透析を扱う職場に転職したい看護師が知っておく成功ポイントとは

転職・求人の基本

透析を扱う職場は、「夜勤が無い」「給料が良い」「体力仕事が無い」といったイメージがあり、ブランクのある看護師やママさんナースにとって人気のある職場です。

しかし、「実際に透析を扱う仕事とはどのような内容なのか」について、具体的に分からない人も多いのではないでしょうか。

魅力や良いイメージしか知らず、デメリットや注意点を把握していないまま透析室に入職してしまった場合、「やはり自分には合わなかった」と思っても「時すでに遅し」です。後悔しても、すぐに転職するわけにはいかないことも多く、今後数年は自分に合わない職場で我慢して働くしかなくなってしまいます。

そこで今回は透析を扱う職場に転職を考えている人に向けて、「転職前に知っておくべきポイント」について詳しくお話ししていきたいと思います。

人工透析とは

まずは人工透析についておさらいしておきましょう。

人工透析とは

人工透析とは、病気、怪我、先天性疾患などが原因で腎臓機能が低下し、排出されない毒素や老廃物が血液中に蓄積されていく状況を回避する治療法です。

透析は一度行い始めると、生涯続けなくてはならない治療法です。多くの透析患者さんが長期に渡り、通院しています。

透析を受けなければ、患者さんはすぐに尿毒症になってしまいます。しかし反対に透析を受け続ければ、何十年も問題なく生活することが可能です。

尿毒症になると、命に直結します。まさに「生と死」の間で患者さんは生をつなぎとめるために透析を受けにきているのです。

人工透析は大体週に3回(1回あたり3~4時間程度)行われ、予約日時に合わせて患者さんが来院します。「外来や入院で入れ替わり立ち代わり出合う患者さん」というよりも、「顔なじみの患者さん」で、「患者-看護師関係が特に大切になる現場」といえます。

透析の目的

人工透析療法の目的とは、①除水、②電解質バランスの是正、③尿毒症物質の除去の3つになります。透析を行うことによって、肺水腫や過剰水分による容量依存性高血圧の改善、高カリウム血症、代謝性アシドーシスの改善、尿毒症症状の改善が期待されています。

人工透析を必要としている患者数

糖尿病合併症として腎不全の患者さんは増え続けています。日本透析医学会によると人工透析を必要とする患者数は日本全国で32万人とされています。

同調査が1990年に行った際には、10万人あまりだった人工透析患者がわずか25年で3倍にも増加していることが分かります。この数は今後も増え続けていくことが予想されています。

透析を行う患者さんの原疾患

維持透析を受けている患者さんで多い原疾患は、糖尿病性腎症が最も多いとされています(44.2%)。次いで、慢性糸球体腎炎(20.4%)、腎硬化症(11.7%)となっています(2011年データによる)。

透析方法

透析方法には血液透析と腹膜透析があります。血液透析は日本で最も広く行われている治療法です。腹膜透析は全体の5%程度しか行われていません。ここでは血液透析について詳しくお話ししていきます。

血液成分を生理的状態にまで改善させ、身体の中に戻す方法が血液透析です。具体的には血液を体外に導き、ダイアライザー(透析液が入っている機器)内で半透膜を介して拡散とろ過を行い、血液と透析液間で物質交換を行う治療法です。

透析液は、慢性腎不全において除去すべき物質(カリウムなど)は低濃度に、補給すべき物質(カルシウム、炭酸水素など)は高濃度に含む組成となっています。

そのためこれらの物質を濃度の高いほうから低いほうへ移動させる「拡散の原理」により体液成分が改善される仕組みとなっています。また、体内に排出されず貯留した過剰な水分は、血液側と透析液側の圧力の差を利用し、除去することができます。

下記に血液透析と腹膜透析の相違点について簡単に記しておきます。

血液透析 腹膜透析
血液量・溶質濃度 大きく変動 ほぼ不変
タンパク質の喪失 少ない 多い
合併症 ・腎性貧血

・心血管疾患

・後天性腎嚢胞

・CKD-MBD(骨病変の総称)

