近年、女性のライフスタイルは大きく変化してきています。晩婚化や出産年齢の高齢化、少子化といった女性を取り巻く生活は一昔前より大きく変貌を遂げました。

そのような「がんばる女性を看護の観点から支えていきたい」と志をもって転職する人がいます。

しかし一般科と異なり婦人科の場合、「患者さんと接する際、どのような点に注意すべきか」「どのような看護観をもって行動すればいいか」といった詳しい内容について、知らない人も多いのではないでしょうか。

婦人科看護師として、「どのような視点をもって働くことが大切であるのか」を知り、転職活動や入職後の婦人科での看護活動に役立てていくことが大切です。

そこで今回は婦人科に転職希望の方に向けて、「一流の婦人科看護師はどのような考えのもと活動しているのか」についてお話ししていきたいと思います。

婦人科の今後の動向

近年、女性のライフスタイルの変化により、婦人科での医療の動向が変化してきています。まず、婦人科全体の事柄について詳しくお話ししていきます。

乳がん患者の増加

戦後、食の欧米化などにより女性ホルモンは影響を受け、日本での乳がん患者数は毎年増加傾向にあります。30~64歳の女性の間では、乳がんが死亡原因と一位となっています(2018年現在)。

乳がんは30歳以降の若い女性にも多く出現するのが特徴で、女性の約4%が乳がんに罹患する危険があるとされています。40代後半から50代前半に最も多いといわれていますが、20代でも発症してしまう人もいます。

そのため若いころから関心をもつよう、乳がん予防のための検診を勧め、早期発見に心がけることが大切です。

子宮頸がん患者は急増中

乳がんと並んで注目してほしいのは、子宮頸がんの急増です。

子宮頸がん患者のうち、29歳以下が占める割合は1990年以前であれば約2%であったものが、1997~2001年では約8%にまで増えてきています。

子宮頸がんの罹患のピークは、20代後半から40代前半です。近年、子宮頸がんでの死亡率、罹患率ともに若年層で増加傾向にあります。

しかし、子宮頸がんのがん細胞が浸潤し増殖するには5~10年といった長い年月が必要です。そのため、20歳以上の女性が受診できる「2年に1回のがん検診」を受けておけば、がんになる前段階での発見が可能です。

検診により早期発見できれば、子宮頸がんは比較的予後のよいがんとされています。このようなことから医療従事者として「がん検診」を受診するよう推奨することが大切です。

性感染症の増加

性感染症といってもさまざまですが、なかでもエイズ(AIDS)は年々、増加傾向にあります。HIV・エイズ患者の報告数は、HIV感染者が18,920件、エイズ患者が8,523件です(1985~2016年累積患者数)。

新規感染患者数は、HIV・エイズ患者合わせて年間1,500件程度報告され、これは2005年の年間700人前後の2倍に膨れ上がっていることになります。

HIVに感染すると、「感染初期→無症候期→エイズ発症期」の経過をたどります。

感染初期には、インフルエンザのような症状がみられることもありますが、体内の免疫反応により数週間で消失します。その後の無症候期は数年~10年以上となり、本人に感染の自覚症状がないため、この間に感染が拡大していきます。

ただし、無症候期の間もHIVは100億個/日くらい増殖し続け、HIVに感染したTリンパ球は、2.2日程度で死滅してしまいます。この経過が日々繰り返されることで、免疫細胞が減り続け、免疫不全状態となりエイズを発症します。

患者さんにエイズが疑われる場合は、検査を勧めることが医療従事者として重要になります。

また他の性感染症として日本で最も多いのは、「性器クラミジア感染症」です。

性器クラミジア感染症も自覚症状が少ないため、治療を積極的に受けないことがあります。しかし、放置していると男女ともに不妊症に陥る危険性のある病気です。10~20代の若い女性が多く感染する傾向にあります。

人工妊娠中絶は減少傾向

近年、人工妊娠中絶は2002年をピークにどの年代も減少傾向にあります。昭和30年には過去最高の117万143件もあったのですが、今では10分の1の18万1905件にまで減りました(2014年統計による)。

