「楽な職場に転職したい」と発言すると、他の看護師から「あぁ、この人は看護キャリアから脱落していくのか」と残念な顔で見られてしまうことがあります。

一般的に、3K(きつい・厳しい・帰れない、もしくは給料が安い)などと看護の仕事の過酷さが語られて随分時間が経ちますが、もはやそのことを当たり前だと受け入れている看護師が実に多いです。

しかし現実問題として、看護の仕事と家庭を両立させるのは困難を極めます。看護は命に係わる仕事の上、常に複数の仕事を抱え、立て続けに鳴り響くナースコール業務をこなしながら、山のような看護記録を書き、さらに看護研究や勉強会、委員会への出席、夜勤など、きりがありません。

「楽に働きたい」と思うことは決して悪いことではありません。ずっと「しんどい」「辞めたい」と思って仕事をするより、楽な職場に転職したほうが、自分の満足いく環境で、無理せず長く勤めることが可能だからです。

3Kの職場に長年勤め続けて苦労がたたり、看護師自体を時期尚早に辞めてしまうより、楽な職場でキャリアを積みあげ、定年まで多くの患者さんの看護にあたるほうが世の中の役に立ちます。

そこで今回は、楽な職場に転職希望の看護師にお勧めの職場についてお話ししていきます。

暇な職場希望の看護師にお勧めの求人

まず、楽とはどういう意味なのか考えてみたいと思います。楽とは、以下のように2つの意味をもっています。

【楽】とは
① 身も心も安らかな状態で、苦しみがないこと
② 苦労を伴わず、たやすく行えること

① の楽な職場というのは「体力を必要としない職場」や「人間関係で苦労しない職場」のことをいいます。また② の意味であれば、「いままでの看護の知識や技術を用いて働ける職場」ということになります。

そこで楽な職場を、「体力を必要としない楽な職場」「人間関係で苦労しない楽な職場」「新しい技術や知識を必要としない楽な職場」の3パターンに分けて紹介していきたいと思います。

体力を必要としない楽な仕事

ではまず、体力を必要としない楽な仕事について述べていきます。体力があまり要らない職場(楽な科)とは次の通りです。

  • 保健師
  • 産業保健師・産業看護師
  • 眼科クリニック(オペをしない)
  • 美容クリニック
  • 透析看護
  • コールセンター
  • イベントナース
  • 医療機関の地域連携室 など

それぞれについて、以下で確認していきます。

・保健師

保健師は、主に保健所や保健センターが主な職場となります。仕事内容は、地域の人や難病を患った方の健康面を支えるのが主な役割です。生活習慣病予防や母子保健業務、精神保健などが業務の中心となります。さらに具体的にいえば、健康教室の開催や乳児の保健指導などを行います。

保健師の仕事は、健康増進を目的としているため命に直結しません。対象者の自宅へ訪問することがありますが、主にデスクワークであるため、体力はあまり必要ではありません。また終業時刻になれば定時で帰れることが多く、基本的に土日は休みとなっています。

そのため保健師は人気の求人で、家庭をもっていても長く続けやすい職場といえます。

ただ保健師に転職して後悔する理由として挙げられるのは、人間関係のトラブルだとされています。保健師同士のコミュニケーション不足からくる人間関係のトラブルだけでなく、保健センターを利用する地域住民との間でのトラブルが発生することも多く、精神的にしんどいと感じ、ストレスを溜めやすい職場であることがあります。

知り合いの保健師から聞いた人間関係のトラブルの一例を挙げます。

育児に関して大変熱心な母親が保健センターに来ると、トラブルになりやすいです。具体的には、子供の食を考え、一切の肉や魚を食べさせず、無農薬の野菜や大豆だけで育てていることを誇りに思っている母親などです。

そのことを聞いた保健師は一応、「子供には、肉や魚も体には必要」とその母親に指導するそうです。

すると、それを聞いた母親は大抵「私はあなたよりたくさんの勉強をしているのに、いちいち家庭のことに口出しされる筋合いはありません」とまったく聞く耳をもってくれません。また、この母親は幼稚園を通じて他の母親にも吹聴し、保健センターの良くない噂を立てたことがありました。もちろん、その保健師の責任となりました。

いまでは特にこのような母親が増えているため、保健師としての仕事に誇りをもてず、やりがいを見いだせないことがあるといっていました。

他にも、健康教室を開いたときに「いきなり、あなた(保健師)にこのような運動をしたほうがいいといわれても信用できない。本当に効果が出るのか分からない」といわれ精神的にしんどいと感じ、保健師を辞めたいと考えたこともあるそうです。

