「もともと子ども好きなので、保育園や幼稚園で看護師として働いてみたい」と考えている人も多いでしょう。

実際に保育園看護師になった私の友人は、「元気な子どもたちと毎日楽しい時間を共有できて楽しい。いざというときは、お母さん代わりになって子どもたちに頼ってもらえる。まさに天職に巡りあえた!」と目を輝かせながら教えてくれました。

私の友人のように子ども好きで保育園で働いてみたいけれど、あまり詳しく知らないために最初から保育園看護師を諦めている人がいます。実はそれは大変もったいない話なのです。

そこで今回は「保育園・幼稚園看護師に興味があるけれど、実際の内情はどうであるのか」詳しく述べていきたいと思います。

保育園・幼稚園の違いとは

まず、ざっと保育園と幼稚園の違いについてお話しておきたいと思います。

保育園は厚生労働省の管轄

保育園は厚生労働省の管轄となります。保育園は「児童福祉施設」で、そこで働く保育士は国家資格となる「保育士資格証明書」が必要となります。保育園の目的とは、「保護者からの委託を受けて、乳児・幼児を保育すること」です。

保育対象年齢は「0歳から小学校入学前までの乳児・幼児」となっています。

保育時間は一般的に「7時半~18時頃まで」となっており、延長保育もあります。

また保育園での保育料は、各家庭の課税状況に応じてランク分けされています。例えば、埼玉県さいたま市では、年収300万円の家庭ですと保育料は大体、月額19,500円ですが、年収800万円の家庭ですと月額60,000円との規定があります。

保育料は自治体によっても差があります。子育て支援に積極的な自治体ですと補助金が交付されており、保護者負担を減らす政策がとられています。

幼稚園は文部科学省の管轄

幼稚園は文部科学省の管轄となります。幼稚園は「教育施設」として、そこで働くには「幼稚園教諭免許状」が必要となります。幼稚園の目的は「幼児を保育し適当な環境を与えて、幼児の心身の発達を助長すること」です。

保育年齢対象は、「3歳になった春から小学校入学前までの幼児」です。

また、保育時間は一般的に9時から14時ごろまでで、延長保育が可能の幼稚園もあります。

私立幼稚園の場合、保育料は設置者が決めることができます。公立の場合ですと、自治体が決めている点などが異なります。

認定こども園は複合型

最近ニュースなどでよく耳にする「認定こども園」ですが、こちらは保育園と幼稚園の複合型の施設です。

上記で述べた保育園は「子どもを手厚く育ててくれそう」で、一方、幼稚園は「勉強など知育面での成長が期待できそう」という印象をもたれた方も多いと思います。認定こども園は、保育園と幼稚園の良いところを併せもった施設であるということができます。

認定こども園は、「就学前の教育・保育を一体として考え、提供すること」を目的としています。そのため認定こども園に対しては、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣が定める基準をもとに、各都道府県が条例を定めています。

職員は幼保連携型の認定こども園であれば、保育教諭を配置しますが、そうでなければ保育士資格だけでよいなど、規定は園によって様々です。

ただし、保育園、幼稚園、認定こども園でも、園によってその雰囲気や教育方針は全く異なります。もし気になる求人があれば、一度足を運んで、園がどのような様子であるのか実際に観察してみることが大切です。

保育園看護師の配置基準

保育園によっては、看護師が常駐しているところとそうでないところがあります。この理由について簡単にお話しておきます。

私立保育園は義務・公立保育園は自治体の努力のみ

「保育園には保育士さんが勤務しているから、看護師は必要ないのでは?」と疑問をもつ方もいるでしょう。しかし、看護師転職サイトの求人を見てみると、保育園・幼稚園看護師の求人が近年増えてきています。

