「なんだか仕事が辛くなってきた。看護師を辞めたいな…」

看護師をしているなら誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。私も何度心の中でそう思ったか分かりません。

でもそのときの感情だけで辞めてしまうと、後悔することにもなりかねません。後ろ向きな気持ちのときに辞めてしまうと、新しい職場でもその気持ちを引きずってしまう可能性が高くなってしまうからです。

転職するのは「今」でしょうか。仕事を辞めるのには、適切な時期があります。いまから行なう10の質問に自問自答をし、あなた自身「転職」を客観的に考えるようにして、後悔の無い選択をしてもらえたらと思います。

質問1 OL、専業主婦に憧れているだけではないですか?

満員電車や閉鎖された職場環境、わがままな患者さん、怒鳴る医師、嫌な上司や同僚、労働対価に見合っていない給料、夜勤、サービス残業、一人ではこなせない労働量、命に直結する現場…看護の仕事には、あなたのモチベーションを下げる原因に事欠きません。

「OLが羨ましい」「隣の奥さん、専業主婦になったって言ってたっけ?いいなー」と考えるのはもっともです。しかしOLや専業主婦になったあの人も、「看護師をしているあなた」のことを口には出しませんが「羨ましい」と思っていることがあります。

私は以前、救命救急センターで働く看護師の友人から「今の看護師長にはついていけない。給与も低いし、辞めたい」という相談を受けたことがあります。

しかし、救命救急センターの看護師長は、救命救急看護に関する多くのノウハウをもっており、病院や施設で講演会を開くような人でした。

「多くの看護師は講演料を払ってでも、看護師長の話を聞きたいと思っている。あなたはそれを自由に聞ける立場にある。それについて考えたことはある?」私が友人にこういうと、「それは考えたことがなかった」と言いました。

「あなたが看護師長から享受している師長のスキルや知識を『エア給料』として加算したら、それが本来の給与額にならない?」と私は言いました。

エア給料とは、「医療機関で働くことによって無償で貰える病院の資産を価値とみなし、金額に上乗せした給与額のこと」です。

結局、友人は救命救急センターで働く価値に気づき、「BLS(Basic Life Support )ヘルスケアプロバイダー(一次救命処置)」と「ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)プロバイダー(二次救命処置)」まで取得しました。

さらにはバーベキューをしに遊びに行っていた川で、溺れていた子どもの救命処置を素早く適切に行い人命を取りとめることに成功しました。そして、消防署から表彰され新聞に掲載される出来事もありました。

今働いている職場から貰っているのは、「給与」だけではありません。そこに所属することで看護スキルや知識など有形無形の価値を享受し、病気やケガに対処でき、いざというときに大切な人のサポートを行えるのが看護師の大きな利点なのです。

職場での様々なしがらみにうんざりして、OLや専業主婦に憧れる人がいます。

実のところ、OLは看護師免許がなくてもなれます。したがって看護師を辞めて事務職に変われば、いつでもOLになれます。看護師を辞めて家庭に入れば、いつでも専業主婦です。「看護師と結婚したい」という男性は山のようにいます。

反対に、OLや専業主婦は白衣を着られません。患者さんに感謝の言葉をかけられることもありません。OLや専業主婦が看護師になるには学校に入り直し、あの地獄の実習を受け、看護師国家試験に合格しなければなりません。これは至難の業です。

「看護師」ということを活かして「エア給料を貯蓄」していけば、いつしか「看護師をやっていて良かった」と思えることに当たるかもしれません。いえ、当たる可能性は高いでしょう。

このように「エア給料の貯蓄」が多い人は自分に自信がつき、看護師を活かしながら生きていくことができます。

質問2 周りから「辞めないで」と言われそうですか

あなたが「看護師、辞めたいな…」とつぶやいたら、周囲はあなたに対して「辞めないで」と引き留めるでしょうか。もし引き留められないようでしたら、その職場で、もうひと踏ん張りしてみることをおススメします。

そこがあなたにとって「苦手な職場環境」であれば、なおさらです。

あなたが嫌っている人たちから「あの人、辞めてくれてよかった」などといわれたら、その人たちの思うつぼです。しかもなにも功績を残していないまま辞めてしまうのでは、少々カッコ悪くもあります。

心が病んでいないのであれば、嫌っている人たちから「辞めないでほしい、あなたが辞めたら困ってしまう」といわせるまで、本気で仕事に取り組んでみましょう。周囲が嫌がる仕事も雑用でも自分から進んでやってみましょう。

