看護師の求人をみていると、内視鏡室介助の看護師の派遣やパート・バイトなどの募集に目がいくことがあります。内視鏡介助といえば、「未経験分野だから、私には敷居が高いかもしれない」や「同じ仕事の繰り返しで飽きてしまうかもしれない」など不安になる人もいます。

しかし内視鏡介助という仕事は慣れてしまえば、あなたが思っている以上に敷居は高くなく、やりがいをもって取り組んでいる人が多いです。さらに派遣看護師のほうが、パート・バイトよりも高時給のことが多いです。

そこで今回は、「派遣看護師という雇用方法を選んだほうが、内視鏡介助の転職・復職で成功しやすい理由」について述べていきます。

内視鏡室での看護師の役割

まずは「内視鏡室とはどういうところ」か、また「内視鏡で働く看護師の仕事内容とはどのようなものか」について具体的に述べていきたいと思います。

内視鏡室とは、内視鏡を扱った検査や治療を行う部署です。スクリーニング検査を兼ねて行われているため、総合病院の外来や健診・検診センターだけでなく、クリニックでも積極的に内視鏡検査を実施するところが増えてきました。

以前の内視鏡といえば、グラスファイバーを何万本も束ね、光を伝送することで画像観察を行っていましたが、いまは電子内視鏡が一般的で解像度が高いです。内視鏡検査は、胃バリウム検査などとは異なり、直接、胃壁や腸壁を観察できるため、一番確実な診断手段といえます。

検査中に映像がモニター上に映し出されるため、医師だけでなく、看護師も消化器の専門的知識をもち、病変を見逃さない力をもつことが必要となります。

また内視鏡検査といっても、胃カメラ検査だけではありません。他にも、大腸カメラ検査や気管支内視鏡検査など多岐に渡ります。希望する求人で、どのような内視鏡検査を行っているのか、事前に確認しておくとよいでしょう。

一般的に、胃内視鏡検査介助のほうが大腸内視鏡検査介助より簡単とされています。その理由について次の項で説明します。

・内視鏡で行う治療は病院の規模で異なる

ここでは、内視鏡で行う治療について述べます。内視鏡で行う治療は、ポリープ切除やがんの切除、止血処置、食道にできた静脈瘤の硬化、異物の除去、胆管ステント留置、胃ろうの造設など幅広いです。

ただ、クリニックなど規模の小さな医療機関であると、ポリープ切除や異物の除去、ピロリ菌検査、生検くらいしか行いません。珍しい症例としては、アニサキス除去に携わる程度です。

より高度の技術を必要とする、がんの切除や止血処置などは、より医療設備の整った近隣の総合病院への紹介となります。

ちなみに胃にできたポリープは良性であることがほとんどで、切除する必要はありません。私の勤めるクリニックの院長は、「元気な胃にしかポリープはできない」というくらいです。

一方で、大腸内視鏡検査になると、ポリープは大腸がんに移行する危険が高いため、クリニックでもポリープ切除や生検を行います。私は数年間、大腸内視鏡介助に入っていますが、この業務が一番手に汗握るものになります。

その理由として過去に先輩看護師が、大腸内視鏡検査のポリープ切除介助で患者さんの腸壁を傷つけてしまい、大出血を起こしてしまったことがあるからです。大腸壁は5mm程度しかなく、ちょっとした操作ミスで大腸壁に穴が空いてしまう危険があります。

その患者さんは、すぐに総合病院に救急搬送し一命は取り留めたものの、一歩間違えると患者さんの命に直結してしまうため、毎回大変緊張します。

このように一概に内視鏡室といっても、勤務する医療機関の規模によって看護師の役割が大きく異なってくるため、どの程度まで自分が看護師として携わっていきたいのかを考えて病院選びをするとよいでしょう。