この理由として、「私立保育園では看護師の常駐が義務付けられていること」と、「待機児童の問題が明確になり、保育園が増設されていること」が挙げられます。

私立保育園に勤める看護師の人件費の半分は国が負担しており、保育園の規模に関わらず、看護師の常駐が義務付けられています。

一方で、公立保育園では看護師の配置は義務ではなく、「各自治体の努力」程度に留まっています。そのため公立保育園では、必ずしも看護師が常駐しているわけではありません。

ただし、自治体の予算が組める地域では公立保育園でも看護師が在籍していることもあります。しかし充分な予算を組めない自治体が多く、残念ですが多くの公立保育園では看護師の在籍が難しいのが現状です。

このようなことから、看護師が配置されている保育園とそうでない保育園というのが存在するというわけです。

保育園・幼稚園看護師の仕事内容

次に保育園・幼稚園看護師の仕事内容についてお話していきます。

保育園看護師の具体的な仕事内容

保育園看護師の役割とは、「医療従事者として園の乳幼児の健康を守り、促進すること」です。病棟看護師とは異なり、基本的には医療行為は必要ありませんが、園児の健康管理やケガの応急処置を行います。

主な具体的な仕事内容は以下の通りです。

・園児・職員の健康管理

・感染症の予防

・病児後保育の対応

・ケガや発熱時の応急処置

・0歳児のクラス担任としての役割

・ケガや体調不良時の際の保護者・医療機関への連携

・保健だよりの作成

・職員や保護者への保健指導・メンタルヘルスケア

・園児の世話や保育士の補助

保育園看護師の主な仕事は「園児の健康管理」となります。全身状態の観察、視診・触診・服薬の介助のほかにも、病児後保育を行ったりもします。

最近ではアレルギーを複数もつ園児も多く、そのような子どもたちへの対応も保育園看護師の仕事です。アレルギー症状が子どもによって異なるため、かかりつけ医の診断をもとに担任や家庭と連携をとり、食事や生活をサポートしていきます。

他にも、核家族化により「育児書通りにはいかない子どもの成長過程」を必要以上に不安に感じてしまう親のメンタルサポートも重要な役割の一つといえます。

また看護師であれば、0歳児のクラス担任を受け持つ場合があります。0歳児は免疫力が低くすぐに感染症にかかってしまったり、体調変化を見逃しやすかったりするため、看護師に任されることが多いです。

さらに保育園は集団生活となるため、感染症のリスクが増えます。そのため、手洗いやうがい、予防接種の推奨など、子どもや両親へ健康教育を促し、衛生管理面でのマニュアルを整備する仕事も行ないます。

保育園看護師の一日のスケジュール

一般的な保育園看護師の一日のスケジュールについて確認していきます。基本的に9~17時までで、病棟勤務よりも残業は少なくなります。

時間 スケジュール
8:50 出勤・着替え、ミーティング
9:00 園児の出迎え、欠席状況・健康状態の確認
10:00 0歳児クラスでの食事介助・おむつ替え
11:00 各クラスの園児の健康状態を確認・昼食介助
12:00 昼休憩
13:00 園児のお昼寝を促す
14:00 各園児の記録をつける
15:00 食事補助・おむつ交換
16:00 園児を送り出す・記録をつける
17:00 退勤

基本的にスケジュールに沿って、一日の仕事をこなしていきます。

しかし、園では季節ごとの行事も多く、感染症の流行する季節になれば、スケジュール通りに物事が運びにくくなります。このような場合は、保健室に待機するよりも、クラスをラウンドしたり、呼び出されて現場に駆け付けたりすることも多くなります。

また、園によって、任せられる仕事内容や労働条件、待遇なども異なります。特に「園長先生がどのような人物であるか」によって、園の雰囲気は全く異なってきます。職場を選ぶ際には、仕事内容だけでなく園長先生の人物像などもしっかり吟味する必要があります。

次々とスケジュールに押され、あっという間に一日が過ぎてしまいますが、保育園看護師は日勤だけの業務で、基本的に土日に休みが取れるため、病棟看護師などと比較すると働きやすい職場であるといえます。