・透析アミロイドーシス

・不均衡症候群

・低血圧

・不整脈

・筋けいれん など

・感染症(腹膜炎など)

・被嚢性腹膜硬化症 など

食事制限 厳しい 血液透析より穏やか
治療形態 通院 在宅
通院回数 週2~3回 月1~2回
所要時間 1回3~5時間前後 1回20~30分
透析を行う頻度 2~3回/週 3~5回/日
非適応例 心・循環器機能が悪い患者 広範な腹部手術歴がある患者

透析療法は腎機能を完全に代償するわけではありません。合併症として、CKD-MBD、透析アミドイローシス(手根管症候群)の発症、動脈硬化、皮膚掻痒症、細胞性免疫能の低下、萎縮腎の多発性嚢胞化、腎細胞がんの発生に注意しなければなりません。

透析を扱う看護師の仕事内容とは

高齢化が進んだ現在、糖尿病などの悪化から腎機能が低下してしまい、透析患者さんの数が増えてきています。

このような日本の状況下で、大きな総合病院ではなく個人が行うクリニックなどでも透析治療を行う医療機関が増えてきています。そのため透析を扱う看護師の需要も高くなっています。

そこで、「透析を扱う看護師の仕事内容とはいったいどのようなものなのか」について詳しく述べていきます。

透析を扱う看護師の主な5つの仕事内容

透析を扱う看護師には主に次の5つの仕事内容があります。

【透析を扱う看護師の5つの仕事内容】

1.患者さんへの生活指導

2.透析の準備(プライミング)と片付け

3.透析実施(穿刺・抜針・止血)

4.透析機器の操作

5.透析中の患者さんの観察

では、ひとつずつ確認していきます。

1.患者さんへの生活指導

看護師は、透析患者さんに残された腎臓機能を維持できように生活指導を行います。生活指導は、食事制限、水分制限、体重コントロールなどの指導内容を患者さんに強いることになります。

途中で嫌になり投げ出したくなる患者さんもいるでしょう。そのような時は、ご家族の協力が非常に大切になってきます。「不安に思っている患者さんやご家族に透析の必要性を丁寧に説明し、不安点・疑問点を解消してもらう」ことが治療に対する協力を得られる方法の一つとなります。

特に血液透析の場合は、厳しい水分摂取制限があります(15ml/kgDW/日以下)。食事指導(低塩分食、低カリウム、低リン)を徹底してもらい、体重管理の必要性を説明しなければなりません。特にカリウム制限があるため、生野菜の摂取にも制限があります。

また、多くの患者さんは腎臓機能低下以外にも他の慢性の疾患を抱えていることがあります。透析をする前に、いつもと異なり体調に変化がないかも確認することが大切です。

2.透析の準備(プライミング)と片付け

透析のプライミングとは、透析に必要な機器や薬剤を準備することです。

また、透析後には透析機器や透析に伴い必要な物品(血圧計など)を片付け、次に透析を行う患者さんのための準備を行います。

3.透析実施(穿刺・抜針・止血

透析を扱う看護師にとって一番重要であるのが、穿刺・抜針・止血となります。週に3回も透析を受ける患者さんであるからこそ、できるだけ苦痛を与えないで実施したい看護行為です。

通常採血などで使用する針とは異なり、透析の針は17~15Gと太いのが特徴です。そのため最初はうまくいかず失敗して、患者さんに苦痛を与えてしまうことがあると思います。そのようなときはお詫びをし、丁寧な対応をとるよう心がけましょう。

人間の心は常に変化していきます。たとえ始めの頃に穿刺に失敗して、患者さんから「あなたに対する苦手意識」をもたれてしまったとしても、あなたが真摯な態度を取り続けていれば、心の壁は取り払われていきます。

誰しも苦手意識をもちたくてもっているのではありません。できれば、そのようなマイナスの意識はもちたくないのが人間の本能です。そのため一つひとつの看護動作を丁寧に行っていけば、時間が解決してくれることが多いです。

