「脳外科(脳神経外科)で働いてみたい」という憧れはあるけれど、「どのような患者さんの看護を行う」のか、また「脳外科看護の実際とはどのようなものか」などを具体的な内容を把握していない人は多いのではないでしょうか。

脳外科看護を行うにあって、「看護師として、患者さんに、患者さんの家族に、周囲のスタッフに何を求められているのか」を知って行動することは、「脳外科の一流看護師への近道」といえます。

そこで今回は脳外科看護師への転職にあたって、事前に把握しておきたい内容をお伝えしていきたいと思います。

脳・神経疾患の概況とは

まずは脳・神経疾患の概況についてお話しておきます。

脳血管疾患は日本人の死因4位

厚生労働省の平成28年(2016)人口動態統計によると、日本人の死因第1位は「悪性新生物」、2位は「心疾患」、そして3位「肺炎」に、4位に脳外科の領域である「脳血管障害」となっています。

医学の進歩によって、いままで原因不明とされてきた多くの疾患の原因はある程度まで解明され、治療法が確立されつつあります。しかし、脳・神経疾患はまだまだ原因究明ができておらず、治療法が確立されていないものが多いのが現状です。

原因が分からず対症療法しか行えないものは、やがて慢性化していき「難病」といわれるようになります。このような難病指定される疾患が多いのが脳神経外科の特徴といえます。

脳神経系の疾患の特徴はQOLの低下

脳神経疾患発病後の特徴として、発病年齢に関わらず、QOL(クオリティオブライフ:生活の質)が低下することが多いです。症状は軽症から重症まで幅広いレベルがありますが、そのレベルに合わせてQOLの低下がみられるのが特徴です。

「今まで当たり前のように行ってきたことがある日を境に急にできなくなる」などの、自立した生活を奪われることも多く、身体的な看護だけでなく精神的な看護も求められます。

とくに脳血管障害は、介護保険の特定疾患の3分の1以上を占めています。そのことからも、脳血管障害により生活が一変し、「第三者のサポートを必要とする事態に陥りやすい疾患」であることが容易に推測できます。

脳・神経疾患の病態の特徴とは

脳血管疾患の経過は患者さんにより様々です。

脳梗塞、クモ膜下出血、脳内出血などの脳血管障害や頭部外傷などでは、意識障害・呼吸障害・循環障害などが急激に進行し、生命の危機にさらされることが多いです。

その後、危機から脱したとしても、運動・感覚・排泄・嚥下などの機能障害を残したままで回復してしまうことも少なくありません。

一方、多発性硬化症・パーキンソン病などの脳疾患、多発性ニューロパチーなどの末梢神経疾患、重症筋無力症などの神経・筋疾患などは、緩やかに症状が進行していく特徴をもっています。

緩やかに進行するといっても、こちらの神経・筋疾患は徐々に多くの機能障害が出現し始め、範囲は拡大していき、障害の回復は見込めないことが多いとされています。

脳・神経科の看護とは

このように脳・神経疾患は治療法が確立されておらず、患者さんは複雑な病態を伴うことが多く、さらに種々の機能障害を抱える可能性が高いのです。障害のため、患者さんは自立した生活を送ることが困難となるケースが多いのです。

脳・神経科の看護では、急性期においては「生命維持に向けた処置や援助」「残されたQOLの維持の支援」などの幅広い知識やスキルが必要となります。

具体的に、まずは複雑な「脳・神経系疾患の病態」に関する基本的知識を身に付けることが大切です。その上で、基礎的知識に基づき専門的な看護技術の習得を行い、患者さんの安全安楽な療養をサポートする必要があります。

さらに、患者さんの身体的問題や心理社会的な問題をサポートし、問題解決に向けての支援を提供していくことも脳・神経科の看護師に求められます。

また退院後も、患者さんの健康やQOLを維持するために、リハビリのサポートなどに加え、保健や福祉に携わる専門家との情報交換をし、連携をとっていく看護も求められています。

脳・神経疾患を発症した患者さんの特徴とは

脳血管疾患患者さんの特徴的に現れる「身体的な問題」と、発症を機に起こる「患者さんやその家族の心理・社会的問題」の両面から患者さんの特徴を把握していきましょう。

脳・神経疾患の患者さんの身体的問題

脳・神経疾患の病因、発症年齢、経過、障害のレベルに対して、生じる問題は患者さんによって異なります。

身体的な問題は、日常生活における動作の問題から、コミュニケーションの障害まで多様です。

急性期における危機を脱したあとも、脳や神経の障害された部位によって、呼吸障害・意識障害・運動障害・記憶障害・感覚障害・言語障害・嚥下障害・排泄障害・視覚障害などの身体機能の障害を残すことがあります。

