「私は今の職場で本当に満足しているんだろうか」「後悔しないように人生を歩みたいけれど、現実は叶わない」「仕事に行く前日が辛くて仕方ない」「夜勤のある生活に体力的な限界を感じている」、あなたは仕事に対して、このようなモヤモヤを感じていないでしょうか。

私はいままで派遣看護師を含めて4つの看護の職場を経験してきましたが、そこで出会った看護師のほとんどは、上記のような悩みを抱えていました。これらの看護師たちは今の仕事に対して何か疑問を感じてはいるものの、日々の業務に追われたり、現状を変えることに迷いが生じたりするため、なかなか行動に移せないでいます。

仮に「自分の天職を見つけたい」という自分の本音に正面から向き合うことができないまま転職してしまったら、また同じような職場で同じような悩みを抱えてしまう可能性が高くなってしまうでしょう。

そのため「自分が望んでいること、好きなことは一体何であるのか」をしっかり考え、そして「やりがい」が得られない今の職場と適切なタイミングで縁を切れるように状況を変えていくことが大切です。

今の仕事を安易に辞めることはおススメしませんが、自分の人生を充実させるために仕事を辞めるのは悪いことではありません。今回の記事が「自分の天職を見つけ、充実した人生を送る」ためのきっかけの一つになればと思います。

あなたの天職とは?

では、まず始めに、「自分の天職とは何か」について考えてもらいたいと思います。

あなたは天職に就いていますか

天職とは、英語では「a calling:神からの呼びかけ、啓示」とされています。心の底からその仕事がしたくて、考えるだけでワクワクするような気持ちになれる仕事のことを天職といいます。

あなたはどのような理由で今看護師をしているのでしょうか。「お金のため」「世間体のため」「生活していくため」といった意見がほとんどでしょう。反対に「看護師をしていること自体が幸せであるため」と答える人はどのくらい存在するのでしょうか。

例えば、新卒の頃に思い描いていた「理想の看護師像」を思い出してみると良いでしょう。今は「理想とは離れ、看護師を生活のために仕方なく行っている」という人が多いのではないでしょうか。しかし本来、仕事とは「あなた自身が幸せになるための手段」であるはずです。

人生の大半は仕事に費やされます。「仕事にやりがいをもてないまま何十年も自分を押し殺して生きていく」ことが当たり前だとすると、生きていくことに希望がもてなくなります。そうなると、人は心を病んでしまうことになるのです。

もしあなたが「今後、この職場で働き続けていても、幸せになるとは到底思えない」と思った場合は、現状を変えてみたり、転職を考えてみたりしてもいいかもしれません。

自分に与えられた限りある時間を犠牲にして我慢の仕事を続けていても、今後充実した人生が送れることはありえないでしょう。今の職場に対して、不平不満が山のように出続けているようであれば、それは転職への合図かもしれません。

天職の探し方

ひと言で天職といっても、どのような仕事なのでしょうか。ここでは、天職の探し方についてお話しします。

まず、あなたに質問です。あなたが仕事をする上で「充実しているな、幸せだな」と思う条件には、いったいどのようなものがあるでしょうか。

「好待遇」「高給与」「有給消化率の高さ」「人間関係の良さ」「肩書」「残業の少なさ」などを挙げる人もいるでしょう。確かにこれらは転職において好条件の求人となります。あなたが行った労働に対して、高評価をもらい給与が多いほうが良いですし、合わない人と働くよりは尊敬できる人と一緒に働くほうが楽しいです。

しかし、高給与で福利厚生が充実、肩書があり、尊敬できる人と一緒に働いて、家に早く帰ることが、あなたにとって充実している人生なのでしょうか。

充実した人生とは、実は「やりがいをもった仕事に就くこと」にほかなりません。

私自身、突き詰めて考えれば、看護師になったのは「生活のため」というより、どちらかといえば「やりがいのある仕事に就きたかったから」という理由が大きいです。

しかし看護師となり新卒で勤め始めた病院は10ケ月で、次に勤めた眼科クリニックでは半年で辞めることになってしまいました。どちらも辞めた理由は異なりますが、結局のところ「この仕事にはやりがいを感じることができず、充実した人生が送れない」と判断したからです。