また、患者さんは1週間に2~3回も同じ部位に穿刺します。そのため、シャント自体が摩耗してしまい、穿刺が難しくなってしまった方もいます。穿刺部位が悪ければ、シャントがつぶれてしまうこともあります。そうなると、ライフラインである透析ができなくなってしまう恐れもあるのです。

「私は注射には自信がある」といった方も、透析の際の穿刺には緊張し、苦労している人が多いようです。自分の技術にうぬぼれることなく、穿刺技術を磨いていく努力を続けましょう。

4.透析機器の操作

透析機器の操作ですが、一見すると難しいように捉えられがちです。しかし、基本的な操作方法をしっかり身に付けておけば、あまり問題はありません。

透析室に配属になって最初に指導を受け、身に付けられる技術が「透析機器の操作」となります。

「透析機器は日々、進歩している。新しい機器が導入されたら、最初から覚え直さないといけない」と考える方もいます。

しかし新しい透析機器が出たからといって、その度に買い替えるようなことはまずありません。しかも透析機器自体の形状や仕組みが全く異なるものになることはありません。

まずは今病院やクリニックで取り扱っている透析機器の基本的な操作を覚え、マニュアルに沿って仕事を正しく行うよう心がけると良いでしょう。

また透析装置の警報に、うまく対処できるか心配になる方もいるでしょう。しかし、よく発する警報はだいたい同じで、それぞれの対応については先輩看護師が教えてくれます。一通りの警報の意味と対処方法を理解すれば、警報はそれほど恐ろしいものではありません。

時々、装置のシステムからの警報やあまり耳にしない警報が発生する場合があります。そのようなときは、臨床工学技士を呼んで対応してもらうとよいので、心配はありません。

5.透析中の患者さんの観察

透析患者さんは、「透析を受けている間に体調が悪くなる可能性が高い」ことを念頭に置いておきましょう。機械によるモニタリングはもちろん、患者さん自身にも声掛けをしたり様子をみたりして、意識や体調に変化はないか、いつもと違うところはないか観察することが大切です。

患者さんによく起こる体調の変化として、血圧低下や足がつるといった症状が出ることがあります。これらは一時的な症状ですので、看護師のほうで冷静に対処すれば問題ないことがほとんどです。

しかし対処をしても容態が悪化するような場合ですと、医師に連絡をして透析を中断することもあります。

また、透析の導入期には、体液組成の急激な変化に体が対応できずに、頭痛や悪心・嘔吐などの症状が出現することがあります。これを不均衡症候群といいます。

さらに、糖尿病性腎症が原疾患で透析を行う患者さんは、高い確率で虚血性心疾患(無症候性心筋梗塞を含む)を合併することがあります。透析中に胸痛や胸部絞扼感を訴えるような場合は、早めの対処を心がけることが大切です。心電図モニターなどのモニタリングの違いなどを見逃さないようにしましょう。

ちなみに透析液には、ヘパリンなどが含有されています。そのため透析後は出血徴候がみられる可能性が高いため、充分な止血をすることが必要です。

問題なく透析が終了すれば、抜針して止血を行います。機器類を片付け、透析治療は終了となります。

透析室の看護師の一日のスケジュール

では、次に透析室で実際に看護師がどのような動きをするのか、下記に一日のスケジュールを追っていきたいと思います。

【透析室の看護師、一日のスケジュール】

8:00 クリニックに出勤する

8:15 業務を開始する 透析機器の準備を行う

8:30 患者さんの体重や血圧、状態を確認する 穿刺し、透析を開始する

脱血(体外に血液を導きだす)開始

10:00 バイタル確認を行う

10:30 バイタル確認を行う

12:00 患者さんのランチタイム 看護師が交代に休憩を取る

12:30 返血(体内に血液を戻す)開始

13:00 患者さん退出する 記録を行う 午後からの患者さんの準備を行う

午後からの患者さんの体重や血圧、状態を確認する 穿刺し、透析を開始する

脱血開始

15:30 バイタル確認を行う

16:00 バイタル確認を行う

17:00 返血開始

17:30 業務を終了する

透析の患者さんの観察の項でも書きましたが、患者さんは容態が変化しやすいため、細かい配慮と観察が大変重要となります。また患者さんにとっては、透析室が今後の人生で多くの時間を過ごさなければならない場所でもあります。

