁を守ることに必死で、部下が心身ともに傷ついていても見向きもしない人たちがいます。

私はこれまで、「いまあなたがいるポジションでできる限りのことをやってみよう」と伝えてきました。ただ、これは「ストレスで倒れるまで頑張れ」という意味ではありません。あなたが現状をどう改善していこうとしてもダメな場合も存在します。

「もうこれ以上頑張ることができない、限界かもしれない」と思ったら、そのような現状からは見切りをつけて逃げることも大切です。

あなた自身が仕事のストレスで壊れて心身共に疲弊してしまったら、何の意味もなくなります。看護師が元気でないと、病気の患者さんに最善の看護を行うことはできません。

つらい経験もプラスに変える

ただ、過酷な労働環境や人間関係だったとしても、精一杯頑張ってきた人であれば「あのときの経験はつらかったけれど、もっと他人の気持ちが分かるようになった」と前向きに考えられるようになります。

また、頑張りや改善を上司に認められなかったとしても、「職場の同僚とのつながりが深くなり、同僚は私の働きを感謝してくれていた」など、あなたが置かれた過酷な状況をプラスに捉えることはできます。

さらに、ポジティブに自分の考え方や意識をもって働いた看護師であれば、良い職場の求人で採用してもらえる確率が格段に高まります

類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、ポジティブな考え方をしていると、前向きの考えである人が引き寄せられてきます。もし、採用側にポジティブな考えを持っている人がいると、あなたと「一緒に働きたい」と思う可能性が高いでしょう。

ポジティブな思考の人であるほど、同じポジティブな考えを持つ人と共感するのです。

私も看護師として働き始めてから、いじめや陰口や悪口など人間関係で落ち込んだ時期があります。しかし、その経験は無駄ではなかったと思います。

この経験があるからこそ、人の気持ちを汲み、誰の陰口や悪口も決して言わないようにしています。もちろん、愚痴もいいません。愚痴をいうと、自分の置かれた状況がみじめに思えてしまい、居心地が悪くなってしまうからです。どんなことが起こっても、前向きにやっていこうと私は決めています。

このような考えを持っていたおかげで私は、病院改革に熱心に取り組んでいる医師と出会い、転職することができました。その医師のもとには、前向きに仕事をしている看護師が集まっています。

愚痴をこぼさず看護を改善させる方法を試してきた人であれば、転職後も新たな職場でチャレンジし続けることができます。その結果、転職を後悔しないですむ可能性が高くなります。

ポジティブにあなたができることをやっていると、患者さんや同僚の笑顔を見ることができ、あなたの看護力を高めるチャンスにも気づけるようになってきます。

私たちは、「ご飯を食べるため、生活をするためだけに看護師をしている」のではありません。看護をすることによって患者さんを支えて感謝され、結果として笑顔を増やすなど、自分がこの世に生きた証を残すために仕事をしているのです

あなたの看護は、あなたが生きた証をしっかり残せているでしょうか。

あなたにはあなたらしく看護を行ってもらいたいと思います。いまの現状を嘆き、愚痴をこぼすのではなく、あなたができることから少しずつ前向きに取り組んでいくことが大切です。

自らの意識を変えることが、看護師の転職で失敗や後悔しないためのコツです。あなたの中の意識を変革させ、感謝して仕事をしてみましょう。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

注目の人気記事

・転職サイトを活用した看護師転職の体験談

看護師として活動するうえで、私自身も転職活動をしたことがあります。このときは転職サイト(転職エージェント)を利用したため、そのときの実体験や方法を踏まえ、失敗しない転職について紹介します。

管理人による転職体験記

・転職エージェントを活用し、看護師転職で成功する

看護師の転職で失敗しない方法として、必ず意識すべきことの一つに「転職サイト(転職エージェント)を活用する」ことがあります。年収交渉や勤務条件を含めすべて代行してくれるからです。そこで、具体的にどのように活用すればいいのかを確認していきます。

転職サイトの活用法

・看護師転職サイトのお勧めランキング

看護師の転職サイトはそれぞれ特徴があります。「対応地域が限定されている」「取り扱う仕事内容に特徴がある」「非常勤(パート)に対応していない」などサイトごとの特性を理解したうえで活用すれば、転職での失敗を防げます。

お勧め転職サイトランキング

新たな看護師の働き方

・美容クリニック・美容皮膚科への転職

夜勤なしで高年収を実現できる求人として、美容クリニック・美容皮膚科があります。死と隣り合わせの職場ではなく、患者さんを美しくする手伝いを行うのが美容クリニックです。

美容クリニックへ転職する

・派遣看護師で高時給・好待遇を狙う

一つの職場で働き続けるという形態ではなく、3ヵ月や半年など一定期間だけ勤務する派遣看護師という方法も存在します。高時給を実現でき、人間関係のもつれがなく、「派遣が終わった後は長期の旅行に行く」など自由な働き方を実現できます。

派遣看護師で働く

・単発・日払いの高時給求人を探すには

「今月は苦しいため、もう少し稼ぎたい」「好きなときだけ働きたい」など、こうしたときは高時給を実現できる単発・スポットバイトが適しています。健診やツアーナースなど、看護師ではさまざまな単発案件が存在します。

単発・スポットバイトで働く