しかもこれらの機能障害は単独で発症することは稀で、多くの場合、複雑に絡み合っていることが多いです。

また、中枢の器質的異常が確認された場合、情動障害・性格変化・知能低下といった「精神機能障害」を引き起こすこともあります。

脳・神経疾患は進行性の慢性疾患が多いうえ、治療法が確立していない疾患も多く存在します。とくに脳血管障害などは、血管の奇形や動脈瘤・動脈硬化などが原因である場合、再発する可能性も高く、患者さんは不安な気持ちを抱えやすいのが特徴です。

脳・神経疾患を発症したときの「肉体的・精神的な苦しみ・痛み」を再度経験するかもしれない恐怖をもち続けなければならないのです。

また、回復する見込みがあったとしても、治療が長期化することも多く、患者さんは先の見えない闘病生活や疾病管理を強いられることになります。

二次的障害(合併症)

また脳血管障害の場合ですと、「二次的障害(合併症)」を引き起こす可能性も高いのが特徴です。

頭蓋内圧亢進・脳浮腫・脳血管れん縮などが高度になれば、脳ヘルニアや血管の再破裂といった致死的状況となる危険性も出てきます。

二次的障害(合併症)として、嚥下障害による誤嚥性肺炎、排泄障害による尿路感染症、感覚障害・循環障害による関節拘縮や褥瘡なども注意して観察するポイントとなります。また、運動障害や視覚障害による転倒の危険も高くなります。

外見の変化

脳・神経疾患の特徴として、ハンチントン病(遺伝性神経変性疾患)やパーキンソン病(進行性神経変性疾患)などでは不随意運動、姿勢・歩行・動作の異常がみられ、また脳血管障害による顔面神経麻痺では顔貌の変化など、機能障害と同時に外見の変化が生じることもあります。

患者さんやその家族の心理・社会的問題

脳・神経疾患による急激な身体的変化を克服した後も、患者さんだけでなく、家族の人生も巻き込み、心理・社会的な問題を引き起こします。

患者さんの心理

患者さんの心理としては、脳・神経疾患の告知により、精神的な衝撃を受け「混乱」に陥ります。それまで何事もなかった生活から一変し、機能障害や病状回復の限界を認識したあと、「否認・怒り・取り引き・抑うつ・受容」(キューブラー=ロスの「死に対する心理的受容過程」)といった反応を示すようになります。

脳・神経疾患の「永続的な障害を受容する過程」は、キューブラー=ロスの「死の受容過程」と同じような反応パターンを示すことが多いのです。このことは「脳神経疾患の患者さんは死を宣告されたのと同様の衝撃を受けている」ともいえます。

また違う側面から述べますと、患者さんは疾患による社会的役割の喪失、孤立感なども味わい、多くの苦悩を経験することとなります。人生での目標を奪われ、「生きる」ことを無意味に感じることもあります。

疾患の発症により、以前の同じような生活を送ることは困難となり、本来の生活スタイルを変更させなければならなくなります。患者さんが家庭での経済的担い手であれば、経済的な問題も生じることとなります。

さらに、脳・神経疾患では脳の器質的障害により、知能の低下、認知症、性格の変化などにより、周囲とのコミュニケーションが難しくなることもあります。このことが原因で「苦痛」や「不満」「焦り」「孤立感」などを感じてしまいやすくなります。

家族の心理

家族もまた、患者さんと同様に、ある日突然の生活の変化とともに、疾患や障害を受け入れることが難しい状態にあります。ショックや精神的混乱をきたし、心理的苦痛が増します。患者さんの介護や経済的問題といった負担も増えます。

さらに再発といった急激で、しかも重篤な状況にさらされている場合には、家族の抱える問題は計り知れないのです。

脳・神経科の看護の役割とは

このように脳・神経疾患を抱える患者さんとその家族の身体的問題や心理・社会的問題を把握したうえで、看護師として、どのようなサポートが求められているのでしょうか。

1. アセスメントをとり、患者さんの情報を得る

脳・神経疾患の患者さんは、重篤な病状で入院する場合もあれば、診断や治療方針を決定するために入院を行う場合もあります。どちらの場合も、患者さんの身体的問題、心理的・社会的問題を素早く、的確にアセスメントをとれることを目指すことが大切です。

