転職はしたいけれど、次の転職先をどのような視点で選んでいいかわからない看護師は多いです。

求人に書かれてある魅力的な内容に惹かれて転職したのはいいものの、自分が思い描いていた内容と違いがあれば、それはもはや満足いく働き方とはいえません。

転職後、「あれはこういう意味だった」という説明を病院側から受けても、納得できません。ただ、求人票を読み間違え、納得がいかないとしてもそれは自己責任になります。

そのため、どのような視点をもって新しい転職先を選べばよいのか、また、求人票に記載されている内容はどのように読みとればいいのかについて、転職前に把握しておくことが大切になります。

そこで今回は「成功する病院選びの方法と求人案件を読み解くポイント」についてお話していきたいと思います。

成功する病院選びの方法

では一般的にどのような病院を選べば、成功する転職となるのでしょうか。その第一歩として自己分析があります。

まずは「どのような病院を選ぶかではなく、どのような条件なら働くことができるのか」について自己分析をしてみることが大切です。

あなたは転職しようと思った場合、漠然と求人票をみて応募する医療機関を探すのでしょうか。もちろんそれも必要です。しかし、「この医療機関は待遇が良さそうだから応募してみよう」と思いつきで実行に移すのは考えものです。

もし、あなたの提示する条件と合わないにも関わらず、評判が良い、給与が高いなどの理由で選んでしまった場合、あとから雇用条件が合わないなどの不都合が生じてしまうことがあるからです。

そこで、あなたは新しい職場にどのような条件を求めているのか、自分の求める条件を書き出してみましょう。その条件でなら納得して働くことができるというラインを決めておき、その条件を満たす求人の中から応募する求人を選ぶようにしましょう。

下記を参考にして、あなたの希望条件を明確にしてみましょう。

【働き方】

  • 正職員・非常勤・契約社員・派遣看護師・パート・アルバイト
  • 二交代・三交代・日勤のみ・夜勤専従
  • 医療機関・企業・施設・保育所など

【働きたい科】

  • 急性期・慢性期
  • 希望する科

【教育体制】

  • どのような看護理念をもった医療機関か
  • 教育制度が整った病院かどうか
  • 専門性の高い医師の在籍はあるか
  • 資格取得の支援制度はあるか

【希望給与額】

  • 希望する給与水準はどのくらいか
  • 賞与は何ケ月分くらい必要か

【勤務時間と休日】

  • 通勤時間はどのくらいまでならOKか
  • 残業時間はどのくらいまでならOKか
  • 夜勤の月平均回数
  • 有給取得率
  • 年間休日数

【職場の規模】

  • 転勤は可能か
  • 託児所の有無・教育内容

【その他】

  • 看護師の平均年齢・離職率
  • 職場の雰囲気
  • 施設・設備は清潔で新しいか
  • ワークライフバランスは整っているか
  • どのような福利厚生を望むか

以上を参考にして、「どのようなことを新しい職場に望むのか」について条件を絞りこむことができたら、次に求人に関する情報を集めましょう。

求人情報を集める方法

求人情報を集めるには様々な方法があります。代表的なものとして、ハローワーク、求人広告、口コミ、転職サイトなどが挙げられます。この中で、一番有益で多くの情報をもっているのは、やはり転職サイトです。

転職サイトによっては、「登録者が情報を得るだけの転職サイト利用」でも構わないとする会社があります。このようなサイトを上手に利用して、効率よく情報を集めましょう。あなた一人で情報を集めるより、簡単に素早く、しかも的確に情報を仕入れることが可能になります。

例えば、以下のような掲載がされている転職サイトです。

引用:看護のお仕事

転職サイトを利用したとしても、必ずしもそこを利用して転職しなければならないということはありません。

情報収集のために上手に転職サイトを利用して、応募したい求人の情報(強みやアピールポイントなど)を教えてもらうようにしましょう。

集めたい情報としては次の通りです。

  • 仕事内容
  • 職場環境
  • 残業時間
  • 有給休暇取得率
  • 賞与の金額
  • 人間関係
  • ワークライフバランス
  • 離職率
  • 昇給率 など