さらに、保健師は上下関係が看護師よりも厳しい職場があるため、転職組や非正規組であると、先輩から大っぴらに怒られたり陰で悪口をいわれたりと、いじめの対象になりやすいともいわれています。

保健師の仕事は人対人ですので、人間関係のトラブルが生じやすい職場であることがあります。

また、保健師への転職を希望するとき、応募者が殺到する一面があります。保健師は楽な仕事と思われやすく、求人数が少ないためです。競争倍率が非常に高く、狭き門となってしまう可能性が高いので充分な転職対策を練ることが必要です。

保健師の求人は、雇用期間が定まった契約社員などであれば見つかりやすいです。まずは、契約社員などで働いてみて、自分に合っているかどうか確認してみてもよいでしょう。こうした求人には、例えば以下のようなものがあります。

・産業保健師・産業看護師

企業の医務室や健康保険組合に勤める産業保健師・産業看護師といった仕事があります。看護師の免許だけでも可とする求人もあります。

産業保健師、産業看護師の仕事内容は、社員のメンタルヘルスに関する業務や健康診断の実施や管理といったものになります。デスクワークが多く、PCスキルが必須です。病棟看護師のようにバタバタ走り回る仕事ではないため、体力的に辛いことは少なく、年齢を重ねても長く勤められるのが特徴です。

さらに産業保健師、産業看護師の良い点として、大手企業への勤務が挙げられます。ほかの社員と同等の給与や福利厚生が受けられるため、しんどい夜勤のある病棟看護師よりも高めの給与体系になっていることもあります。

近年、従業員が仕事上で精神疾患を患い、労災認定されるケースが増加しているため、さらに産業保健師や産業看護師を増員する企業が増えてくると予想されます。以下に産業保健師の求人例を挙げます。

・眼科クリニック

眼科クリニックでの看護師の主な仕事内容は、視力検査や眼底検査、視野検査といった検査や医師の診察の介助などです。こちらも病棟看護師のように、あちこちを走りまわる必要が無いため、体力的には楽な科になります。

眼科に来院される患者さんの多くは、目の不調を訴えているだけで、体調が悪いわけではありません。そのため、患者さんの急変は少なく、比較的元気で自立している方が多いです。

眼底検査や視力検査などは看護師が座って行える検査であるため、ひざ痛や腰痛を抱える看護師でも比較的働きやすい職場だといえます。

勤め始めは検査内容を覚えるのが大変かもしれませんが、慣れてしまえば同じ検査を繰り返せばいいので、大きなミスや失敗などが少なくて済む業務が多いです。

ただし、オペを行う眼科となると、体力が必要となってきます。オペの器械出し、器械の洗浄、オペ室の消毒・清掃などの作業が加わります。看護師はオペの最中立ちっぱなしになり、職場によっては5時間以上、立ったままということもあります。

オペでミスをすれば、患者さんは失明する恐れが出てくるため、緊張の連続となり、それをストレスに感じる人もいるでしょう。

体力的に厳しい状況であれば、オペを行っていない眼科を転職先に選ぶようにしましょう。オペを行う眼科よりも3~5万円くらい月収が下がりますが、体力的に楽なほうが長く続けられます。

中には次に示すような好条件の眼科クリニック求人があるため、根気よく探してみるとよいでしょう。

・美容クリニック

美容クリニックの看護師の業務はサービス業になります。来院された方を患者さんではなく「お客様」という扱うためです。精神的には気を遣う仕事となりますが、体力的には楽な科といえます。

美容クリニックでの看護師の仕事内容は、受付や電話対応から始まり、美容カウンセリング、点滴や採血、オペがあればオペの介助、医療器具の滅菌・消毒といったものになります。

カウンセリングなどに多くの時間を費やすため、座って行える仕事が主です。

美容目的で来院されるので健康な方が多く、死と隣り合わせの職場ではないため、仕事も余裕をもって行うことができます。また、美容クリニックは主に予約で来院されるため、救急患者さんなどはおらず、残業は少なめです。

ちなみに、美容クリニックは保険診療外の自由診療に当たるため、美容クリニック側で自由に施術料を設定できます。そのため、経済的に潤っている美容クリニックが多く、看護師の給与や待遇も一般的な医療機関よりも高めに設定されています。年収600万円を超える20代の看護師も多く存在します。

20~30代前半の看護師が多く在籍しているので、同年代であれば話が合いやすい職場となります。また従業員価格で施術を受けられる職場であれば、脱毛やピーリングなどを格安で行ってもらえます。