少しでも安心して心地よく過ごしてもらえるよう環境を整えるのも看護師の大切な役割の一つです。

透析を扱う看護師の生の声

では次に、実際に透析を扱う看護師にインタビューを行いまいした。現場の生の声を今後の職場探しの参考にしてもらえたらと思います。透析看護に携わって3年目の看護師Uさんです。

心臓病や他の慢性疾患を抱えながら透析を受けている患者さんがいて、現場は常に緊張感に包まれています。透析以外に、他の領域の看護知識も多分に必要となります。

健康状態も患者さんによって日々異なり、透析前と透析中、そして透析後の患者さん一人ひとりの状態を把握することがとても大切です。

私のクリニックでは、透析は午前の患者さんと午後の患者さんがいらっしゃり、休む暇がありません。透析後に薬の調整などをドクターに伝えるなど、毎日忙しく働いています。

また、透析室に配属になってから、「あそこはクセのある患者さんが多いでしょう」といわれることがあります。

しかし、どこの病棟にもクセのある患者さんは存在します。透析患者さんにこのような方が多いという訳ではないと思いますが、透析室という同じ部屋に3時間から4時間一緒にいなければなりません。

そのため、「この患者さん、苦手だな」と看護師が思うと患者さんのほうもそれに気づき、お互いに距離を置くようになってしまいます。

透析室に配属になった始めの頃は、1回穿刺に失敗したことがありました。すると「あなたにはもう針を刺してほしくない」と女性患者さんに言われて凹んだことがありました。病棟勤務のときは、患者さんとの関係が悪くなっても「退院」というゴールがあります。

しかし透析の場合は、患者さんとの関係が悪くなっても、ゴールはなく悪化した関係がずっと続きます。どのような状況にあったとしても、週に3回3~4時間その患者さんと顔を合わさなければなりません。

看護師の話を聞いてもらえるように、クセのある患者さんにも苦手意識をもたずに、できるだけ患者さんとの関係を良好に保つように心掛けています。

ときには患者さんに心無い言葉を吐かれることもありますが、それは「病気がそうさせているのだ」と思って、右から左に聞き流すようにしています。

患者さんの立場になって考えてみると、「たまには悪態でもつかないとやっていけない」ときもあります。「その悪態の対象が看護師で良かった」とも思います。もしストレスのはけ口がご家族に対してであれば、今後の協力を得るのが難しくなることも多いからです。

透析室は最初に大体のことを覚えてしまえば、あとはそれを適時に行えばよいのです。かといって、ルーティンワークになるかといえば、そういう訳ではありません。

患者さんとの関係性や専門的知識などは奥が深く、勉強すればするほど、いろいろなことが分かってきて面白くなっていきます。

患者さんの人生に寄り添って、サポートしていくやりがいを是非あなたにも味わってもらいたいと思います。

Uさんのように自分の置かれた状況を前向きに捉えられる看護師であれば、透析を扱う看護師に向いているといえるでしょう。

透析を扱う看護師のメリット・デメリットとは

では次に、透析を扱う看護師のメリット・デメリットに触れていきたいと思います。透析を扱う看護師の魅力と注意点を冷静に把握し、あなたの実現したいキャリアに近づけていくようにしましょう。

透析を扱う看護師のメリットとは

透析を扱う看護師には以下のようなメリットがあります。

・日勤しかない職場が多く、土日祝日に出勤しなくても良いため、家族との時間を合わせやすい

・急患が少ない

・透析看護という奥深い専門的な知識を深めていくことができる

・認定看護師などキャリアアップの方法が明確で、目標をもって仕事に取り組むことができる

・患者さんと良好な関係を築くことができれば、看護師としてのやりがいを感じることができる

他の領域の科では、どうしても肉体労働メインで夜勤も伴うハードな看護を行わなければなりません。しかし透析看護は肉体労働が少なく、「他の科のように働く上で困難を感じてしまうこと」が少ない職場だといえます。