情報を集めたら具体化してみる

上記の情報を集めたら、今度はそれを具体的してみる作業が欠かせません。

例えば、「あの病院は、ワークライフバランスが整った職場ですよ」という情報を転職コンサルタント(転職エージェント)から得たとします。このときは「そうか、それならよかった。安心して働ける」と納得して終わってはいけません。

さらに、その情報を「どういった面でワークライフバラスが整っているのか」と具体化することが大切です。さらに詳しく転職コンサルタントに尋ねてみましょう。

転職コンサルタントは、以前入職した看護師からリアルな情報を聞き出してくれたり、採用担当者などへの取材をおこなったりし、あなたの欲しい情報を集めてくれます。

例えば、ワークライフバランスに関して「定時退社を宣言している」「不要な業務を洗い出している」「勤務時間外の勉強会は開催していない」など、その職場が取り組んでいる具体的な内容まで知ることができれば、さらに働きやすい職場かどうかを判断しやすくなります。

他にも、医療機関が求人を行う際によく目にするアピールポイントについて、それをどのように具体化し把握しておけばいいのかについて以下にまとめました。

「風通しのよい職場です」

  • 離職率はどのくらいか?
  • ミーティングなどで新人が積極的か?
  • 定年まで勤めている人の割合は?
  • 離職率とその理由は?

「子育てしやすい職場環境です」

  • 産休・育休の取得率は?
  • 子育て世代の看護師の割合は?
  • 上司に子育て世代の看護師はいるのか?
  • 託児所は完備されているか?

「職場環境が整えられています」

  • 残業時間は月平均何時間あるか?
  • 有給取得率はどのくらいか?
  • サービス残業はあるか?
  • 就業時間終了後、何分から残業のカウントがされるのか?
  • 時間外の勉強会が開催されているか?

「教育に力を入れています」

  • 具体的にどのように新人を育てていこうとしているのか?
  • 資格支援制度はあるか?
  • どのような研修があるか?
  • 外部の研修にも積極的か?
  • 認定看護師や専門看護師資格を取得した看護師の人数は?

このように医療機関の強みをさらに具体化して把握しておけば、あなた自身が満足いく働き方を実現できるかイメージしやすくなります。さらに、履歴書や面接でも、これらの情報をうまく利用することで「本当にこの病院に勤めたいのだな」と採用側にアピールすることができます。

例えば、志望動機を尋ねられた場合であれば、次のように答えることができます。

私は患者様に熟練した看護技術と安心できる知識を提供していきたいと考えています。そのため、皮膚・排泄ケアの認定看護師の資格を取得し、患者様にとって苦痛を最小限にすることを目標にしています。

御院では、皮膚・排泄ケア認定看護師が3名在籍しているとお聞きしました。院内はもちろん、外部の医療機関への研修も積極的に行っておられ、常に看護水準を高めることに意欲的です。

私も御院の一助となり、患者様にとって信頼される看護師となりたいと強く願うようになりました。

このように答えることができれば、「他の応募者よりも具体的な情報を集めており、この人は積極的な人物である」と認められやすくなります。具体的な情報を入手していれば、志望動機以外の質問についても自信をもって答えられることにつながります。

求人票を正確に読みとるポイントとは

そして次に、求人票に記載されている内容を正確に読み取る大切さについてお話ししていきます。

いくつかの求人票を見比べて、「その仕事内容や雇用条件、給与内容などがほぼ分かった」と安易にその職場についてイメージしてしまう人がいます。

しかしあなたが読み取った求人票の内容は、本当に実際の雇用条件で合っているのでしょうか。

求人票に書かれている内容について勘違いしていれば、働き始めてから自分が想像していた内容と現実のギャップに苦しむことになります。

実は求人票には、意外と誰もが間違えやすい記載がされていることが多いです。そこで実際の求人票に書かれている内容で、勘違いしやすいポイントについてまとめてみました。

「給与欄」で勘違いされやすいポイント

給与欄でよく誤解されるのが「基本給」「月給」、そして「月収」です。この3つの違いについてご存知でしょうか。

・基本給とは

基本給とは「資格手当や通勤手当、役職手当、残業手当、夜勤手当といった各種手当のほか、インセンティブ(業績に応じて貰える報酬)を除いた賃金」のことをいいます。

一般的に、基本給は勤続年数、年齢、看護スキルや経験などを考慮して決まります。多くの医療機関では年に1回の昇給があり、基本給が上がります。昇給(ボーナス)は基本給をもとに計算されます。