具体的なアセスメント事項としては、以下に述べる内容を参考に看護計画を進めていってください。

① 生命を脅かしている健康上の問題危険な兆候の有無

② 生じている苦痛の内容と程度の確認

③ 神経症状や障害の部位・程度・進行状況の確認

④ 神経症状の発生要因

⑤ 神経症状や治療による二次的な障害や合併症の有無

⑥ 回復状況や後遺症、残存機能の種類と程度、生活への適応状態

⑦ 患者さんと家族に生じる問題と対処法

身体面のアセスメントでは、バイタルサインは生命に直結したり重篤な病態変化を示したりする兆候があるため、的確に測定することが大切です。

また神経症状は、出現の仕方や疾患のレベルや重症度、障害部位を反映しているため、こちらも正確に把握し、医師に伝えることが必要なことです。

どちらにせよ時間が経過するにつれ、「症状にどのような変化が出現するのか」を観察することが重要です。

そのため、脳・神経系の疾患症状、その病態生理に関する基本的な医療知識を身に付け、正しい判断を行えることを目指していく必要があるのです。

2. 身体的な問題に関する看護で重要なこと

脳・神経疾患の患者さんはさまざまな障害を抱えています。その中でもまずは、「生命の維持と身体の安全に対する援助」を優先させます。それらを行った上で、他の機能の障害に対するサポートを行っていきます。

生命維持を行うための看護

頭部の外傷、脳腫瘍、脳血管障害などの急性期においては、意識・呼吸・循環などの重要な生命機能の障害が出現する可能性が高いです。しかも、このような障害は急に出現し、その後急速に進行していきます。

徐々に進行する重症筋無力症や筋萎縮性側索硬化症などでも、急性憎悪により呼吸障害を生じる可能性もあります。

このように脳疾患や神経・筋系の疾患では、生命に直結する問題が生じやすいため、看護師は疾患の病態生理や症状の出現機序の理解が必須となります。これらの医療知識に基づき、各患者さんに対し個別的な対応を行い、予測される事態に備えながら、迅速な看護を行うことが重要となります。

機能障害の改善の看護

脳・神経疾患の患者さんには、運動・感覚・言語・嚥下・排泄といった身体機能の障害がみられます。

これらの機能障害に対し、生命の維持が第一の援助であることを念頭に置き、その後の身体機能の回復を見込み、早期の段階で機能障害の改善に目を向けた援助を行っていくことが大切です。

運動訓練や言語訓練、排泄訓練、嚥下訓練など患者さんの障害に合わせた援助を行い、機能障害の改善をすすめていきます。

合併症の予防を行う看護

脳の外傷・血管障害・感染症などの合併症として、頭蓋内圧亢進から脳ヘルニアを起こす可能性があります。脳ヘルニアは致死的状況になることも多く、予防はもちろん予兆が疑われる場合は、的確な処置を行わなければなりません。

また、呼吸障害や運動障害により、肺の運動量の減少や咳嗽反射の低下、気道への分泌物の貯留なども出現しやすくなります。その結果、誤嚥性肺炎などの呼吸器合併症を起こしやすくなります。これらの障害に対しては、体位の工夫、体位変換、分泌物の吸引、口腔内の清潔保持などで予防することが大切です。

さらに、意識障害や運動機能の低下では、膀胱内の排泄物の残留や、尿道カテーテルの留置により、尿路感染を生じやすくなります。水分摂取量の促し、カテーテルや身体の清潔管理などを行ない予防する必要があります。

苦痛を和らげる看護

患者さんは疾患により、頭痛や灼熱感、しびれなどの苦痛を感じることがあります。

罨法(あんぽう:温熱または寒冷刺激を与えて行う治療)やマッサージなどを試し、患者さんの苦痛を軽減させる援助を見つけ出すことが大切です。訴える苦痛が高ければ、鎮痛薬などの使用を医師に提案してみるのも良いでしょう。

苦痛の感じ度合は患者さんによって異なり、理解することは困難です。

しかし看護師は患者さんの一番近くの存在として、痛みの訴えを否定せず、受け止め共感して接することが大切です。

3.  心理・社会的な問題に関する看護とは

脳・神経疾患は再発の可能性や、完全な回復を見込めないもの、難治性・進行性のものが多いため、患者さんや家族の心理・社会的な負担は大きなものといえます。

障害の受容を行う看護

ある日を境に自分に起こっている障害を認識したとき、患者さんは大変な衝撃を受けます。回復が不可能であったり、闘病が長期化したりすると分かったとき、「怒り」「抑うつ」といった心理的な症状が出現する可能性があります。