これは長年による「母子保健や家族計画の知識の浸透、性感染症予防具の普及や性教育の実施などの効果の現れ」だとされています。

「看護師1人ひとりの力は小さい」かもしれませんが、このように長年に渡る小さな力が積もっていくことで、やがて大きな結果となって表れていることが分かります。

女性医療の進歩

そもそも病気のなりたちには、「男女に差がある」ことが多いです。そのため、病気の性差を詳しく診て治療していこうとする「女性医療」が進歩しています。

女性の心と身体、家族や職場の人間関係など、女性を広い視点で判断する「トータル・ウィメンズ・ヘルスケア」を行う医療施設が増えてきています。外来の名称としては、「女性総合外来」「女性専用外来」「レディースクリニック」といったものです。

このような外来ですと、予約制であったり、働く女性に合わせた診療時間帯であったりと、女性に優しい配慮がされていることが多いです。

また先進の医療機関ですと、「女性のための生涯医療センター」といった施設も誕生してきています。これは、性差を考慮した医療の必要性から女性のヘルスエデュケーション(健康教育)の役割も担っています。

さらには、「児童期から青年前期への心と身体の変化」に戸惑う方への対応として「小児科と思春期科を統合した外来」も設置されつつあります。この科では「性知識」や「自己と他者の関わり」など専門の医師による指導や正しい知識の普及が行われています。

オペ技術の進歩

婦人科のオペ技術も進歩してきています。開腹手術よりも、傷跡を少なくし身体への侵襲を低減させる「腹腔鏡下術」が代表的な手術法として変化してきています。

他にも、例えば子宮筋腫の新しい治療法として、「子宮動脈塞栓療法(UAE):子宮を切らずに血管内カテーテルで治療を行う方法」や「集束超音波療法(FUS):身体の外側から集束超音波を照射し、子宮筋腫を壊死させる方法」などが確立されてきました。

どちらも開腹することなく実施できる治療法として、今後導入する医療機関も増えていくことでしょう。

婦人科患者の各ライフステージにおける特徴

婦人科に来院する患者さんには、どのような特徴があるのでしょうか。女性生殖器が他の臓器と異なる点は、性機能の変化によりライフステージに影響を与えるということです。

女性生殖器疾患には、「外性器・内性器・乳房の各部位の疾患」と「ホルモンの分泌に起因する疾患」が存在します。症状や程度、患者さんの感情によっては、心因的な側面も大きく、カウンセリングを必要とすることも多いです。

それでは各年代と罹患しやすい疾患、抱えやすい問題について一つずつ確認していきましょう。

児童期(小学生前後)

児童期は家族の愛情を受けながら、多くのことを認識していく時期であるといえます。一方で親や家族のもとを離れ、徐々に仲間や友人との関係を作っていく重要な時期でもあります。

小学校入学とともに、幼少期ではあまり意識することの無かった「性の区別・女の子としての気づき」をきっかけに自我に目覚めていきます。

小学校高学年になると、早い子では「二次性徴」が始まります。乳腺の発達と初経が起こり、男児とは身体的に形態・機能が異なってきます。月経に関しては個人差がありますが、小学校卒業までに約60%以上、中学校終了時で約96%が経験することになります。

家庭内での子どもの正常な発育環境を整えるには、「一人の大切な人間」としての存在を認め、日々の生活の中でそれを示していくことです。子どもたちは、このような環境のなかで、自分の心や体を大切にしつつ思春期を迎えることとなります。

青年前期(中学生1~3年前後)

青年前期は、心身ともに大きな変化が起こり、大人の女性へと移行する時期にあります。

身体的には、女性の生殖、妊娠、出産などに関する準備が確立されてきます。精神的には、身体と心の変化についていけず、思春期特有の不安定な精神状態に陥りやすくなります。また自分とは異なった性として「異性」を意識し始めます。

最近では、中高生の出会い系サイトなどでの若年者の性的被害が頻発しています。特にこの時期は性に関する興味も高く、誤った知識を取り入れがちです。

「人間としての愛を崇高に考える性」もあれば、反対に「脱落に導く性」もあり、この時期は周囲の環境が大いに影響します。そのため、「性に関する正しい導きを行う時期である」ともいえます。正しい性知識の普及や性教育を家庭や地域社会でサポートしていくことが重要です。