ただし、サービス業ですので、接遇が重んじられています。また歳を重ねてくると、周囲は自分よりも若い看護師ばかりになり、働きづらさを感じるかもしれないので注意が必要です。また、ノルマを課している美容クリニックがあり、それをしんどいと感じる看護師も少なからず存在します。

この場合、平均年齢が少し高めで、ノルマのない美容クリニックへ転職することができれば、長く勤められる可能性が高いです。

次に美容クリニックの看護師求人の一例を掲載しておきます。

・透析看護

透析看護の主な仕事内容は、透析の実施(穿刺・抜針・止血)、患者さんへの生活指導、透析の準備や片付け、透析機器の操作などです。他の科と比較すると、緊急処置を必要とする患者さんは少ないです。

透析室だけの業務になるため、入浴介助や清拭、ベッドへの移乗、医師の補助業務などがなく、体力をあまり使わなくていい楽な科だといえます。

透析に来られる患者さんは予約であることがほとんどなので、残業が少なく定時で帰れることが多いです。日勤だけの職場が多く、家族との時間を合わせやすいメリットもあります。

さらに、透析看護は専門的な知識を必要とするからこそ、認定看護師の資格取得など目標を定めやすく、働きがいをもって仕事をすることができます。

ただし、規模の大きな医療機関での透析看護となると、急患が入ったり、夜勤に近い勤務を行ったりする場合があります。転職前に確認しておくことが大切です。

透析看護の求人の一例を次に挙げておきます。

・コールセンター

コールセンターの主な業務は、企業での従業員や健康保険組合員などに対する健康相談の電話対応になります。健康相談ですので、看護師資格が必須となっており、今までの看護師経験を活かすことができます。

電話口での対応になるため、病棟勤務のように忙しく走り回ることはなく、体力的にしんどいと感じることは少ないです。各社でマニュアルを準備しているところがほとんどのため、未経験でも働くことが可能です。

電話がかかってこなければ、座っておくだけなので暇な職場と感じることも多くあります。

ただし、24時間対応のことが多く、夜勤をしなければなりません。しかし病棟勤務のように体力を使わなくて済むので、「夜勤でもそこまで辛くない」という意見が多いです。

また、簡単なPC入力が必須ですので、エクセルやパワーポイント、ワードを扱えるくらいのパソコンスキルを身に付けていることが大切です。さらに接遇やコミュニケーション能力に自信がある人のほうが向いているといえます。

コールセンターでの求人の一例は次の通りです。

・イベントナース

イベントナースの主な業務は、お祭りやフェス、スポーツ大会などのイベントが行わる際、救護室や医務室で待機して、ケガや病気で運ばれてきた人の救護に当たります。運ばれてきた人の症状に応じて、応急処置で済ませる場合から、救急車を呼んで救急搬送する場合まで様々です。

ほとんどのイベントでは、救護室などで待機したまま業務終了となります。そうなると、本当に暇な職場といえます。

ただ夏にイベントが開催されることが多く、熱中症などで立て続けに複数の人達が運ばれてくることもあります。そうなると忙しく動き回る必要があり、体力を使います。

イベントナースの求人は、常勤ということは少なく、派遣看護師か短期間アルバイトがほとんどです。平日よりも休日に多い仕事となります。同じ仕事でもアルバイトよりも派遣看護師のほうが好待遇であることが多いため、比較してみるとよいでしょう。

イベントナースの求人例については以下の通りです。

・医療機関の地域連携室

医療機関の地域連携室でも、看護師が働いていることがあります。地域連携室とは、地域の医療機関が連携して、それぞれの専門に合った医療サービスを提供するシステムのことです。地域連携室には、前方支援業務と後方支援業務があります。

前方支援業務とは、患者さんが自分の症状に合わせた医療機関で適切な医療サービスを受けられるように、地域の医療機関と連絡をとり、調整する役割を担います。

後方支援業務とは、患者さんの退院後の暮らしについて、スムーズに適切な医療を受けられるよう介護サービスや福祉施設などと連携する仕事を行います。どちらもデスクワークですので、体力的に楽な仕事になります。

また看護師のほかにも社会福祉士などが在籍していることがあります。看護師は今までの看護の仕事を活かして、患者さんやそのご家族の相談に応じられる強みをもっています。

地域連携室の求人の一例を次に掲載します。

人間関係が良好な職場

もちろん、その職場によって人間関係は異なります。一人でも癖の強い人がいれば、働きにくい職場になることもあります。一概に「この職だと人間関係はいい」はいえませんが、人間関係が比較的良好な職場には同じような特徴があります。