「辞めどき」というのは、「あなたが辞めることを惜しむ声の大きいとき」です。

質問3 「どうせ私なんて…」が口癖になっていませんか

「どうせ私は役に立たない」「どうせ私はみんなに嫌われている」「どうせ私は…」という言葉が口癖になっている人がいます。

このような人は、「なぜ、あの人ばかりかわいがられているの」「私はもともと看護師に向いていない」「世の中は不公平にできている」などの「できない理由」ばかりを考えて、自分のネガティブな殻に閉じこもり、自分自身を苦しめています。

人間というものは、誰しも落ち込むことがあります。たまには、愚痴や不平不満を口に出して甘えたくなるときもあるでしょう。

しかし、ネガティブ思考の状態を続けていたところで、その状態が改善することはありません。ネガティブ思考でいる限り、チャンスの到来はあり得ません。さらに悪いことに、このような人からは「必要とされる人間」が離れていきます。

上司に「この人には何をいっても駄目だ」と思われてしまうと、その上司と毎日顔を合わせて会話をしたところで、上司は「アドバイスをしてあげよう」という気にはならないものです。

「公平」「平等」の意味を取り違えてはいけません。「頑張っている人」も「頑張っていない人」も誰にでも分け隔てなくチャンスが与えられているではありません。

ポジティブ思考をもち頑張っている人に対して、より力を発揮してもらうためにチャンスが与えられるのです。

「どうせ私なんて、この職場で必要とされていない」と考える人が転職をしても、いいことはありません。今の仕事に対して消極的になっている人が、転職して場所を変えたとしても、運が良くなることは無いからです。

このようなネガティブ思考から抜け出す良い方法をお教えします。

仕事を与えられたら、その人にお礼を言うことです。たとえ皆が嫌うような仕事であっても、感謝の気持ちをもって仕事を受け取れば、事態は少しずつ好転していきます。

「嫌々仕事をする人」と「感謝して仕事をする人」、上司はどちらにチャンスを与えたいと思うでしょうか。「今を頑張る」ことは、「来月支払われる給料のため」ではなく、「未来の可能性を広げるために頑張ること」を指すのです。

質問3 今の職場の良いところが見えていますか

私の勤める職場で、新人の看護師さんが「前勤めていたところは、こういうところが良かった。今の職場は全くなっていない」と毎日のように今の職場のあら探しをし、不満を漏らす人がいました。

その人は、結局短期間で退職してしまいました。そして次の医療機関でも長くは続かず退職し、現在は看護師をしていません。

「今の職場のこういうところが嫌い」という人は、ネガティブな要因を探し、「不平不満を漏らす達人」になっています。

そのような人物になってしまうと、転職した先でも「あら」を探すクセがついているため、不満が出てきます。そして自分自身のせいで息苦しくなり、その場にいられなくなってしまうのです。

反対に、傍から見ると厳しい環境の医療機関に在籍している看護師の中でも、「このような環境の中だからこそ、こんなことが勉強になりました」「こういう点では大変自分を成長させてもらえたと思います」とポジティブに答えられる人がいます。

どちらがその後の看護師人生で良い結果を出し、幸せに歩んでいけるか、答えるまでもありません。

パナソニックの創業者である松下幸之助さんは、面接のときに「あなたは運の良い人ですか」と聞いていたそうです。松下幸之助さんもまた、「自分の置かれている状況をポジティブに捉えられるか」を応募者に確認していたのです。

「どのような状況に置かれても、ポジティブに捉えられる人」とともに仕事をしたいと誰もが考えます。

自分が現在置かれている状況は、「自分で作り出している環境である」といっても過言ではありません。「今の職場は自分にとって最高に成長できる場である」と捉え、最大限に活かしていくことが大切なのです。

質問4 実際のところ、いまの状況から逃げたいだけではないですか

看護師であれば求人が多くあり、「看護師の転職は簡単に行える」と考えている風潮があります。実際にその通りです。しかし、転職を「逃げ道」にして今いる職場を離れれば、「次の職場では良いことが待っている」と思い込んでいないでしょうか。

看護師が転職を考えるのは、今の職場に不満を感じているからです。辞めるとき、人はいろいろな理由を考えます。

しかし結局のところ、転職理由は「人間関係」「お金」「やりがい」の3つに集約されます。そのうちどれもが、実は「その人の問題」であるため、転職して働く場所を変えるだけでは、根本的な現状は変わりません。

「転職をして自分を変えよう」と思うことは、実は転職して場所を移すだけで、自分を変えることにはなりません。

大切なのは「自分の考え方を変えること」です。

根本的な現状を変えるよう具体的に動いてみましょう。現状を変えることができれば、今後の人生で同じような問題が現れたとき、上手に対処することが可能です。このように対処ができれば、同じような問題で悩むことは二度と無くなるのです。