また、この時期は無排卵性月経・月経困難症・不正出血・月経前緊張症など、性周期にかかわるトラブルなどが生じます。特にこの時期の患者さんは生殖器疾患ということで羞恥心があり、周囲の目が気になり、診察自体にためらいがある人が多いです。

そのため、早期発見の機会を逃してしまう恐れがあります。本人が悩んでいるようであれば、婦人科の看護師として声掛けなどをし、話しやすい環境を作るなど配慮すると良いでしょう。

青年後期(高校生・大学生前後)

成人期への移行段階にある「青年後期」は、女性という性の「受容と葛藤」期にあたり、アイデンティティ(自己同一性)の形成時期でもあります。

この時期になると、「自分とはなにか」「自分らしさとは何か」といったことを模索しはじめます。異なる環境のもとで育った魅力ある異性との出会いや、今後の進路の選択がされる時期にあります。

これらのさまざまな選択肢の中から、自分にとって最善であろう道を選択・決定を繰り返すことで成長していきます。

この時期の女性生殖器疾患は、月経関連のものがほとんどです。例えば、生理不順・過多月経・過小月経・内分泌の異常などです。他にも、子宮内膜症や卵巣腫瘍が見つかることもあります。

月経時の出血過多で貧血を生じることもあるため、月経周期と健康上の問題についても情報収集しなければなりません。

身体的な問題に関しては、この時期もまた正しい性知識を普及させることが大切です。例えば、「子宮頸がんは性感染症が関与している」といったことです。子宮頚がんはヒトパピローマウイルスが性交渉で感染し発症します。

このような情報も婦人科の専門家として普及させていくことが大切です。

成人期

成人期において、女性は仕事・結婚・妊娠・出産・育児とライフステージのなかで多くの役割を担っていかなければなりません。

このようななかで、今までとは異なる多くのストレスを抱えることがあります。また核家族化が進み、妊娠に関する生理的な現象について一人で悩む人もいます。

さらに身体的な異常に気付きながらも、職業人・妻・母・介護人などの多くの役割を担っている女性であれば、受診行動ができない人もいます。患者さん一人ひとりの生活歴や現在の生活の様子などから、問題点を解明し、一緒に解決していけるようサポートをする必要があります。

さらに、この時期は不妊症で悩んでいる女性も多いです。不妊症は女性・男性それぞれに原因がある場合が各40%で、残りの20%は不明です。不妊外来では患者さんの心理状態を把握し、それに見合った声掛けをすることが大切になります。

更年期

更年期とは、卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモンの分泌が減少し、閉経を迎える時期のことをいいます。

閉経期には女性ホルモンであるエストロゲンが少なくなります。これにより、自律神経失調症・骨粗しょう症・動脈硬化症・萎縮性膣炎・尿失禁・皮膚の萎縮などの障害が生じることがあります。

また、加齢に伴い、心身ともに多くの障害が出てくる時期でもあります。症状には個人差がありますが、多くの場合、不定愁訴を伴うことが特徴です。他にも、顔面紅潮・発汗・不眠などが挙げられます。

さらに、この時期は、生活習慣病が出現しやすくなる時期でもあります。高血圧・糖尿病・心臓疾患などが発見される時期です。他にも、子宮がん(主に子宮体がん)・卵巣腫瘍・乳がんの罹患率も上がります。

更年期のアイデンティティは、家族との会話、友人との交流、社会参加などを通じて獲得されていきます。健康の増進をサポートするために、適度の運動や社会参加などを推進していくようにしましょう。

初老期・老年期

日本女性の平均寿命は87歳を超えています(2016年)。高齢者の生き方も選択肢が広がり、生活スタイルも個人が築き上げてきた価値観が損なわれないよう、周囲の配慮が欠かせません。

この時期は、親しい友人や伴侶、家族との離別による喪失体験なども生じます。「うつ症状」が出やすい時期ともいえます。

また、老年期においては、さまざまな身体機能の低下がみられます。例えば、卵巣機能の低下が原因で起こる老人性膣炎・尿失禁・悪性腫瘍や、骨盤底筋群の低下による子宮下垂・子宮脱などです。