「毎日毎日やりがいのない仕事をミスなくこなす努力をする、友人に会えば職場の不平不満、愚痴を口にする、心に余裕がないため家族にも優しく出来ない、この繰り返しが定年まで続くとしたら…私の人生は何だったのであろうか」と後悔したのです。

紆余曲折を経て、今ようやく看護師として満足のいく魅力的な職場で働くことができています。また、自分のこれまでの経験を活かしてライターという仕事にもやりがいを感じています。

私は、昼間は看護師として仕事をして、夜や休日はライターとして記事を書いてきます。また、空いた時間は認定看護師の勉強をしたり、幅広い知識を取得するために読書をしたりするという生活を率先して実行できています。バッグには常に5冊以上の関連書籍が入っており、空き時間さえあえば、つねに本を読み漁っています。

傍からみれば「変わり者」といわれてしまうこともありますが、私はこの生活を苦に思ったことはありません。やはり看護師という職業にもライターという職業にも「やりがいを感じているから」だといえるでしょう。

看護師として「身に付いた看護の知識を患者さんのために役立てられる」とき、ライターとして「思うような転職ができず悩んでいる看護師がこのサイトを参考にして天職を得ることができた」ときなど、私には自分の看護の仕事にもライターの仕事にも「心からやりがいを感じる瞬間」があるのです。

あなたが好きなことを仕事にする

好きなことを仕事にすることは大切なことです。しかし、「好きなことを仕事にするなんて、もっての他だ。仕事をしてお金儲けをすることは楽なことではない、そのような考え方ではどのような仕事も続かない」と怒る人もいるでしょう。

けれど、好きなことを仕事にして、やりがいを得ることができたのであれば、仕事はどのような娯楽よりも面白く、刺激的なものであるのです。「ショッピングをしたり、スマホを眺めたりするより、仕事をしていたい」と、そのように考えている人が私を含め実際に存在するのです。

では、あなたにとっての天職とは何でしょうか。まだ子どもだったころ、学生だったころを思い出してみてください。努力しているという感覚が無く、何時間も集中していて没頭している状態になったことはないでしょうか。そのような、あなたが楽しく続けることができたことが天職といえるのです。

このように意識することなく何時間も没頭して一つのことをやっている状態を、心理学者チクセントミハイは「フロー体験」と名付けました。天職に巡り合えば、このワクワクするようなフロー体験を多く経験することになります。これはすごく楽しいことではないでしょうか。

もちろん仕事ですので、ときには辛いことや大変なことも出てきます。しかし自分に合わない仕事を嫌々するよりも、自分の興味のある仕事に積極的に携わりスキルアップを果たすことができれば、その仕事はさらに面白くなり、より多くのフロー体験が実現可能となってくるのです。

人と自分を比べない人生のほうが幸せ

私たちは、小さいころから「私は偏差値がこのくらいだ。これは全国レベルでいうと、この辺りになる」「Aちゃんは一流企業に勤めているらしいよ。私は…」などと競争社会の中で生きてきました。

競争するということは、自分と他人を比較することに他なりません。そのため特に日本人は、無意識のうちに他人と自分を比べる習慣が身に付いているように思います。

心理学では、「周囲から変に思われている人のほうが、幸福度が高い」というデータがあります。

極端な例を挙げてみましょう。金髪に髪を染めた高齢の女性がミニスカートをはいて道を闊歩しているのを見かけたとします。多くの人がその異色な恰好に一瞬目が釘付けになり、「あの人の人生、大丈夫かな」と思ってしまいがちです。