内視鏡室での看護師の仕事内容

では具体的に内視鏡室での看護師の仕事内容について述べていきます。

内視鏡室での看護師の仕事を大まかに分けると以下の3つになります。

  • 内視鏡検査で扱う物品の準備・洗浄・点検
  • 内視鏡検査前後の説明
  • 内視鏡検査・治療の介助

もちろん勤める病院の規模により看護師の役割は異なります。規模が大きい病院であればあるほど、検査介助などに高度な技術が要求されます。ただ、内視鏡室の看護師の仕事内容は、規模の大小に関わらず、これら3つに分けることができます。それぞれについて説明してきます。

まず、物品の準備・洗浄・点検についてです。これは後述しますが、丁寧に行うことが大切です。一つひとつの手順を省かないように、確認しながら行うようにしましょう。

次に、検査前後の説明ですが、こちらも患者さんによって理解度が異なります。検査前の説明事項を守れるかどうか不安な患者さんには、看護師から電話をかけて、注意事項を再度伝えることがあります。

最後に、内視鏡検査・治療の介助です。検査に入る看護師は、「なぜこの患者さんは検査を受けることになったのか」といった経緯を知り、事前に注意すべき点などを把握しておくことが大切です。そうすれば、緊急事態発生のときの対処ができるからです。

例えば、睡眠時無呼吸症候群の患者さんで大腸内視鏡検査を受けるときなどです。そのような場合は、サチュレーションモニターをつけ、鎮静剤を入れた後に確認し続けます。鎮静後、無呼吸状態に陥りそうなときは、検査中に何度か話しかけて深く寝入ってしまわないように対応します。

他にも、検査に対して強い不安感や緊張感をもっている患者さんに対しては、検査の目的や方法、安全性や必要性などを説明します。そして、できるだけリラックスして検査に臨めるよう促します。

このように患者さん一人ひとりに対して、個別性のある看護を実践できるよう看護知識や技術を身につけておくと安心です。

内視鏡介助に向いている看護師とは

内視鏡介助に向いている看護師とは、専門的な知識や技術を習得したい人だといえます。内視鏡介助を同じ仕事の繰り返しだと思えば、ただのルーティンワークになってしまいます。

また、患者さんと接する時間が短く、一人ひとりとじっくり関わっていきたいという人にとっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。

しかし、新しい知識や技術を取り入れながら日々向上していこうとする人にとっては、やりがいのある仕事だといえます。

ちなみに、内視鏡介助専門であれば、時間外に緊急で検査や治療を行うということは少なく、就業時間内で終了することがほとんどです。そのため、家庭と仕事の両立を図りやすい仕事内容であるといえます。

内視鏡介助に携わる新人看護師が注意しておきたいこと

次に、「内視鏡介助に携わる看護師が注意しておきたいこと」についてお話ししておきます。それは、丁寧で素早く行えることです。

「素早く」は内視鏡に携わり始めた最初のころは難しく、すぐに実践することはできません。しかし、「丁寧に」は意識して行えばできます。

新人看護師に内視鏡介助・内視鏡洗浄などの仕事全般を教えたときに「将来的に、この人に内視鏡介助を任せても大丈夫だな」と思わせる動作は、初見で「カメラの扱いが丁寧であること」です。

中には、「素早く行うこと」ばかり気にして焦っているのか、内視鏡カメラをぞんざいに扱ったり、物品を整理しないまま内視鏡カメラを洗浄してしまったりする人がいました。使った物品を整理していないまま、カメラ洗浄を行うと思わぬ事故の原因になりかねません。

実は新人看護師の仕事に対する意欲は、内視鏡カメラの扱い方ひとつで把握できてしまいます。

一昔前、内視鏡カメラを洗って洗浄器械にかけるときに、内視鏡カメラの先端部分が出ているのを確認せずに、器械に挟んで故障させてしまった看護師がいました。内視鏡カメラの先端は以下の図のように繊細で故障しやすい部分ですが、薄いゴムで保護しているだけです。