・月給とは

一方、月給とは「基本給に、毎月固定で支払われる手当(資格手当、役職手当、家族手当)などを加えた賃金」のことをいいます。

月給 = 基本給 + 毎月変動のない各種手当

ここで注意しておきたい点があります。月給は毎月「固定」で支払われる手当などを加えた賃金のことと書いてある通り、基本給に加える手当は、資格手当や家族手当といった「毎月変動のない手当」に限ります。

残業手当や皆勤手当、出産祝い金などは毎月変動があります。そのため、月によって額が変わるものや一時的に支給されるお金は月給には含まれません。

また基本給が低くても、多くの手当をつける医療機関であれば、実際に手にする月給が多いこともあります。

例えば下記のようなケースです。

医療機関A 医療機関B
基本給 190,000円 230,000円
毎月固定で支払われる手当 役職手当:15,000円

家族手当:10,000円

資格手当:30,000円

なし
月給額 245,000円 230,000円

このように同じような内容の仕事であっても、手当に応じて全く月給が異なるため、注意が必要です。「基本給が高い」だけで判断してはいけません。

・月収とは

さらに月収となると「年間の月給にボーナスや臨時ボーナス、さらに変動のある手当(残業手当や通勤手当などの年間額)などを加え、1年間の総収入の賃金(年収)を12で割ったもの」になります。

月収 = {月給(基本給 + 毎月変動のない各種手当) × 12 + 変動のあるボーナス + 臨時ボーナス + 変動のある手当(年間額)など} ÷ 12

ちなみに、月収は社会保険料や所得税・地方税などが引かれる前の金額のことになります。

【給与欄を読み解いてみよう】

そこで、例をいくつか出して求人票を読み解いてみたいと思います。

・ケース1

真ん中にある正看護師を募集するクリニックの給与は、クリニックにしては高額で、賞与も5ケ月分支給されるなど、一見魅力的な求人だと考えがちです。しかし、こちらを読み解いてみましょう。

先ほど話した通り、月収とはボーナスや残業代なども含めた1年間の総収入を12で割ったものになります。

月収 = {月給(基本給 + 毎月変動のない各種手当) × 12 + 変動のあるボーナス + 臨時ボーナス + 変動のある手当(年間額)など} ÷ 12

真ん中にあるクリニックの場合、月収(残業など変動する手当も含めたもの)で250,000円となっています。月給ではありません。そのため、上の「介護関連施設の求人」に比べると給与面の条件はかなり悪くなっています。

なお、もし給与の計算が面倒だと感じた場合は、一番下のクリニックに掲載されているように「年収で換算」すると、比較しやすくなるのでお勧めです。

・ケース2

また、看護師の多くの求人票には以下のような記載しかない場合があります。

上記では、給与詳細欄に「月給245,000円~(手当含む)」との記載があり、諸手当欄にさまざまな手当がかかれています。

この場合、給与詳細欄にある「月給の(手当含む)」の手当とは、毎月固定で支払わる手当のことを指すため、職種手当の10,000円のみになります。つまり、本来は「月給245,000円~(職種手当の10,000円を含む)」という求人になります。

しかし実際の求人票には、それ以外の手当(通勤手当など、固定ではない手当)までを含んだものを月給と記載していることが多々あります。他の求人票でも、このような曖昧な書き方をして、一見魅力的に見せて応募者を募っていることがあります。

そのため、気になる求人で給与欄の詳細について分からない場合は、転職コンサルタント(転職アドバイザー)に給与詳細についてを尋ね、内訳を明確にしておくことが非常に大切になります。