しかし、そのような人は「他人にどう思われようと、自分の人生を好きなように自由奔放に生きている」ことに他なりません。「自分のなりたい恰好をする」ことを重視しており、他人や社会の一般に正しいと思われている常識や人目を気にしていません。他人と自分を比べず、人目を気にしないのであれば、人生の大半の悩みは消えてしまいます。

あなたが転職しようとするとき、または本当にやりたいことを見つけようとするとき、あなたは一般的な常識の道から外れてしまうことになります。誰かに相談しても「そんな理想的な職場は存在しない」「いつまでも夢ばかり追いかけていないで今の仕事で妥協すべきだ」といわれてしまうのが関の山です。

そのような反対を押し切ったにも関わらず、天職と思っていたことで失敗してしまったとします。そうなれば、他人から「格好悪い」「忠告を聞かなかった」「だから言ったのに」と思われる恐怖が待ち構えています。この恐怖があるからこそ、好きなことや天職に就くことを諦めてしまう人が大変多いのです。

しかし、そこを乗り越え一歩を踏み出さないと、あなたの天職が見つかることは決してありません。「人にどう思われようと、これは私の人生だ。気にしない」と決心をして初めて、自分のやりたいこと、達成してみたい天職が見えてきます。他人の目を気にせず、「自分の生き方」に合った仕事を選ぶようにしてみましょう。

あなたの好きなことは何ですか

では、あなたは「何時間も没頭できること、好きなことは何か」について、すぐに答えることができるでしょうか。実は、好きなこととは誰しももっているのですが、それに気づかないふりをしていることがほとんどなのです。

好きなことを仕事にするには、それなりの努力とリスクが伴います。転職をしなければならないことも出てくるでしょう。好きなことを実現するには、資格取得が必須だったり、大学に入り直さなければならなかったりといったことも出てくるでしょう。

今までの自分の人生で天職を追いかけてこなかった人が急にその努力とリスクを負うのは、不安で苦痛なものです。しかし、なによりも「好きなことがあるのに、それを追いかけようとしない自分」を認め、現状に妥協して生きていくことのほうが、より多くの苦痛を伴います。

もともと人間には、自分にとって都合の悪いリスクや努力に関しては見て見ぬふりをする「無意識の防衛機制」が働くことがあります。

これは年を取ればとるほど、自分の好きなことから目を背け、「このことは好きではなかった」と自分に言い聞かせやすくなります。しかし、いまの自分はこれからの自分の人生のなかで一番若く、現状を打破するために動けるときともいえるのです。

たとえ自分の好きなことから目を背け続けたとしても、死ぬまで「本当にこれでいいのか」という問いに対して「仕方がない」と自分自身に言い訳をし続けなければならないのです。

「あなたが好きなこと、興味をもっていること」はいつでも、どこでもあなたのそばにあります。まずはそのことに気づくことが大切です。

好きなことに気づく簡単な方法

ではあなたが心の奥底に封印している「好きなこと」をどうやって見つけ出せばいいのでしょうか。

ここでは心理学でとっておきの方法、「ミラクルクエスチョン」を出してみたいと思います。たった一つの簡単な質問で、「あなたの好きなこと」に気づくことが可能になります。

ではこのミラクルクエスチョンを提示してみたいと思います。

「今晩、あなたの枕元に神様が現われて、『今後どのような仕事に就いたとしても、必ず大成功をする』と約束してくれたら、あなたはどのような仕事を選びますか」

多くの人が、小さいころに憧れていた仕事や、一度はやってみれたらいいなと思っていた仕事を、思い浮かべたのではないでしょうか。しかし、その仕事は就くのが難しかったり、大変な努力を必要とする仕事だったりすることでしょう。

簡単な仕事であれば、わざわざ神様の力を借りなくても、自分自身で実現できるからです。

誰しも人間である限り、「自分の天性の才能を活かして、もっと自分らしく働きたい」と思う反面、「今の安定した生活のなかで、リスクを負わず、今まで通りダラダラと過ごしていきたい」と思うのは、素直な心といってもいいでしょう。