さらに残業も少なく、休日も予定通りに取れる職場が多いのが特徴です。

ただし、総合病院といった大きな医療機関になりますと、残業も多く、夜勤に近い勤務体系も存在しますので、事前の確認が必要です。

「給与を少しでも多く稼ぎたい」とする場合は、残業代を支払ってくれる医療機関を選ぶようにしましょう。なかには、30分程度の残業だと残業代を支払ってくれないところもあります。事前の確認を怠らないようにしましょう。

透析を扱う看護師のデメリットとは

では一方で透析を扱う看護師のデメリットといえば、どのようなことなのでしょうか。以下の通りです。

・狭い透析室で人間関係のトラブルがあれば、逃げ場がない

・クセのある患者さんの対応が難しい

・入職時は機器の対応など覚えることが多い

・患者さんの生命に直結する仕事であるため、精神的な負担が大きい

・他の科の配属を希望しても、難しいとされている

透析室は一般的にはワンフロアしかありません。そのため他の看護師の言動が目につきやすく、患者さんや看護師同士の行動や会話が筒抜けです。

細かいことまで気にして注意してきたり、その場の雰囲気を壊してきたりするような先輩看護師や医師が存在すると、やや働きにくい職場になってしまう可能性があります。

また、患者さんとの距離も近いため、患者さんとの関わりには十分な配慮が必要です。新人看護師は知識もスキルも十分でないため、患者さんから辛辣な言葉を吐かれやすいです。

最初は患者さんとうまくコミュニケーションが取れなかったり、穿刺で嫌な思いをさせてしまったりして、ストレスを感じてしまうことも多いかもしれません。しかし、これは透析看護師をするのであれば、誰もが通ってきた道です。

「自分はまだまだだ」と思うのであれば、勉強を重ね、知識を深め、技術を磨いていくように心掛ければ良いことです。他の人の言動をあまり気にせず、「自分は自分」と芯をもって働ける人が向いています。

また、透析を扱う看護師は透析に対してはスペシャリストになりますが、他領域の医療行為はあまり必要としないため、一般的な看護スキルや技術がおろそかになってしまいがちです。

「透析室で長く働くと、将来的に病棟での勤務を希望しても実現が難しいかもしれない」と考えてしまうのです。これはオペ室や内視鏡を扱う看護師にもいえることです。

清拭やベッドへの移乗、医師の補助業務といった看護師ならではの業務から遠ざかるので、このような不安をもつのは当然のことでしょう。

「今は透析室を希望しているが将来は病棟に戻りたい」とする方の場合であれば、総合病院を希望するとよいでしょう。総合病院であれば定期的に部署異動をするため、「病棟に戻ることが簡単」といえます。

ただし、透析室よりも病棟勤務のほうがハードであるため、長年透析室に在籍している看護師であれば、異動を希望しない看護師のほうが多いようです。

透析を扱う看護師に向いているタイプ

そこで透析を扱う看護師に向いているタイプを下記にまとめてみました。

・コミュニケーションを上手にとれる方

・ひとりの患者さんの一生に寄り添い、ともに歩んでいくことに喜びを感じる方

・透析看護師としてキャリアアップしていきたい方

・「自分はこうあるべきだ」という芯のある方

・人の言動に流されない方

このような方ですと、透析を扱う看護師に向いているといえるでしょう。

透析を扱う看護師のキャリアアップの道

透析を扱う看護師がさらに専門性を深める資格として、慢性腎臓病療養指導看護師・透析看護認定看護師・透析技術認定士という3種類が存在します。それぞれの資格についてお話ししておきます。

慢性腎臓病療養指導看護師(DLN)

こちらの資格は、日本腎不全看護学会が行っている認定制度です。人工透析治療が必要となった患者さんとそのご家族に対して、専門的な知識と技術を有し、安全で安楽な環境を提供するためのものです。

・日本腎不全看護学会正会員歴が3年以上

・正看護師免許取得(看護実務経験が5年以上、うち慢性腎臓病看護領域実務経験が3年以上)