賞与(ボーナス)・退職金で勘違いしやすいポイント

次に賞与についてお話していきます。賞与もまた勘違いしやすいため、おさらいしておきます。

・賞与は基本給 の数ケ月分

例えば、月給が35万円で賞与が4ケ月分と求人票に記載があるとします。この場合、月給35万円×4ケ月分で賞与は140万円とはなりません。

月給が35万円だとしても、その内訳として基本給23万円に、各種手当を合算した賃金12万円ということがあります。その場合、賞与は基本給23万円に対して4ケ月分となるので、23万円×4ケ月分で92万円という計算になります。

もし月給で計算していた場合、自分が想定していた賞与と実際に貰える賞与には、48万円の差ができてしまうことになります。これでは、せっかくの賞与にも関わらず、がっかりしてしまうことになってしまうので、注意が必要です。

また、もう一つの注意点として、求人票に基本給が記されておらず、下記のように月収や月給で記載されている場合があります。

このような場合は、基本給がどのくらいであるのか、面接時に採用担当者に尋ねてみるか、転職コンサルタントに事前に確認を取ることが大切です。もし様々な手当がこの月収の中に含まれていれば、基本給は低い恐れがあるからです。

・賞与や退職金の記載がなければ、賞与がない可能性が高い

もう一つ、給与面で注意しておきたいことがあります。それは、たとえ正職員であっても賞与や退職金は労働者の誰もが貰えるものではないということです。

下記の2つの求人票の例を見比べてみましょう。

【その1】

【その2】

このように、退職金についての欄が空白になっている場合、退職金は貰えません。「正職員であれば誰しも賞与や退職金は貰えるもの」とは限りませんので、そのあたりをしっかり確認しておくことが大切です。

・モデルケースは要注意!

また、求人票にモデルケースが出ていることがあります。例えば、下記のような例です。

こちらは一見、この医療機関で1年経験を積めば、月給が3万円近く昇給しているように思えます。しかし、実際この求人票をみてみると、経験2年目の看護師にだけ、住宅手当24,000円がついていることがわかります。

一年目の看護師であっても、世帯主などの一定の条件を満たしていれば、住宅手当はつくはずです。しかし、住宅手当をつけないことで、あたかも3万円も昇給しているようにみえます。

そのため、モデルケースであっても、同じ条件で比較されているとは限らないことを念頭に、給与欄を冷静に読み解いていく必要があります。

またモデルケースの場合、多くの経験を積んだ看護師であるケースを想定しており、すべての手当をつけて計算していることがあります。

例えば下記のような求人です。

このように、応募する分野に未経験であったり、看護師の経験自体が少なかったりする場合は、モデルケースのような月給を手にできることはまずありません。あくまで参考程度に留めておきましょう。

賃金は年収で計算し、近隣の医療機関と比較してみる

賃金は生活を支える上で大変重要な項目となります。しかし、実際の転職の場面で採用担当者に「基本給はどのくらいでしょうか」「どのような手当がこの月給には含まれているのでしょうか」など大変聞きにくいのも確かです。

そこで「年収にするとどのくらいになるのか」を明確にしておくことをお勧めします。そして、気になる求人の仕事内容と給与を近隣の医療機関と比べてみましょう。

一般的に、同じ地域の医療機関であれば、大体同じような給与水準になっていることがほとんどです。しかし、希望する求人だけ飛び抜けて年収が高い場合であれば、転職コンサルタントに理由を聞いて明確にしておくことが重要です。

もしかすると労働環境の悪い職場で離職率が高かったり、人間関係が悪く人材が集まらなかったりする病院であるため、お金で吊っている恐れがあるからです。

私の住む地域でも、山の中にある老人介護保健施設にも関わらず、近隣の医療機関と比較すると10万円近く月給の高いところがあります。しかし、ハローワークにはずっと求人が出たままになのです。気になっていろいろ調べてみると、月給に20時間以上の残業代が含まれている、院内の職員駐車場は自費など、ブラックな一面があることがわかりました。

あまり高額な年収である場合、もしかすると何か裏があるのかもしれません。もし情報が足りないと思ったら、2~3社以上の転職サイトに登録し、できるだけ多くの情報を集めるようにしましょう。