そのため、できるだけ簡単に叶う目標ばかりに目を向け、リスクや努力を伴う困難なことは無意識に封印してしまいがちになるのです。

このミラクルクエスチョンにより、あなたが無意識で封印していた「あなたの夢中になれること」「好きなこと」を思い出す良いきっかけになったのではないでしょうか。

あなたが今日からできる好きなことを実現していく方法

さらにこのミラクルクエスチョンを落とし込んで具体的にしていきましょう。「今日からあなた自身が行動しなければならないことは何であるのか」を具体的に知れば、「最初の一歩をどのように踏み出せばよいのか」が分かります。

あなたは好きなことを見つけました。もちろん神様に大成功が約束されています。では次に、「あなたは好きなことを実現するために、どのような行動をとるべきでしょうか」、具体的に考えてみましょう。

例えば、ベビーマッサージで独立開業を実現したい人であれば、「まずはベビーマッサージの資格取得を行おう。資格取得のためにはどのような段階を踏んでいけばいいのだろう。あ、ベビーマッサージの無料セミナーが開催される。申し込んでみよう」となります。

専門分野をさらに深めるため認定看護師の免許を取ろうとしたい人であれば、「認定看護師の資格取得に関して、もっと積極的に取り組んでくれる職場に転職しないといけない」と思うこともあるでしょう。

訪問看護ステーションを開設したい人であれば、「まずは評判の良い訪問看護ステーションを回って、どのようなステーションが利用者さんに喜ばれているのか知ろう。そのためには派遣看護師に転職して、訪問看護ステーションを点々と周り、人脈を作っていこう」と考えることもあります。

中には看護師とは全く別の道でウェブデザイナーになりたいという人もいるでしょう。「サイトを検索していたら、近々、ウェブデザイナーの勉強会が開かれることを知った。とりあえず申し込んで、ウェブデザイナーになるにはどうしたらいいのか調べてみよう」などと一歩を踏み出すことができます。

おしゃれなカフェを開店させてみたい人であれば「おしゃれなカフェをいろいろ回って、どのようなカフェがお客さまのリピート率がいいのか詳しく知ろう。カフェでも看護師免許をどうにか生かすことはできないかな。そのようなカフェを調べてみよう」といった新たな発想が生まれてくることもあるでしょう。

ここでちょっと立ち止まって考えてほしいのです。神様に大成功が約束されている「あなたの好きなこと」は、本当に神様の力が必要なのでしょうか。もしかすると、誰もが行える小さな努力の積み重ねによって成功するのではないでしょうか。

あなたが今心に思い描いた具体的な行動をコツコツ行っていけば、神様の力を借りなくても、成功していくのです。

あなたの成しえた行動で夢が叶ったときの喜びと、あなたの仕事で誰かが喜んでくれたときの姿を想像することが出来たら、毎日の積み重ねの努力はできるはずです。いまの一歩はとても小さなものかもしれませんが、その一歩はあなたの天職に半分以上近づいていることに他なりません。

天職に一歩踏み出す勇気

天職の実現に向けて、それでも一歩を踏み出す勇気をもてないこともあります。そのような方に一歩踏み出す勇気についてお伝えしたいと思います。

勇気が出ないには、理由がある

なかなか天職に就きたいと思っても、勇気が出ないことがあります。

「幼いころから、やってみたかった。でもこれを仕事にするには、大変に違いない。勉強をするだけじゃなくて、資格取得のためのお金も必要となるだろう。しかもこの職業で食べていける人はわずかだと聞いた。もし失敗したら、お金だけじゃなくて、時間も無駄になる。ここまで迷うってことは、本当に好きなことではないのかもしれない」と不安をもつ人が、実際のところ大半でしょう。