はじめは小さなことからスタートしてみるので構いません。「仕事の手順を変える」「誰かの手伝いをする」「整理整頓する」など行っていくうちに、やがて大きなプラスの変化が起こってきます。

現状を変えていくことが「自分自身を変えていくこと」につながるのです。それが仕事の面白さでもあり、仕事をする醍醐味でもあるのです。

質問5 自分がいなければ「仕事は回らない」状態にしていませんか

「周囲に自分の価値を認めてもらいたい」「院内で唯一無二の存在でいたい」と思う人は、職場で自分を認めさせる良い方法があります。

それは、「自分がいなくても仕事が回るようにする」ことです。

自分の価値をみんなに認めてもらいたいために、仕事を誰にも教えず一人で抱え込んで離さない人がいます。しかし、それは職場の希望に沿った行為とはいえません。

たとえどのような仕事でも、他人に仕事を教えたがらないのは、自分に価値がないと思い込んでいるからです。「全てを教えてしまったら、周囲は私を必要としなくなるのではないだろうか」という不安がそうさせるのです。

「自分がいなくても仕事が回る」ということは、「自分が職場で不必要な存在」ということではありません。

自分がいなくても周囲を育て、一人ひとりが活躍できる仕組みを作れる人を職場が放っておくわけはありません。

職場で必要不可欠の人物となりたいのであれば、「仕事の質で勝負する」ようにしましょう。あなたが教えれば行える仕事であれば部下や同僚に渡し、自分は患者さんや職場に還元できるよう、さらに「質の高い仕事」を新たに追求するのです。

手が空いて初めて、次のステップに進むことができるのです。むしろ次のチャンスを得るために、自分はいつでも動ける準備をしておくことが大切です。周囲を信頼し、頼ることで、あなたの良さも発揮できるのです。

質問6 職場や上司の決定より、自分の考えのほうが正しいと思っていませんか

「職場の私の評価は間違っている」と不平ばかりを漏らしていませんか。一体、上司と自分のどちらが正しいのでしょうか。

実は、職場で受けたあなたの評価ですが、「正しい」とか「正しくない」ということは関係ありません。ただ、職場で「そのような評価を下した」というだけで、職場でのあなたの評価は「職場が決める」というルールになっているのです。

職場で働く限りは、職場のルールに従わなければなりません。

つまり、「そのルールを受け入れて職場の方針に沿った働きをすれば、評価を変えることが可能」ということです。

大切なことは、職場の評価基準に従い、働き、評価されることです。「何が正しいか」「誰が正しいか」ということではありません。

職場から「この人は仕事ができる」と評価を受け続ける存在でいるためには、「その職場で評価されるコツ」を掴むことが大切です。

例えば、「丁寧に確認しながらミスを最小限に抑えることが評価される職場」「患者さんに笑顔で接することが評価される職場」「廊下に落ちているごみを拾うなど細部まで配慮することが評価される職場」「喋らず迅速にテキパキ仕事をこなしていくのが評価される職場」など様々です。

あなたの働いている職場がどのような評価を下しているのか、周囲から高評価を得ている人を参考にしながら試してみることをおススメします。

評価のされ方を掴んでいなければ、単なる偶然として周囲から捉えられてしまいます。「この職場ではこのようにやったら、周囲から高評価を得ることができるのか」など、自分なりに職場での評価を分析し、評価されるコツを蓄積していくことが大切です。

まだ看護師として充分な実力を備えておらず、客観的な判断もできないうちに「自分は職場から不当な評価を受けている」と思い込んで転職してしまうとします。すると、新しい職場でも「またダメだ。私は看護師に向いていない」と悩んでしまうことになるでしょう。

そのような人にまず行動してもらいたいのは、「自分で自分を認めてあげる」ことです。そして、自分を認めてあげる良い方法は「毎日自分と小さな約束を交わし、それを達成していくこと」です。

「患者さんに『ありがとう』と3回言ってもらう」「ゴミが落ちていたら自分から進んで拾い、ゴミ箱に捨てる」「エレベーターを使わない」などといった小さなことで構いません。自分と交わした約束を達成するよう意識するのです。

「自分との約束を達成する」ということは「自分の手で未来を築いている」ということです。「未来を自分でコントロールし満足感を得ている」という感覚が、自分の自信につながっていくのです。

これを続けていれば、自己評価はどんどん上がり、自己効力感(自信の強さ)が増していきます。自己効力感が増し、自分の看護に自信が付けば、仕事を積極的に行え、周囲のあなたに対する評価も徐々に上がっていきます。