などの必要要件を満たし、さらに慢性腎臓病看護領域の実践報告を3例提出し、学術集会やセミナーに参加し30ポイント以上取得できていれば、こちらの受験資格が与えられます。

一見、難しそうな試験ですが、毎年の合格率は90%前後であるため、「私でも頑張ればできるかもしれない」と思える資格となっています。

下記に掲載した日本看護協会が行っている認定看護師のように、休職して教育課程で学ぶ必要がないため、仕事との両立も可能な資格となっています。

透析看護認定看護師

こちらは、日本看護協会が主催している透析看護認定看護師です。透析治療を安全で安楽に行えるための管理や、さらには長期療養におけるセルフケア支援などの知識と技術を有する看護師として認定されます。

認定資格取得のためには、「6ケ月、615時間の教育課程を修了しなければならない」というものです。透析看護の教育課程をもっているのは、東京都の1施設のみであるため、地方在住の人は取得が難しいのが難点です。

こちらの資格は認知度が高いですが、休職を余儀なくされるなど、職場の理解が必要不可欠となります。

透析技術認定士

こちらは、財団法人医療機器センターが主催する民間資格となります。上記の二つの資格と異なるポイントは、「正看護師でなくても臨床工学技士や准看護師でも資格取得ができる」という点です。

ある一定の透析実務経験を満たし、座学講習会かe-ラーニング講習会を修了しれば、受験資格が与えられます。上記の二つの資格より、ハードルが低いのが特徴です。

インターネット環境が整っていれば、どこでも透析の勉強ができるのもこの資格試験の良いところです。

透析を扱う看護師の給与や休暇取得状況は

では最後に、透析を扱う看護師の給料についてお話ししておきます。

透析看護師に給与は比較的高め

透析を扱う看護師の給与は、夜勤などを行なう看護師と比べるともちろん下がりますが、同じクリニックや総合病院の日勤だけをする看護師と比較すると、高めであるといえます。

理由として透析看護は、患者さんに透析の日時が指定され「病棟内のベッド」での透析となるため、病棟勤務扱いと同等になるからです。

また、透析手当が支給される医療機関もあります。感染リスクなどが考えられるためです。透析手当の相場は月に10,000~30,000円といったところです。中には50,000円を支給してくれる病院もあるようです。

さらに、これに加えて上記で紹介した資格を取得していれば、「資格手当」を支給してもらえることもあります。

透析看護師の休暇取得状況

透析を扱う職場の場合、患者さんは基本的に予約をしています。そのため、残業となることは少ないです。また先ほど紹介した透析看護室のUさんは、透析室に配属になってから「火曜・木曜・土曜は14時で帰れるから、体力的に随分楽になった」といっていました。

ただ、欠点としては、一般的なクリニックのようにお盆や年末年始も休診にはならず、通常通りの勤務となります。患者さんの透析を「年末だから」といって休むわけにはいかないからです。

また子どもが小さくて、夜勤が難しいような場合は「夜間透析」を行っていない医療施設を選ぶと良いでしょう。

透析を扱う看護で満足いく職場を見つけるには

このように透析を扱う職場に転職するには、さまざまなポイントがあります。もしうまく自分で探す自信がないなら、プロの転職コンサルタント(転職エージェント)に頼ったほうが、満足いく職場に出逢える可能性が高くなります。

給与交渉や、残業の有無、急な休みでも取得可能か、といった個人では聞きづらいことも、担当コンサルタントを通して教えてくれます。さらには、「どうしても穿刺が苦手」という人がいれば、医師が穿刺をする職場もあります。

このようにあなたに合った職場を効率よく見つけてくれるのが転職サイトともいえるのです。

看護師専用の転職サイトは日本で展開しているだけでも50社程度存在します。その中でも社会的に信頼でき、私も利用して大変満足した会社を紹介しているので、是非登録して相談だけでもしてみると良いでしょう。

きっと転職で不安を抱えているあなたにとって、心強い味方となってくれるはずです。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

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