好きなこととは、「すこし興味があるかも…」というちょっとした気持ちで構いません。「すこし興味があることをちょっとやってみて、楽しかったら、さらに続けてやっていく」ことで、自分の好きなことに対する気持ちを育てていけばいいのです。

それを最初から「絶対失敗してはいけない」という気持ちで行なっていては、何もできなくなって、自分のやる気もそがれていってしまいます。私自身もそうでした。

「ライターという仕事だけでは生活していけそうにない。やはり私には能力がないのだろうか。もしかするとこの仕事は私に向いていないのかもしれない」と迷ったこともあります。そう悩むたびに、感銘を受ける本を読み返して、ものを書くという作業を楽しむことを優先させました。

「自分の好きなことをしているという状況を楽しむ」ことが天職へとつながっていくのです。

天職をみつけるには、「ちょっと関心があるかも」「この分野はやっていて面白い」「こういったことで患者さんを笑顔にできるなんて自分は幸せ者だな」という小さな気持ちを大切に育てていけばいいのです。

「天職と思うなら、寝る間も惜しんで行い、泣き言なんて吐いたらダメ」と自分を厳しく制するのではなく、楽しむ気持ちで行なっていくことが大切です。大きな一歩を踏み出そうとするから、転がりそうで怖くて不安なのです。まずは、転がらない程度のほんの小さな一歩で構わないのです。

自然とやる気が起こることは少ない

「好きなことなんだから始めた瞬間からワクワクが止まらないで、自然とそのことが原動力となり、さらに自分を仕事へと突き動かすはずだ」と勘違いしている人がいます。

しかし、そのようなことはありません。人間には怠けたい心という弱い部分があります。心理学者のマズローも「成長への人間の本能は、強いというよりもむしろ弱いものである」と述べています。

私の場合もそうです。実際に「記事を書こう」と思っていても、「日中の看護師の仕事、先生は検査を山ほど入れるし、なにより患者さんが多かった…今日は心身ともに疲れたから、ちょっと息抜きが必要だ」と自分の中で言い訳をすることが時々あります。

このサイトの記事とも認定看護師とも何の関係もない「超ビジュアル!歴史人物伝 伊達政宗(小学生向けの漫画)」をダラダラと読み、気が付くと深夜になっていたことがありました。

人間はなかなか自分に厳しくすることができません。最初は続けられるかどうか分からない、すぐに挫折してしまいそうな気持ちでも構いません。無理をせず、自分のペースで時間をかけてゆっくりと「やる気」を育てていけばいいのです。

大切に育てていったやる気は、いつしか「みずから進んでやっていきたい」と思える大きな原動力に成長していくはずです。

あなたが好きなことをできないのは、自分自身が原因

あなたが好きなことに対して一歩を踏み出せないのは、環境や周囲が邪魔をするからでしょうか。いいえ、あなた自身が原因です。

人間は大人になると、いままでの失敗経験が邪魔をして「失敗するための多くの理由」を考えることが得意になります。「お金や時間がないからできない」「家族がいるからできない」「才能がないからできない」「仕事があるのに続けられない」「好きなことで本当に生活できるのは甘い考え」など、自分が好きなことをしようとしたら、自分自身のなかから反対の声が聞こえます。

しかし、自分の好きなことを見つけて仕事にしてきた人は、「毎日、自分にできることをしてきた人」です。あのイチロー選手もまた、「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところまで到達するただ一つの道」といっているのです。

あなたは自分自身の声に耳を傾けすぎてはいないでしょうか。本当に大切なのは、才能があるかどうかではなく、自分自身のネガティブな意見に耳を傾けすぎないことです。

なんでもいいので具体的に行動し始めることが大切です。そうすれば、自分自身のネガティブな声は徐々に聞こえなくなってきます。

やる気が起きない日でも1日5分は天職のための時間を費やす

私自身、どのように疲れた日でも、1日5分は天職ために時間を費やすようにしています。それは記事を書くといった大きな目標ではなく、「記事の内容を考える」「5分でいいから何かの看護の知識を獲得する」といった簡単な目標を設定しています。このくらいの目標であれば、何の苦痛もなく、続けることができるからです。