保育園看護師の給与・年収

次に保育園看護師の一般的な給与や年収についてお話ししていきます。

一般的な保育園看護師の給与

保育園や幼稚園に勤務する看護師の給与は、夜勤を行う病棟看護師よりは低めになります。保育士の給与よりはやや高めとはなっていますが、それほど違いはありません。下記に比較をしてみました。

保育園看護師 年収350万円前後
夜勤のある病棟看護師 年収490万円前後
保育士 年収300万円前後

このように保育園看護師の月収は20~25万円程度で、手取りにすると大体2割減となるため、16~20万円程度とさらに低くなります。ボーナスもあまり期待できません。ただし、保育士の給与改善の声も多いため、それに乗じて保育園看護師の給与も少しずつ改善傾向にあるようです。

ちなみに保育園の中でも公立保育園や認可保育園などでは、認可外と比較すると若干給与が高い傾向にあります。

給与が低い理由としては、保育士の給与基準に合わせているためで、看護師だけ給与やボーナスを多めに出すということは難しいようです。さらに、保育園は営利目的ではなく、「国や自治体の助成金で運営されていること」も給与基準が低い一因とされています。

保育園看護師のやりがい

では次に保育園看護師のやりがいとはどのようなものなのでしょうか。

子どもの成長を見守ることができる

保育園や幼稚園を働き場所として選ぶ看護師が最もやりがいを感じやすいのは、「子どもの成長を見守ることができる」ことです。保育園では、0歳の乳児から就学前の幼児までが保育の対象です。

子どもたちは異年齢の子と一緒になって、季節ごとの行事やいろいろな遊びを通して、すくすくと成長していきます。

今まで寝てばかりいた子どもが、「寝返りがうてるようになった、立てるようになった、歩けるようになった、お話ができるようになった、一人でトイレに行けるようになった、一緒に遊べるようになった、友達の気持ちを汲めるようになった」と、私たち大人が想像もできないくらい目まぐるしく成長していきます。そのような子どもたちの様子を、保育園では毎日感動しながら見ることができます。

保育園で働く私の友人は、「卒園式には寂しいような、嬉しいような感情が起こり、母親以上に涙がこぼれてしまう」と言っていました。赤ちゃんの頃から関わり、子どもたち一人ひとりが小学校へ向けて大きく成長し、自分たちの手を離れ旅立っていく姿には、何ともいえない感慨深いものがあるそうです。

大人同士の関わりでは得られない発見がある

大人になってしまうとさまざまな生活背景などが邪魔をして、どうしても本音で語り合えないことが多くなってしまいます。その点、子どもたちは本音でぶつかってきます。

大人同士の関わりでは得られない面白い発見や喜び、子どもならではの視点を知ることができます。子どもだからといって油断していたら、子どもながらに深く考えていることもあり、考えさせられる場面も多くあります。

子どもたちの成長を見守ることが仕事であるはずなのに保育を通して、いつの間にか自分自身の考えも穏やかになれたり、違う発想ができるようになったりします。

保育園で働く友人から聞いた経験をお話します。

5歳の女の子、Aちゃんの話です。テレビで行方不明になってしまった子どものニュースを朝から連日放送していた頃でした。Aちゃんは保育園に来た時からそのニュースが気になって仕方がない様子です。そこで友人は「はやく見つかるといいね」とAちゃんに声をかけたそうです。

するとAちゃんは、「その子はさむいね。パパやママにあいたいね。ひとりでかなしいね。でも一番つらいのは自分がいなくなって、パパやママにさびしい想いをさせてしまっていること」といって泣いていたそうです。

Aちゃんは行方不明になった子どもの立場になって物事を考えていました。

友人はAちゃんと一緒にテルテル坊主を作って、「せめて雨は降らないうちに、早く見つかってほしい」と願いを込めました。

すると行方不明の子は翌日に無事に発見されたニュースが報道されました。それを見たAちゃんは保育園に来るなり、急いで友人のもとに駆け寄り、抱き合って「パパやママを悲しませなくて済んだ」と喜んだそうです。