その特徴とは、看護師の人数が補充されている余裕のある職場や男性看護師の割合が高い職場などです。人手に余裕がある職場や男性看護師の割合が多い職場とは以下のとおりです。

  • 泌尿器科クリニック
  • 健診センター
  • ナースエデュケーター など

それぞれについて、次に確認していきます。

・泌尿器科クリニック

泌尿器科の看護師は、医師の診察介助や検査が主な仕事内容になります。泌尿器科は性格上、男性患者さんの来院する割合が高く、デリケートな部分を扱うため、男性看護師を雇っているクリニックが多いです。

職場に男性看護師が存在するだけで、女性だけの職場でありがちなマウンティング(一方的格付け)は少なく、人間関係の悩みは比較的減ります。

女性特有のドロドロとした人間関係に疲れて、さばさばと割り切った関係の職場で働きたい人にとっては、泌尿器科への転職は気持ちを入れ替えることができるのでお勧めです。

ただし、泌尿器科クリニックの場合、人工透析を行っている場合があります。そのため、泌尿器科の看護師でも人工透析の看護技術や知識を必要とすることがあります。

透析看護認定看護師という資格が存在するくらい透析看護は奥が深いため、かなりの勉強を積むことが必要になります。しかしこの場合、人工透析を行っている泌尿器科クリニックのほうが、給与面では高く設定されていることが多いです。透析看護認定看護師資格を取得しようという目標も設定できます。

次に泌尿器科クリニックの求人の一例を挙げます。

・健診・検診センター

健診・検診センターは、健康な方の健康診断・がん検診を実施する場です。看護師の仕事内容は健診であれば、問診、検査介助、採血、尿検査、身長・体重・視力・聴力・血圧の測定、心電図検査などです。

これに検診が加わると、次のように検査項目が増えます。

肺がん検診であれば、胸部レントゲンの介助、胃がん検診であれば胃カメラ検査の介助や器械の洗浄、大腸がん検診であれば大腸カメラ検査の介助や器械の洗浄、乳がん検診であればマンモグラフィ検査や超音波検査の介助、子宮がん検診であれば経膣超音波検査や細胞採取検査の介助などです。

健康な方が対象となるため、急患などが入ってバタバタすることはなく、比較的、楽な科です。健診は予約制であるため看護師の人数は充足されており、人間関係は比較的穏やかで、助け合って仕事を行える環境にあることが多いです。また、残業も少なく、体力的にも辛くないです。

職場によっては、一日中、視力検査のみとするところから、一人の方の体重測定から胃カメラ検査介助・器械の洗浄までを全て受け持つところなど様々です。自分にとってはどの働き方が楽なのか、事前によく考えておくことが大切です。

健診・検診センターの看護師の求人例について、次に掲載しておきます。

・ナースエデュケーター

ナースエデュケーターとは、病院などに勤める看護師に対して、自社製品の使用方法や薬の服薬指導などを行う仕事です。

具体的には、元看護師の経歴を活かし、現場目線で病棟看護師にむけて患者さん用の薬剤使用マニュアルを作成したり、クリティカルパスの作成をおこなったりする仕事内容になります。MR(Medical Representative:医薬情報担当者)よりも一段階深く現場に携わることで、治療満足度を高めることができます。

様々な医療機関を出入りすることになりますので、視野を広くもつことができます。そのため、一つの職場の人間関係に悩んでいる暇はありません。狭い病棟の世界から飛び出して、もう一歩進んだ人間関係の獲得を目指したい人にはお勧めの求人です。

ナースエデュケーターの求人の一例を挙げます。

新しい知識や技術を必要としない楽な科

最後に、楽に働きたいときに新しい知識や技術をあまり必要としない職場は下の通りです。

  • 皮膚科クリニック
  • 耳鼻科クリニック
  • 心療内科クリニック
  • 特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービス など

それぞれについて、以下のとおり述べていきます。

・皮膚科クリニック

皮膚科で働く看護師の主な業務は、医師の診察介助、処置の介助、薬の塗布、ガーゼ交換など、専門的な難しい業務はあまりありません。また、皮膚科に来院される患者さんは身体介助が必要のない方が多く、体力的な仕事も少なくて済みます。