「休日欄」で勘違いしやすいポイント

次に、休日欄の注意したいポイントについて述べます。それは、「完全週休二日制」、「週休二日制」、「4週8休」の違いです。

・「完全週休二日制」、「週休二日制」、「4週8休」の違い

完全週休二日制とは、1週間のうちで必ず2日休みがあることを指します。

一方で週休二日制とは、1週間で2日休みがある週が1ヶ月の間に1回以上あることを指します。ここが週休二日制と書かれている注意ポイントです。週休二日制の場合、月に5日以上休みがあるということしか保障されていないことになるのです。

例えば下記のような休日の記載です。

このような求人ですと、完全週休二日制であるため、1週間のうちで2日休めることがわかります。

一方で以下のように週休二日とだけ書かれていた場合はどうでしょうか。

もし、1年間のうちで一週間に2日ずつ休んだとすると、年間休日数は、1年間(52週間) × 2日(週に二日休むとして) = 104日となるはずです。

しかし、上記では年間休日数は75日です。そのため、週休二日と掲載があっても、実際には1週間に1日休みとして52日、プラス年間の祝日16日、盆(3日)と年末年始(4日)を入れて、年間休日数75日(52日 + 16日 + 3日 + 4日 = 75日)という計算になります。

このように「週休二日は週に2日休めるというわけではない」のです。

クリニックではこのような休日数になることが多いでしょう。

しかし、土日祝日が休みではない入院施設をもつ医療機関で、週休二日と記載している求人は、月給が高いことが多いです。それもそのはずです。休日が少なく出勤日数が多いため、月給が高いだけなのです。他の同じような医療機関と比較すると、出勤日数が年間で30日も違うことがあります。

「この医療機関は基本給が高い」と思ったら、まずは年間休日数をチェックしてみましょう。もし104日以上の年間休日数があれば、とりあえず年平均して月8日は休めるという計算になります。

できれば120日前後の年間休日数があれば、「104日 + 祝日分16日」もどこかで代休にしてくれる計算になるため、プライベートを充実させることができます。

また看護師求人の休日の掲載方法として多いのは、「4週8休」という書き方です。4週8休とは、1週間のうちで2日は休みを取れると解釈できそうですが、実際は4週間のうちで8日休みが取れるという意味です。

そのため、「1週間のうちで休みが1日だけの週もあれば、3日貰える週もある」ということになります。

このように、休日についてさまざまな書き方があるため、ぱっと見ただけで判断してはいけません。休日について、年間休日数は何日あるのか確認するようにしましょう。

・有給日数と有給取得率は異なる

また有給についても、「入職6ケ月後以降、10日の有給取得可」との記載だけ見て、「有給が取得できる」と安易に考えない方が無難です。

2013年の「看護職員の労働実態調査」によると、日本の看護師の年間有給取得日数は8.86日で、10日以上取得できた人が44.5%、20日以上のように完全消化した人は5.6%しか存在しません。一方、有給取得日数5日以下の人が31.4%で、全く取得していない人も3.3%となっています。

それに対して、日本全体の労働者の有給取得率の平均は48.7%で、2015年の平均取得有給日数は8.8日となっています(厚生労働省2016年「就労条件総合調査」による)。

これらの調査結果から看護師を含め全労働者の考察を行うと、有給休暇をそれなりに取得できている人とほとんど取得できていない人に分かれていることが分かります。

あなたの希望する医療機関の有給取得状況はどちらなのでしょうか。

このようなことから希望する医療機関の有給取得率も事前に確認しておきたい項目の一つといえます。

まとめ

このように普段何気なく眺める求人票ですが、詳しく調べていくと、意外な落とし穴が数多く存在していることが分かります。

「この職場なら間違いない、きっと満足して働ける」と思い、期待に胸を膨らませて入職したにも関わらず、自分がイメージしたのと違っていれば、仕事へのモチベーションは下がってしまいます。

転職準備中に、有益な情報を集め、正確に求人票を読み解くことが満足する転職につながります。

「この職場はいい所がある。このようなメリットがあるから頑張って働こう」と思えるような職場に出会えるよう、病院選びを行ってもらえたらと思います。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

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