それを続けるうちに、少しずつ知識が増えたり、記事の内容が深くなったりするようになりました。だんだん「これも書きたい」「このような内容も必要だな」ということが思い浮かぶようになり、5分と決めていたのに、いつの間にか30分くらい経っていることもあり、仕事の面白さを実感できるようになりました。このころになってようやく「私は記事を書くことが好きなんだな」という自信につながっていきました。

小さなことを少しずつでもいいから積み重ねていくことで、だんだん面白くなり、自信に変わっていきます。自分自身の人生を変えるには、小さなことから少しずつ始めることが大切です。

天職で生きていく

小さなことでもいいので、少しずつ積み重ねていけば、いつしか大きな変化を生み出していくということをお話しました。そこで最後に天職で生きていくための考え方について述べたいと思います。

「失敗!大歓迎」という気持ちをもっておく

では天職で失敗をしてしまったら、それで人生が終わってしまうのでしょうか。そのようなことはありません。人間は、間違った信念をもっていると、その出来事に対して、間違った感情を抱いてしまうことがあります。

あなたの頭の中には天職で生きていくということを思いとどまらせることの一つとして、以下のような想定が成されているかもしれません。

天職で失敗する(できごと)→人生がダメになる(間違った信念)→最初から挑戦するのを諦めよう(現実にふさわしくない感情)

これは、なにかに挑戦して失敗するという経験が少ない人ほど、必要以上に失敗に対して恐れてしまうことが原因です。では実際に、天職に挑戦して失敗したとしても、それで人生がダメになってしまうということはあるのでしょうか。

中には失敗したことに対して、裏で喜んでいる友達もいるかもしれません。しかし、なにかに挑戦したことは人生の糧となり、あなたの経験値が上がります。失敗から学ぶことはたくさんあります。その後の人生が豊かになり、あなたを本当に支えたい人に出逢える可能性も高くなります。

失敗することは悪いことではありません。どっしりと構え、「失敗なんてどうってことない、大歓迎。ここから多くのことを学んでやろう」と思えることができれば、それは失敗では無くなります。

継続していくことが大切

失敗といって、有名な話にエジソンが思い浮かびます。子供の頃からよく聞いたお話なのではないでしょうか。

発明王エジソンは、電球を発明するために約2万回も失敗をしました。しかし、エジソンは記者に「私は1回も失敗したことはない。成功しない方法を数多く発見しただけなのだ」と答えたといいます。

さらに記者に「まだ成功していなかったら、今頃何をしているか」と尋ねられたところ、「成功するまで実験を続けているだろう」といいました。

大切なのは、失敗から学んで、継続していくことです。先ほどの伊達政宗にせよ、天下を統一した徳川家康にせよ、大河ドラマで有名になった井伊直虎(ほとんど史実が残っていませんが…)にせよ、過去の先人たちの成し遂げた偉業で「たった1度の挑戦で成功した」という話は存在しません。仮に一回で成功するような偉人がいたとしても、多くの人から共感は得られず、成功に孤独であるともいえるのです。

ほとんどの偉人は、苦渋の決断のなかで失敗と試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで自分の思い描いた未来へと導いていっているのです。どのような成功者も、必ず失敗を繰り返す過程を歩んでいるのです。

天職を成功させていくには、継続していくことがなによりも大切といってもよいでしょう。

人生の価値は他人に決められるものではない

世の中には、我慢して仕事をしている人が多くいるため、あなたのように「好きなことを仕事としている」と嫉妬心から、批判されることも多くあります。自分に自信をもてなくなることもあるでしょう。