自分の損得などは一切考えず、相手の立場になった「子どもの純粋な気持ち」に触れ合えた話です。大人だけの付き合いだけですと、なかなかこのような純粋な体験をすることはできません。

赤ちゃんのころから関わってきたAちゃんが、身体だけでなく心も成長していたことにも友人は感動したそうです。友人は子どもたちと関わることで、日々このような感動に巡り合えるため「体力的に子どもたちに追いつかないときも自分はこの仕事を続けていくことができるのよ」と言っていました。

これこそ保育園看護師の仕事の醍醐味ともいえるでしょう。

保育園看護師のメリット

では次に、保育園看護師として働くメリットについて確認していきます。

夜勤がない

「保育園で働く」ということは、もちろん夜勤はありません。24時間保育を行っている保育園ですと夜勤はありますが、一般的な保育園ですと「お泊り保育」以外で夜勤をすることはありません。

病棟看護師であれば、準夜勤・深夜勤などが当たり前で体調を崩してしまったり、夜勤後には慢性的に倦怠感を感じることがあったりします。しかし、「夜勤がない働き方」を選択すれば、このような夜勤による体調不良を感じなくて済むようになります。

土日・祝日が休み

保育園は基本的に土日・祝日がお休みのところが多いです。病棟看護師であれば、お盆・正月を含む祝日・土日など関係ありません。病棟勤務であれば、オンコールで呼び出しを受けることもありますが、保育園看護師の場合、それらが一切ありません。

家族のスケジュールに合わせ、仕事によるストレスの無い休日を過ごすことができるので、気分転換を図りやすいです。

残業が少ない

保育園看護師の場合、残業はほとんどありません。時々、お迎えが遅くなった子どもと一緒に待機しなければならない状況や、行事の前日準備でドタバタすることもありますが、病棟看護師と比較すると明らかに残業は少なくて済みます。

予定外の残業があれば、あなたの家族に負担が増えてしまいます。できれば残業が少ないに越したことはありません。

仕事と家庭の両立が可能

「仕事も大事だけれども、家庭も大切にしたい」と考えている方にとっては、自分のプライベートな時間を取ることが可能ですので、保育園看護師は両立しやすい職場であるといえます。

また育児を経験してきた看護師は、その経験を活かすことができますし、これから育児を経験する看護師にとっては、仕事の経験を育児に活かすことができます。「母であり、看護師でありたい方」には、もってこいの職場といえるでしょう。

公立保育園での勤務は「公務員扱い」

保育園看護師といっても、公立保育園での勤務であれば「公務員」としての扱いとなります。そのため、私立保育園のように昇給などが不確定ということはなく、年次ごとに上がっていきます。

また残業手当、休暇取得、育休・産休などの労働者の権利が保障されているため、ライフイベントの多い女性にとって、公務員は安定した職場といえます。

保育園看護師のデメリット

一方で、保育園看護師として働くデメリットとはどのようなものでしょうか。こちらもひとつずつ確認していきます。

給与が低い

これは保育園看護師になりたいのであれば、ついて回る話となります。「子どもにケガや病気がないように注意を払い、必死で働いているにもかかわらず、給与が低いのではないか」と給料日にいつも感じてしまう人が多いようです。給与金額に不満をもって保育園看護師を辞め、病棟看護師に戻っていく人も中にはいます。

しかし病棟勤務の看護師であっても夜勤手当が無ければ、保育園看護師の給料と差はあまりありません。病棟看護師のように、あれだけ病棟をバタバタと駆け巡り、重たい患者さんを何度も移乗し、入浴介助をし、命の狭間の中たえず緊張しながら仕事をしていても夜勤をしなければ、病棟看護師も保育園看護師も同程度の給与金額となります。