質問7 「上司や同僚を踏み台にしてやろう」と考えていませんか

「上司や同僚を『自分がキャリアアップするための踏み台』として利用しよう」と思ってはいないでしょうか。しかし、そのようにしてキャリアアップした人に付いていく部下や同僚はいません。

リーダーシップが取れる、みんなの憧れとなるような上司になる人は、必ず周囲から引っ張り上げられているのです。すなわち、あなたによほどの才能がない限り、上司や同僚のサポートを受けることなしに、自分だけがキャリアアップすることは難しいのです。

上司や同僚を選ぶことはできません。選べない以上、気の合う上司や同僚に出合える確率はほとんどありません。したがって、どのような上司でも同僚でも、キャリアアップさせるサポートに徹することが大切です。

「上司をキャリアアップさせる」とは、上司に良い仕事をしてもらうことを指します。それが職場のためであり、自分のためでもあるからです。目先のことばかり気をとらわれず、その先にある目的まで見据えておくことが大切です。

そして職場から、サポートに徹したことに感謝してもらえるようになれば、おのずとあなたのキャリアアップにもつながってくるのです。一人でのし上がっていくのは大変な労力を必要としますが、みんなから引っ張り上げてもらえば、労力は最小限で抑えることができます。

質問8 「自分がこの職場を変えてやろう」と思っていませんか

「ここのやり方は間違っているのではないでしょうか」などと何かにつけて、職場に異論を唱えるのが「仕事へのやる気をアピールする方法だ」と勘違いをしている人がいます。

それは「誰かがこの職場を変えないといけない」という考えをもってのことなのかもしれません。しかし、「とりあえず私の存在感は示すことができた」「私の言い分は分かってもらえた」では意味がありません。

果たして、このようなやり方が、本当にその人にとってプラスになるのでしょうか。

実は意見を通すには、順序があります。もし職場の従来のやり方に異論を唱えたいのであれば、あなたの発言を聞いてくれる仲間を増やすことから始めなければなりません。これは、その考えが「正しいか」「そうでないか」という以前の問題です。

したがって、仕事のやり方を変えるには、正しいプロセスを踏むことが重要となります。まずは従来のやり方を学び、応用し、新しく創造するというステップです。

もし職場に新しい方法を提案したいのであれば、まずは従来のやり方を受け入れることが大切です。そしてそれができるようになったら、初めて自分のやり方と比較します。そして「こちらのやり方のほうが良いのではないか」と思えば、周囲に受け入れられる方法を考えてから提案してみましょう。

これが信用を構築していく方法です。このようにプロセスを踏むことで、「ここぞ」というときにチャンスを掴むことにつながります。

方向性を理解し、まずは「やらなければならないことをやる」、そして周囲の信用ができてきたら「改善したほうが良い点を提案する」という順番を守れば、周囲と衝突することは無くなります。

質問9 「他の人に頼むのは悪い」と考えてはいませんか

限られた就業時間の中で、少しでも多くの仕事をこなすために、スピードアップの発想をもってしまうことがあります。

「他の人に頼むより、自分一人でやってしまったほうが早い」という考えです。また、他の看護師もたくさんの仕事を抱えているのに、頼んでしまうのは気が引けるという思いもあるでしょう。

しかし、いくら自分のスキルを磨き上げても一人の力だけでは、いずれ行き詰ってしまいます。周囲の看護師の力を信用して、ときには頼むことも大切です。自分の限界は他の人の力を借りることによって、限界を超えることができ、より大きな力を発揮できるようになります。

では「自分で行なったほうがよい仕事」と「他人に頼んだほうが良い仕事」とはどのように見分ければよいのでしょうか。

それを見分けるためには、「その職場にとって、誰がその仕事を行うのが最善か」を考えると良いのです。仕事は「職場」を基準にして判断します。誰を選ぶかは、「相手の負担」を基準にするのではありません。

職場にとって必要なことであれば、「あの人は忙しそうだから申し訳ない」などといっていては仕事になりません。職場全体を見渡し、「その仕事を誰に行ってもらうのが最適であるのか」を判断するのです。

「相手に仕事を快く引き受けてもらう方法」についてヒントをお話しておきます。人間は誰しも内心では「評価されたい」「貢献したい」という気持ちをもっています。そこをうまく刺激するように仕事をお願いするのです。