女性の各ライフステージにおけるアセスメントの留意点

このように婦人科といっても、10代から高齢期まで各ライフステージにより、疾患の原因が異なります。

婦人科系の疾患では、性感染症に代表されるようにプライバシーに関することが多いのが特徴です。また、「患者さんがどのように疾患を理解し、治療をどのように受け止めているのか」について、看護師として把握しておくことが大切です。

そのためには、看護過程を展開する中で、アセスメントの視点が大変重要となります。

婦人科における看護の視点とアセスメントの留意点については、下記を参考にしてください。

婦人科における看護の視点とアセスメントの留意点

① 生命倫理につながる領域

② 人権の尊重とプライバシーの保護

③ 各ライフステージのなかで患者さんが置かれている立場や状況を理解

④ 患者さん自身が疾患を理解し、継続して闘病できる環境の整備

⑤ ターミナルケアにおける、患者さんを中心とした人的環境整備

⑥ 性感染症における患者さんやパートナーへの正しい知識の教育

⑦ 乳房や子宮などの臓器摘出による身体の一部を失った患者さんに対するカウンセリング

上記は一部とはなりますが、各ライフステージの女性の視点に立ち、患者さんにとって何が必要であるのかを考え、看護活動を行うことが重要になります。

昨今では、医療機関はクリニカルパス(入院診療計画書)を作成し、疾患治療を一連の流れで実施しているところが多いです。これは患者さんにとっても退院までの計画や目処が把握できるため、積極的な治療を受けられることにつながっています。

しかし患者さんによっては、身体的なサポートだけでなく精神的にも個別対応を必要とするため、その人に合わせた対応も大切です。

婦人科看護師の役割

次に婦人科看護師の役割を「身体的な問題への看護」「心理的な問題への看護」「家族への援助」に分けてお話しします。

身体的な問題への看護

婦人科看護師には、「不安を抱えながら受診する患者さんの心理状態を理解し、的確な手を差し伸べる」ことが求められます。

婦人科系の問題を認識し、ライフステージの特徴を踏まえ、患者さん個人が抱える身体的問題や治療計画についての理解を促し、前向きに取り組める環境を調整していくことが重要です。

・環境の整備を行う

女性生殖器疾患の内診では、内性器と周辺の臓器の状態を把握することができます。診察時の介助の際は、患者さんの心身の緊張を解きほぐし、腹壁の緊張を取り除くようにしましょう。

また、患者さんが必要以上に羞恥心を感じなくて済むように、適切な言葉がけを行います。

・苦痛を緩和する

疾患には苦痛や出血、随伴症状として嘔吐や腹部膨満感などを伴うことがあります。

急に腹部に痛みを感じる、大量の外出血、腹腔内出血などは、生命に危険が及ぶこともあります。このような場合は、緊急処置が一刻でも早く行われるように努め、処置前に説明を行い、処置中は身体的・精神的苦痛の緩和を行うようにします。

また全身を観察し、他に異常が無いかの確認も怠らないようにしましょう。

・早期回復に関する援助

疾患や患者さんの状態によって、回復までの期間は異なります。手術は卵巣や子宮付属器の摘出、乳房全摘など様々です。

良性・悪性腫瘍の有無、疾患の部位や程度など、同じ疾患であっても、クリニカルパス通りに進まないこともあります。そのような場合、治療の経緯を説明し、患者さんが前向きに疾患に取り組めるような配慮をしていく必要があります。

また早期回復を図るためには、患者さん自身が治療に取り組むことはもちろん、家族や身近な人に協力を求め、サポート体制を強化していくことが大切です。

心理的な問題への看護

長きに渡って治療が必要な患者さんに対しては、身体的な苦痛とともに心理的な苦痛も感じていることがほとんどです。

また、10代での性感染症・妊娠・人工妊娠中絶などは、性に関する心理的な問題を内包していることもあります。とくにこれらの治療は、患者さんに心理的影響を及ぼしやすく、さまざまな社会的問題を引き起こす恐れもあります。