やはり夜勤をしなければ、看護師全般の給与は労働対価に見合っていないことが多いのかもしれません。

その点、大好きな子どもに関われ、規則正しい生活を送れ、家庭と両立できる保育園看護師であれば、「女性が長く続けられる仕事である」と捉えることもできます。

保育士との人間関係の構築が大変

保育士との間で問題になるのが「看護師と保育士の給与格差」だとされています。ほとんど同じ仕事をしているにも関わらず、「看護師の給与のほうが高い」というのに納得のいかない保育士も中にはいます。

また保育士は年齢の若い人も多く、社会的なマナーや人間関係を上手に構築できていない人もいるため、その点で苦労する看護師も多いようです。

保育園に勤める私の友人の話で驚いたものがあります。

夕方、急に園児がぐったりしたため、救急車を呼んだことがあったそうです。

そのとき職場でも協力的でない若い保育士は、皆がバタバタしているのを横目に帰宅時間になったため帰ろうとしていました。その行為をみんな、諦めており黙認していたそうです。

しかし保育園の職員駐車場の入り口に救急車が止まっていて、その保育士の車が出せない状態にありました。

するとその若い保育士は救急隊に「私が出られないでしょ。早く救急車、動かしてよ」と言っていたそうです。

その後、その若い保育士は園長先生に叱責され、すぐに辞めたそうですが、中には信じられないような人が存在していることがあります。看護師にもどのような職場でも社会的マナーを分からない人が存在するため、「保育士だから」という訳ではありません。

しかし保育園で看護師は一人しか在籍していないことが多いため、「多数いる保育士との人間関係を良好に保つこと」が重要となります。

クレーム対応が多い

実は保護者からのクレームが多いのが保育園です。子どもが感染症にかかり登園できなくなってしまうと、保護者も仕事を休まなくてはならないことになります。

子どもの感染症で頻繁に仕事を抜けたり、休んだりしていては、保護者も社会的な信頼が無くなり、経済的にも困窮する事態になりかねないからです。

特に冬の時期に園内でインフルエンザや嘔吐下痢などの感染症が何度も流行してしまうと、保護者からのクレームで看護師が責められることが多いようです。

医療関係で頼れる人がいない

健康や病気・ケガに関する仕事はすべて看護師に判断を委ねられることが多く、誰か他の人に聞きたいときも頼れる人はいません。

例えば、「園児に微熱が出ているため、帰宅させるかどうか」といった判断を任されることがあります。子どもは微熱でも元気に遊びまわって、食欲も日頃と変わらないこともあります。しかし急に高熱が出て、一気に状態が悪化してしまうこともあります。保護者から「なぜもっと早く連絡をしてくれなかったのか」といわれてしまうこともあります。

反対に、微熱のため親に仕事を早退してもらい家に帰らせたけれど「微熱は遊びまわっていたせいで、家に帰ってからは元気そのものだった」と嫌味交じりの報告を受けることもあります。

子どもの状態をみて判断することは難しく、自分の考えに委ねられるため、責任が重くのしかかることがあるのです。

保育園看護師として働くには

保育園看護師は看護師求人の中では非常に人気があります。保育園看護師として働くには、「小児科や内科での看護経験が必要ではないか」と不安に思う方もいますが、実際には、看護師免許の資格以外に必要になる経験や資格はあまり重要視されていません。

では保育園看護師として働くには具体的にどのように動けばよいのでしょうか。

9月くらいに転職活動を本格的にスタートさせる

保育園看護師の求人は、パートや派遣で募集がかかることが多いです。その場合は通年での求人もあります。

しかし正職員での求人となると「4月に入職予定」が多くなります。前年の9月以降に、公立保育園であれば「市区町村報」、私立保育園であれば「看護師専用の転職サイト」へ求人が出始めます。そのため9月くらいから転職活動を行えるよう、転職情報のアンテナを張り巡らせましょう。