看護師の行うことは、まず患者さんの心理状態をありのままに受け入れることです。患者さんの気持ちを汲み取り、尊重・共感・共有・理解ある態度を示すことが重要です。

看護師は患者さんに近い存在で、病状を的確に把握しているため、「いらだち」をぶつけられることも多いです。しかし、この「いらだち」は患者さんの「苦悩の表出」と捉えることができます。看護師はいらだちが大きければ大きいほど、苦しみも大きいことを理解しなければなりません。

また、患者さんが「自責感」を抱いているときには、患者さんの生きている価値を再認識できるように働きかけ、自責感から解放されるように関わっていくことが大切です。

さらに、患者さんに抑うつ傾向がある場合は、むやみやたらに励ますのではなく、必要と感じれば、そばに寄り添い、苦悩を理解するよう努める必要があります。

外見の変化に対する看護

顔面神経麻痺といった外見の変化はリハビリで改善していくことがあります。

しかし、不随意運動や姿勢・動作の異常などは回復を見込めないものも多いです。これらの疾患を抱える患者さんは周囲から奇異な目で見られ、精神的苦痛が増します。また表情筋の運動低下により無表情になり、怒っていると誤解され、周囲との関わりが希薄になることもあります。

このような場合、周囲の人にも病態を正しく理解してもらい、患者さんが周囲の誤解や無理解によって傷つかないような配慮をすることも看護の役割といえます。

社会資源を活用するための看護

患者さんの社会的・経済的な問題は、医療ソーシャルワーカーや保健師、福祉センターの職員などとも相談し、効果的に社会資源を活用できるように情報提供を行っていくようにしましょう。

4. 家族に対する看護とは

家族は患者さんの急変を目の当たりにし、大きな衝撃を受けています。

家族に対しても、身体的、心理・社会的援助を行っていくことが大切です。

入院にあたり、家族の心配が解消できるような配慮を行うことが重要です。家族の声に耳を傾け、患者さんと家族の看護上の問題点を考え、解決していくようにしましょう。

また、緊急入院などの場合、家族は動揺しているため、患者さんの病状を分かりやすく伝え、家族の不安な気持ちを和らげる援助を行うことが大切です。

回復期は、患者さんの障害の受容を行えるよう家族をサポートしていきます。現在の病状や治療などを分かりやすく説明し、患者さんも家族も障害を乗り越え、退院後の生活設計が再構築できるような援助を行っていきます。

退院後に、家族の介護が必要な場合は、患者さんの状態が安定してきたころを見計らって、看護ケアの参加を促していきます。

食事や排泄といった日常生活動作から、吸引、導尿、経管栄養の管理などの医療技術を必要とするものまで、家族は技術を習得していく必要があります。

看護師は家族の習得レベルに合わせ、退院時には、家族はその技術を不安なく行えるようにサポートします。

家族の介護力不足や経済的な問題がある場合は、福祉センターなどの適切な社会資源を活用できるよう家族にも情報を提供していくようにしましょう。

脳・神経外科病棟でのインタビュー

このように脳・神経外科の看護には幅広い知識やスキルが必要となります。「いきなりこのような技術や知識が必要となると私には難しそう」と思った方もいるでしょう。

実は当サイトの管理者である私は今回この記事を作成するにあたって、JA系列総合病院の脳神経外科に、実際に見学・インタビューに行ってきました。

ここの脳神経外科の医師と看護師は、他の科よりも密な連携を取っている印象がありました。

看護師の表情は笑顔でありながら、きりっとしていました。昼食時には、医師と看護師が丸テーブルに座り、患者さんの援助をどのように行っていけばいいのか話し合いの場を設けていました。

ときに医師の方針に「新しい提案」を出す看護師も存在しました。看護師が出した提案に関し医師も頷き、「その提案をさらに活かしていく方向」にまとめ上げていました。また新しく採用された中途看護師にも発言の場を与え、積極的にチームに貢献できるよう配慮されていました。

「医師が上、看護師が下」という構造はなく、丸テーブルを囲む「ひとつの医療チーム」として機能していました。

ここで勤める看護師にインタビューした内容をまとめておきます。

・管理者(私):脳神経外科は大変そうなイメージがありますが、新人や未経験の中途看護師でも務まるでしょうか。

・看護師:脳神経外科で働くことは、看護師も多くの知識と技術が必要となるため、最初は不安を感じ、戸惑うことも多いのではないかと思います。

しかし、この職場ではチーム力を大切にしています。分からないことがあれば、医師でも師長でも誰にでも気軽に聞ける環境を作っています。

また、誰かと誰かを比較して技術や知識を習得するよう強要するのではなく、過去の自分と今の自分を比較して「何を得ることができたのか」に着眼し、そこを認めるように促しています。