ただ、新しい知識や技術を必要としていない分、ルーティンワークが多く、新しいことを学んでいきたいとする看護師にとっては物足りない一面があるかもしれません。また、皮膚科は仕事帰りのOLなどが来院するため、残業が多い職場であることが多いので注意が必要です。

皮膚科クリニックの看護師求人の一例を紹介します。

・耳鼻科クリニック

耳鼻科クリニックでの看護業務は、喘息などの吸入介助や、医師の診察介助、オペを行うところであればオペ介助などが主な仕事となります。命に直結する業務は少ないです。

業務自体は覚えることが少なく比較的簡単なのですが、年中忙しく立ち回る職場が多いです。子供が多く、一筋縄ではいかないことも多々出てくるでしょう。また鼻炎やアレルギーで来院される方が多く、年中忙しい職場であるといえます。

残業が多く、私の住んでいる近隣の耳鼻科クリニックは毎日夜の10時くらいまで電気がついていることがあります。ただ、クリニックによって暇な職場もあるため、一概にはいえません。暇な職場を希望するのであれば、事前に確認しておくことが大切です。

耳鼻科クリニックの看護師求人の一例を掲載します。

・心療内科クリニック

心療内科クリニックの看護師の主な業務は、医師の診察の補助、検査の介助、点滴や採血などです。

心療内科であれば、新しく覚えることが少なく、年齢を重ねた看護師でも転職しやすい職場です。予約制であれば、暇な職場であるともいえます。ちなみに医師が心療内科専門医であるため、スタッフにパワハラなどをすることが少なく、穏やかな人間関係を構築している職場が多いです。

私の看護師の友人は、自分自身が病棟勤務で精神的に参ってしまい、通っていた心療内科で働くことにしました。医師からは「無理のない範囲で働いてもらえればよい」と心配りをしてくれるそうです。

友人は「自分が長期間、抗うつ薬などを服用した経験があるため、患者さんにすぐに結果を求めず、患者さんの立場になり、親身に看護をすることができる」と話していました。

友人のように自分が精神的に苦しんだ経験などを活かして働いてみたい方は心療内科をお勧めします。やはり患者さんの立場になって考えられるのは、同じように苦しんできた経験がある人です。その人物が看護師であれば、患者さんは心強いことでしょう。

心療内科クリニックの看護師求人の例を挙げます。

・特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・デイサービス

特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・デイサービスでの看護師の仕事とは、主にバイタルチェック、薬の管理、経管栄養の実施、ストーマ管理、軽度の褥瘡の処置、入浴後の薬の塗布などになります。看護師が責任をもって、入居者さんの毎日の健康管理を行います。

高齢者施設などであれば、どちらかといえば介護が主になるため、看護の新しい知識や技術はあまり求められません。

私の知っている人で74歳になっても、デイサービスで働いている看護師がいます。63歳のとき、転職に成功し、今も大変バイタリティーある方です。しかし元気な74歳といっても、やはり若い世代に比べると体力も記憶力も低下しています。何度も同じことを繰り返していうときなどがあります。

ただデイサービスでの看護業務であれば、きつい体力仕事や新しく覚える仕事がないため、現役で看護師を続けていられるのだと思います。

これらの施設では、「入浴介助などは介護士の仕事で、バイタル測定や入浴後の薬の塗布などが看護師の仕事」ときっちり境界線をつくっている職場があります。反対に、介護士の仕事も看護師の仕事も同じとされているところもあります。

介護士の仕事も看護師が行うような職場であれば、いくら覚えることが少ないといっても、体力的にきつくなってしまうことがあります。そのため、事前に看護師の仕事内容について情報を仕入れておくことが必要です。

デイサービスの看護師求人の一例を次に挙げます。

楽な職場は人気が高い

このように楽な職場の求人というのは、一般的に人気が高く、「楽に働きたい」とあなたと同じような考えをもつ看護師が狙っています。そのため、効率よく転職することが大切です。

そうしたとき、看護師専門の転職サイトを利用するのが賢い方法となります。看護師専門の転職サイトに登録すれば、それだけで求人先の企業や医療機関とのつながりができるからです。

また、人気の楽な職場は応募者が殺到するため、多くの場合、転職サイトで非公開求人にして応募者を限定することが多いです。そうしなければ、採用担当者は数限りない応募者を選定するのに、大量の時間と労力を割いてしまうからです。

このようなことから、楽な仕事に転職希望であるなら、求人先とのつながりの強い転職サイトを利用して、効率よく転職活動を行うようにしましょう。あなたにとって、満足のいく職場で無理せず、長く看護師や保健師を続けられることが何よりも大切です。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

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