参照:おなかの健康ドットコム「細径内視鏡と経鼻内視鏡検査」

内視鏡カメラの先端は、ちょっとした動作で壊れてしまいやすいので、慎重に扱わなければいけません。

私の勤める職場の医師は「内視鏡カメラを1台700万円で購入したから、できる限り注意して扱って欲しい」と常々いっています。そのため、特に新人看護師の内視鏡カメラの取り扱い時には、周囲は注意を払っています。

仕事に対して大雑把なところがある人は、意識して内視鏡カメラの取り扱いや周囲の物品には気を配り、丁寧な仕事を行うよう気を付けましょう。

内視鏡介助なら未経験でも可能

内視鏡介助といった分野は、一見、仕事のハードルが高そうなイメージがあります。そのため、最初から諦めてしまう人が多いです。

しかし実は内視鏡介助の看護業務であれば、たとえ未経験でも一度覚えてしまえば、派遣の時短勤務でも仕事をすることが可能な分野です。

内視鏡介助では以下のように、さまざまな看護テキストや内視鏡取り扱いのパンフレットなどに手順を記載していることが多いです。

教材が多いため、予習や復習を行いやすく、大体の流れから、細かい注意点まで掴みやすいのが特徴です。

また、未経験でも、連続してその検査介助につけば、検査のおおよその流れが掴めてきて、頭で覚えようとしなくても自然と体が覚えてきます。

もちろん専門分野ですので、入職したての頃であれば、取り扱い機器の名前や器械の洗浄手順などを覚えるのが大変かもしれません。

しかし、いったん仕事を覚えてしまえば、同じ仕事の繰り返しであるため、マスターしやすいのが特徴です。また同じ仕事を繰り返すということで、インシデントやヒヤリハットなどに気づきやすく、ミスが少なくて済みます。

内視鏡看護師の求人例を紹介します。こちらは東京にあるクリニックの派遣求人になります。

クリニックの求人では、内視鏡介助だけではなく、採血や注射など、一般の看護業務も行うことがほとんどです。

一般的な外来業務に加えて、内視鏡介助もするとなると、覚えることが多く大変なイメージがあります。しかし上記の求人のように「未経験でも応募可能」とあれば、教育体制が整っていることが多く、あまり心配する必要はありません。

また他の求人例として以下は、東京都新宿区にある大学病院の内視鏡室の看護師求人になります。大学病院の求人ですが、こちらは外来と内視鏡介助のどちらも未経験でOKとされています。

大学病院であれば、教育体制が充実しているため、専門的な技術や知識を習得することが可能です。また派遣看護師の場合、大学病院にありがちな就業時間外の勉強会や委員会などに参加する義務は生じません。

そのため、大学病院で最先端の技術や知識を学びながら、時間内には帰宅できるといった大学病院で働くメリットだけを享受することができます。

このように内視鏡検査介助に関する多くの看護師求人では、興味や意欲、関心があれば、経験などはあまり問われず、誰しもが挑戦できる分野であるといえます。

・「内視鏡介助専属看護師」と「診察補助も内視鏡介助もこなす看護師」の選択

内視鏡介助求人の中には、先ほど挙げた求人のように「内視鏡介助だけを専門とする看護師求人(大学病院や総合病院の求人に多い)」と、「診察の補助業務と内視鏡介助も行う看護師求人(クリニックの求人に多い)」の2つの種類が出ていることがあります。

私の勤めるクリニックの求人は、「内視鏡介助専属看護師」か「診察介助など全般につく看護師」か、どちらかの仕事内容を選択できます。

このとき診察介助といっても、医師の診察介助だけでなく、患者さんの問診、血圧測定、採血、点滴、心電図検査、CT検査、ネブライザー、吸引、超音波介助検査、健診全般、創傷処置、胸部・腹部のレントゲン、各種検査説明、検査予約など様々な仕事をこなさなければなりません。

「内視鏡介助専属看護師」と「診察介助など全般につく看護師」のどちらのほうが覚えることが多く大変かといえば、職場によっても異なりますが、診察介助につく看護師のほうです。