そうすることで、人間は自分から進んで技術を習得したり、学んだりすることができ、自身の成長を感じることができます。

あとは、ありがちですが、「やる気」と「根気」です。困難な壁にぶち当たっても、「超えられない壁はない」と信じ、歯を食いしばって看護を続けてほしいと思います。

ときには先輩や医師の意見も取り入れながら、自分で考え、工夫し、行動していれば、必ず光は見えてきます。

・管理者:ここでは新人や中途看護師も積極的に発言する場がありましたね。

・看護師:そうなんです。実は、新人や中途採用者はここでは「とても貴重な力である」と常日頃から言っています。新人や中途採用者には私たちには無い「新しい目で看護を見る力」があります。

そこを潰すことなく、新しい目で見て「改善してほしいところ」「気になるところ」などを積極的に言ってもらうようにしています。「新人だから」「経験がないから」といって、発言権を与えないことはこの科自体の成長を妨げていることにつながります。

・管理者:素晴らしい考えですね。新人も中途採用も同じ土俵に立たせてもらえるということは、必要以上に委縮することなく、自分なりに考えて行動できることになりますね。

・看護師:はい、そういうことです。

ランチタイムに気軽に医師や先輩方とも話せ、フラットなスタイルを作っていると、「新人だから出来なくても当たり前」ということは起こりません。ここの新人さんは、どんどん質問をして知識やスキルを吸収していっているのが目にみえて分かります。

・管理者:なるほど。本当に素晴らしい考えですね。ではすみませんが、最後に「脳神経外科の看護のやりがい」について教えてください。

・看護師:一時は意識不明で運ばれ、病状を告知され「人生のどん底」を経験した患者さんやご家族が、医療技術や看護サポートにより、徐々に障害を乗り越え回復し、そして笑顔で退院された際には、看護のやりがいを感じます。

もし脳・神経外科に興味をおもちであれば、是非チャレンジしてもらえたらと思います。脳・神経外科での看護は、看護師としての基盤を作り、今後の看護師人生の中でも大きな良い影響力を与えると自負しています。

以上がインタビュー内容となります。見学を通して、この病院の脳神経外科は離職率も低く、看護師としてのキャリアも積んでいくことができる理想的な職場であることが伝わってきました。

すべての脳神経外科がこのようなチームワークの発揮できる、自分を高められる職場であればいいのですが、現実はそうとは限りません。このような職場に巡り合うためにはどのような方法と取ればよいのでしょうか。

脳神経外科に転職を成功させるための秘訣

上記のような、あなたがイキイキと働けるような脳神経外科病院への転職を成功させるためには、「転職サイトを利用する」のが一番効率が良い方法だといえます。

なぜなら、転職サイトのコンサルタント(転職エージェント)は「転職のプロ」だからです。

看護は看護の専門知識をもつ私たち看護師が行ったほうが効率良く、安全安楽に行えるのと同様、転職は転職を成功させる知識をもった人(転職コンサルタント)に任せるほうが、あなたが理想とする転職に導いてもらえる可能性が高まるのです。

担当コンサルタントは「あなたがどのような職場で、どのようなキャリアアップをしていきたいか」などを具体的に聞いたうえで、あなたに理想の職場を紹介してくれ、その職場に採用されるよう、履歴書の書き方から面接同行まで最善を尽くしてくれます。

さらにその職場の「人間関係」「師長や医師の人柄」「離職率」「雰囲気」など個人ではなかなか入手できない転職時の貴重な情報にも精通していることが多く、転職前にこれらの情報を把握することができます。

また、あなたが考えている以上の「好条件な求人」を紹介してくれる可能性もあるのです。

「好条件な求人」とは、条件が良く応募者が殺到してしまうため、採用側の都合で「非公開求人」としていることが多いのです。あなたがこの非公開求人の応募要件にマッチしているようであれば、どこにも掲載されていない「好待遇・好条件の求人」を紹介してもらえるのです。

さらには、転職のプロであるコンサルタントが給与交渉まで行ってくれ、働き始めから満足する給与条件で働くことも可能です。

転職時には、なかなか「お金のこと」に関しては言いにくいため、「第三者であるコンサルタントが間に入ってくれることは大変心強いことだ」といえます。

まとめ

このように働きがいのある脳神経外科でキャリアアップを積んでいくことができれば、看護師としての知識や技術を身に付け、自信をもって取り組んでいくことができます。

あなたらしく、あなたが輝いて働ける場所を見つけ、一人でも多くの患者さんに救いの手を差し伸べてもらえたらと思います。


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