とくに看護師専用の転職サイトを利用すると、市区町村報やハローワークには出回らない「非公開求人」に出会える可能性が高くなるので、是非登録しておくとよいでしょう。

徹底的に自己分析を行う

9月くらいから転職に向けて自己分析を行います。面接でどのようなことを聞かれても、焦らず落ち着いて話せるように自分の考えをまとめておくことが大切です。例えば、下記のような内容を自問自答してみると良いでしょう。

・自分が保育園・幼稚園で実現していきたいこと

・自分の強み・弱みは何か

・なぜ保育園看護師になりたいのか

・なぜ病棟看護師ではいけないのか

・園児の健康を守れるだけの判断力や行動力、看護力は身に付いているか

・保育園看護師になるためにどのような努力をしているか

上記のような内容をノートに書きとめ、自分の考えを整理しておくと面接でも論理的に自分の考えを表現することができます。

説明会に参加する

公立保育園や大手の私立保育園の看護師入職説明会に直接申し込み、参加する方法があります。

「希望する保育園がある人」も、「まだ、どのような保育園に応募しようか決めていない人」も、園長先生・担当者からの詳しい話を聞け、各保育園の雰囲気や教区方針などの貴重な情報を入手することができます。

これらの説明会に参加することで自分の視野を広げることができるため、転職時に非常に役に立ちます。

また転職するにあたって不安や疑問がある方も、転職活動前に担当者と直接話をすることで解消することができます。転職後に「このようなはずではなかった」と後悔することが少なくなります。

転職サイトを利用する

保育園看護師の求人は少ないといっても、首都圏ですと400件近く存在します。また、前任の看護師が家族の急な転勤についていく、妊娠や出産、体調不良などで急に休職するなど、時期外れで好条件の求人が出てくる可能性もあります。

あなたの条件に合った保育園の求人に巡り合うには、求人情報にたえずアンテナを張っておかなければなりません。しかし、仕事をしながら転職活動をする方などは、転職ばかりに目を向けておくことは難しいです。

そのようなときに、看護師の転職サイトに登録しておくと、数ある保育園看護師の求人情報の中から、あなたの条件に合ったものを担当コンサルタント(エージェント)が無料で紹介してくれます。そのため、「好条件の求人情報を取り逃した」ということが少なくなります。

転職での様々な失敗を最小限に抑えてくれるのが「転職サイト」なのです。

転職のプロと二人三脚で転職活動を行えるため、履歴書の書き方や面接での答え方など自信がなかったとしても詳しく教えてもらうことが可能です。また園の人間関係を聞いてくれたり、給与交渉なども行なってくれたりするため、孤独な転職活動の心強い味方となってくれます。

保育園看護師で充実した人生を送る

ここまでお話してきて、保育園看護師の仕事内容やメリット・デメリット、そして求人の探し方などのイメージが沸いたでしょうか。

保育園看護師になった私の友人は、病棟看護師として勤務した後、保育園看護師として2度転職をしています。

最初に勤めた保育園はハローワーク経由でした。そこではクラス担任の保育士から様々な雑用を任されすぎて、自分の看護業務を責任もって充分行えず、退職を余儀なくされました。

再び保育園に勤めるには自分の信用問題にも関わってくるため、「転職で絶対に失敗するわけにはいかない」と転職サイトに登録し、現在の満足いく職場に巡り合えたそうです。

友人は前の保育園での失敗談を担当コンサルタントに話し、「看護業務をきちんと行える保育園を紹介してほしい」と条件を出し、その条件に合う求人の紹介を受けることができました。今は「保育園看護師を天職だ」と実感しているようです。「やはりプロに任せて転職を行うに越したことはない」と言っていました。

あなたも「保育園看護師になれるなら、どこの保育園でも構わない」というのではなく、「看護師として自分らしく働ける職場選び」を慎重に行ってください。

転職サイトなどの活用も視野に入れつつ、友人のように「保育園看護師を天職!」と思えるよう、後悔の無い転職を実現していただけたらと思います。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

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