また性感染症では、感染源となる危険もあるため、パートナーを含め指導を行うことが大切です。

婦人科系疾患においても、患者さんにとって「誰がキーパーソンであるのか」を把握し、精神的な援助を行うようにしましょう。

・疾患への不安の軽減

婦人科系疾患にり患するということは、ライフステージの中断や日常生活に制約をもたらし、患者さんに不安を与えます。

患者さんが仕事をもっている場合は職場の問題が生じ、学生であれば学業の問題、母親であれば家庭内の役割の問題、他にも嫁であれば義両親(娘であれば両親)の介護の問題などが生じます。

難治性の疾患もしくは長期療養や入院によって社会生活上の問題点や不安を把握し、その原因の究明と早期解決にむけての医療資源の活用を一緒に考えていくことが大切です。

また患者さんがもとの生活環境に戻った場合に、「活用できる社会資源はないか」など多方面から連携を取れるよう体制を整えておくようにしましょう。

・疾患の予後に対する恐怖の軽減

良性疾患や早期発見された悪性疾患の多くは、病名が告知され、患者さんとの合意によって治療が進められていきます。患者さんが予後に関して「どのように受け止め、今後どのようなライフプランを考えているのか」について把握しておく必要があります。

また終末ケアでは、医師や看護師が心理的な側面をサポートし、ケアギバー(患者ケアの中心的人物)の協力得ながら、「どのような最期を迎えたいのか」について理解しておくことが重要です。患者さんが望む最期を迎えられるよう、環境を整えていくようにしましょう。

患者さんの価値観や宗教観を否定することなく、不安を傾聴し援助に活かしていくことが大切です。

家族への援助

患者さんは疾患を抱えたことで、家庭や社会の中での役割や生活の一部の変更を余儀なくされることがあります。家族がこれらのことを理解し、闘病に協力できるよう援助することが大切です。

・疾患への理解を促す援助

患者さんが一番身近な家族から心理的重圧を受けたり、偏見をもたれたりしないように、家族には疾患への正しい理解が求められます。

とくに性感染症は、患者さんの性の知識が足りないことで感染します。看護師は患者さんだけでなく、家族も正しい性知識をもっているかどうか確認することが大切です。

患者さんを取り巻く家族にも疾患への理解を促し、解決への糸口を探っていくようにしましょう。

・心理的負担の分担

患者さんが疾患により抱えるストレスのひとつに、「闘病自体、家族に迷惑をかけているのではないか」ということが挙げられます。

家庭内における母親としての役割中断、学業中断など、「患者さんが家庭内で担っている役割の中断」が患者さんの大きなストレスとなります。

このような場合は、家族との面談が必要となります。家族が患者さんにストレスを与えず、安心して闘病生活を送れるように、家族に対しても助言やアドバイスをすると良いでしょう。

婦人科看護師としてのキャリアアップ

最後に、婦人科の看護師として「キャリアアップしていく方法」を簡単に述べておきます。

・不妊看護専門看護師

日本看護協会では、認定看護師教育課程のなかで、「不妊看護専門看護師」の養成を行っています。

不妊看護専門看護師として、不妊というデリケートな問題に対し、周囲から心理的ストレスを受けている患者さんに対してのカウンセリングを行っています。

・不妊カウンセラー

また、日本生殖医療研究会が認定している資格に、「不妊カウンセラー」というものもあります。これは不妊治療に関する正確な情報を提供したり、不妊に伴う精神的な苦痛やストレスに対してサポートしたりする専門家です。

このように患者さんは、担当医師以外の医師や専門知識をもつ看護師にも意見を聞くことで、治療の選択肢を増やすことができたり、治療に積極的になれたりします。

また看護師もより専門的な知識を獲得することで、医師と患者さんとの間を仲介する「コーディネーター」としての役割を担うことが期待されています。

婦人科は今後も女性を支える大切な科

このように婦人科では、ライフステージに合わせて様々な看護のサポートが求められています。ライフスタイルの変化とともに女性を取り巻く環境は大きく変わってきています。

婦人科は今後も「身体的にも精神的にも女性を支える大切な科」であることに変わりはありません。

今回の転職を機に、同じ女性として患者さん目線に立ち、悩みや苦しみを解決に導ける「一流の婦人科看護師」を目指してもらいたいと思います。


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