そのようなときは「なぜ、天職を始めたのか」について自問自答してみてください。

「誰かの役に立ちたかったから」

「自分の好きなことだと思ったから」

「このままじゃ後悔すると考えたから」

「人生が豊かになると感じたから」

など十人いれば十色、いろいろな意見があるはずです。しかし天職を始めた理由は、「他人に認められたかったから」ではないはずです。「他人に認められたい」のであれば、いまの仕事を我慢して続けていることのほうが認められる確率は高いのです。

そうでなく、他人に認められなくても、尊敬されなくても、あなたが好きだと思うことを納得できるまで継続したらいいのです。それで、もし結果がダメだったとしても、悔いは残りません。

自分が納得できるところまで挑戦し続けた経験は、あなたの人生を充実させる自信になります。あなたが努力している姿は家族に周囲に良い影響を及ぼすでしょう。

人生に無駄はありません。人生を満足したものにするかどうかは、天職を見つけて成功したかどうかではなく、自分自身が納得できるまでやり続けたかどうかです。

自分の人生は自分のものです。他人による評価で決めてしまうことはありません。成功者とは、他人の目を気にせず、自分が納得するまで継続し続けた人のことをいいます。

何歳でも天職は見つけられる

「私は年齢がいっているから」といった理由で天職を見つけようとしない人もいます。しかし、最近日本で有名な世界的心理学者アドラーは、「人が変わるのに手遅れであるのは、その人が死ぬ1日か2日前だろう」といっています。

正確な日本地図を描いた伊能忠敬は50歳のときに、32歳の高橋至時の門下生となり天文・暦学を勉強し、17年にわたり日本全国を歩き測量を行い、日本地図を完成させました。

徳川家康が関ヶ原の戦いで勝利を収めたのが60歳で、江戸幕府を開いたのが62歳のときです。幼少期は織田家、今川家でずっと人質生活を送っていました。31歳のときに三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗北をきたしてしまい、命は助かったものの、恐怖のあまり馬の鞍に便を漏らしてしまった逸話もあるくらい失敗がつきものの偉人です。

ドイツの考古学者シュリーマンは、貧困のあまり、学業を断念した幼少期があります。その後、ビジネスで巨万の富を得ることに成功し、トロイヤ遺跡の発掘を行い始めたのは46歳のときです。

ケンタッキー・フライド・チキンで有名なカーネルサンダースが、このビジネスを手掛け始めたのは65歳のときです。

カップラーメンを開発した日清食品の創業者、安藤百福が「チキンラーメン」を商品化したのは48歳のときで、「カップラーメン」を開発したのは、61歳のときです。

そうなのです。今のあなたは何でも挑戦できるのです。

成功しようが、失敗しようが、自分を信じて納得がいくまで挑戦し続けることです。そのように生きていると、結果的にどのような人生になったとしても、あなたの胸を熱くするような宝物がたくさん築き上げられているとは思いませんか。

誰に何と言われようともあなた自身が「良い人生だった」と振り返ることができるのです。

天職で人生の成功者になる

天職を見つけるために、今すぐ転職する必要はありません。ただ、あなたにとって、いまの職場が天職を実現しやすい職場にあるのか、いま一つ振り返り、具体的に何をすればいいのか考え直してもらいたいと思います。

あなたの夢を実現するために、日々の業務に押しつぶされて、妥協して生活しているだけでは人生に何も変化は訪れません。自分の好きなことを認め、好きなことを仕事にするために、一歩踏み出す勇気をもってもらい、それを続けていってみてください。

人生は充実したものに変わり、あなたは生きることへの大きな力を得ることになるのです。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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夜勤なしで高年収を実現できる求人として、美容クリニック・美容皮膚科があります。死と隣り合わせの職場ではなく、患者さんを美しくする手伝いを行うのが美容クリニックです。

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「今月は苦しいため、もう少し稼ぎたい」「好きなときだけ働きたい」など、こうしたときは高時給を実現できる単発・スポットバイトが適しています。健診やツアーナースなど、看護師ではさまざまな単発案件が存在します。

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