例えば、「清潔不潔の操作について、新卒の看護師に講習してもらえない?あなたがこの科で一番、清潔不潔の操作について配慮して行えているから」といった具体です。

もし仕事を振ったことで、相手が嫌がった態度を取ったり、避難してきたりしたら、それはあなたの発信力不足が原因です。その仕事を成し遂げたら、「何を得ることができるのか」を相手に充分に理解してもらっていない場合が多いのです。

質問10 職場から差し伸べられた手を握り返していますか

現在、医療機関を取り巻く環境は大きく変わってきています。超高齢化社会の突入、医療費による国費財源圧迫など、看護師であっても、いま目の前にある仕事が、明日あるとは限りません。倒産する医療機関も増えています。

そのような環境の中で私たち看護師は、どのように行動していけばよいのでしょうか。

ひとついえることは、医療機関も生き残りをかけている以上、「職員に望みを託さなければならない」ということです。時代の状況の変化に適応し、経営を存続させるためには人材が重要なキーワードなのです。

あなたが今、どのような医療機関に在籍していようとも、その医療機関が存続したいとするのであれば、職員にチャンスを与えるはずです。職員にチャンスを与えるということは、職場が手を差し出している状態といえます。

職場は手を挙げている職員に手を差し出し、職員もその手を握り返すことで初めて、職場はその人を引き上げ助けることができます。

そのためには、まず自分が職場に対して手を差し出していなければなりません。実は自分から手を出さない人が結構たくさん存在します。上に行くためには、まずは自分から手を出しましょう。

手を差し出すとは、「自分をアピールすること」です。さらに具体的にいえば、「上に行きたいという意思を伝える」「スキルアップをしていく」などの行動のことです。

自ら手を差し出し、条件が揃っている職員に対しては、職場も手を差し出し、上に引き上げてくれます。職場が看護師にチャンスを与えるシグナルは、あなたに「仕事を依頼してくるとき」です。

それに対して、あなたは「結果を出す」ことで「手を握り返す」という行為を取っていることになります。

あなたのもとにきた仕事はすべてがチャンスに直結しています。目の前に与えられた仕事にどう取り組むかによって、次のチャンスへとつながっていくのです。

「たくさんの仕事を任されて大変」と不満を口にする人もいますが、実はそれは職場があなたに与えたチャンスなのです。

チャンスを活かすも殺すも実はあなた次第なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事を読んで、転職しても「状況が変わらない」と思ったのであれば、自分自身の問いかけを変えてみてください。

問いかけの質が変われば、考え方も変わってきます。考え方が変われば、行動も変わってきます。行動が変われば、周囲の評価も変わってきます。評価が変わってくれば、看護も楽しくなってきます。

転職はいつでもできます。転職は最後の切り札に取っておいて、あなたが今の職場でできることをもう一度考え直してみるのも一つの方法です。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

注目の人気記事

・転職サイトを活用した看護師転職の体験談

看護師として活動するうえで、私自身も転職活動をしたことがあります。このときは転職サイト(転職エージェント)を利用したため、そのときの実体験や方法を踏まえ、失敗しない転職について紹介します。

管理人による転職体験記

・転職エージェントを活用し、看護師転職で成功する

看護師の転職で失敗しない方法として、必ず意識すべきことの一つに「転職サイト(転職エージェント)を活用する」ことがあります。年収交渉や勤務条件を含めすべて代行してくれるからです。そこで、具体的にどのように活用すればいいのかを確認していきます。

転職サイトの活用法

・看護師転職サイトのお勧めランキング

看護師の転職サイトはそれぞれ特徴があります。「対応地域が限定されている」「取り扱う仕事内容に特徴がある」「非常勤(パート)に対応していない」などサイトごとの特性を理解したうえで活用すれば、転職での失敗を防げます。

お勧め転職サイトランキング

新たな看護師の働き方

・美容クリニック・美容皮膚科への転職

夜勤なしで高年収を実現できる求人として、美容クリニック・美容皮膚科があります。死と隣り合わせの職場ではなく、患者さんを美しくする手伝いを行うのが美容クリニックです。

美容クリニックへ転職する

・派遣看護師で高時給・好待遇を狙う

一つの職場で働き続けるという形態ではなく、3ヵ月や半年など一定期間だけ勤務する派遣看護師という方法も存在します。高時給を実現でき、人間関係のもつれがなく、「派遣が終わった後は長期の旅行に行く」など自由な働き方を実現できます。

派遣看護師で働く

・単発・日払いの高時給求人を探すには

「今月は苦しいため、もう少し稼ぎたい」「好きなときだけ働きたい」など、こうしたときは高時給を実現できる単発・スポットバイトが適しています。健診やツアーナースなど、看護師ではさまざまな単発案件が存在します。

単発・スポットバイトで働く