また、診察介助につく看護師のほうが、看護知識だけでなく体力も必要な仕事であるため、仕事終わりには疲労困憊になることが多いです。診察介助全般に就く看護師を選んだ人は、仕事上の細かい注意点が多く、1~2週間では独り立ちできません。

一方、内視鏡介助専属看護師のほうを選ぶと、毎日同じ検査室で、同じ仕事をこなすことになります。そのため、体力の消耗は少なく、新人看護師でも、1~2週間経てば、皆一人で仕事をミスなく行えるようになります。

そして内視鏡介助に慣れてくれば、教えられた方法を自分なりにアレンジを加えて、患者さんにとってより安全で快適な方法を模索することができます。

そのため、ブランクのある人や看護に不安のある人、専門的技術を集中して習得したい人は、「内視鏡介助と診察介助の両方も行う求人」よりも「内視鏡介助専属看護師の求人」をお勧めします。

・内視鏡介助未経験、准看護師、ブランクありの派遣看護師のキャリアアップ方法

また、キャリアアップに向いているのは、実は「内視鏡介助だけを専門とする看護師求人」です。専門性を追及することができるので、今後の看護キャリアを高める上で有利な資格を取得することができます。

そこで、内視鏡介助未経験で准看護師、ブランクのある派遣看護師がキャリアアップした話をしたいと思います。

私の勤める職場には内視鏡介助専門の派遣看護師Iさんがいます。Iさんは准看護師で、産休を機にいったん他のクリニックを退職し、その後10年のブランクを経て、内視鏡室専門の看護師として転職復帰しました。入職時はもちろん内視鏡介助未経験でした。

入職当時のIさんは、内視鏡を扱うことさえおぼつかず、失敗することも多かったそうです。

しかし、内視鏡介助に慣れてきたころ、Iさんは自ら「内視鏡検査を受けてみたい」と言い出しました。Iさんは自分が内視鏡検査を受けることで、患者さんの立場になり、「どのように介助するのが安全で、安心できる方法なのか」を知りたかったのです。

そして、その後、Iさんは定期的に開かれる勉強会でさまざまな発表をしました。

Iさんが発表した内容の一例としては、「内視鏡検査中の患者さんの背中のさすり方」などが挙げられます。

非常に細かい点ではあるのですが、内視鏡検査で緊張している患者さんにとって、背中の撫でられ方ひとつでリラックス度合が全く異なってきます。「ただ撫でるだけ」と「検査中の患者さんの苦しさや緊張度合いに応じて背中をさする」のでは、全く受け取り方が異なるからです。

実際に、Iさんの提案した方法で背中をさすると、検査が終わった後で患者さんから「今回は楽だった。背中を気持ちよくさすってくれてありがとうございます」と感謝されることが多くなりました。

他にもIさんが提案した方法があります。それは内視鏡検査を受けるときに最初に飲む消泡剤の患者さんへの声のかけ方です。消泡剤は美味しくなく、初めて口にする患者さんにとって副作用なども心配になり、あまり気持ちよく飲めるものではありません。

そこで、Iさんは「これは、胃の中に付いている粘液を洗い流すお薬です。美味しくなく、飲むのに抵抗をもたれる方が多いです。しかし、副作用は少ないので心配いりません。ただ気分が悪くなったら、早めに教えてください。また、このお薬は胃カメラを入れたときに医師がすべて吸い取ります。体に吸収されませんので、ご安心ください」と、丁寧に伝えることを提案しました。

私たち看護師は、どのようなものであるかは分かっていますが、患者さんにとったら未知の薬です。検査でなければ、このような美味しくないものは絶対に口にしません。

ただ、「体に吸収されず、取り出してもらえる」と分かれば、あまり抵抗はありません。

Iさんの提案した内容は他にもあり、その多くが細かな配慮の提案でしたが、検査中の患者さんの不安を取り除き、安心して検査を受けてもらうには非常に重要な内容でした。「Iさんに内視鏡介助してもらいたい」と、わざわざ指名する患者さんも増え、内視鏡検査介助には必要不可欠な人物となりました。

Iさんは、この看護力を高く評価され、子どもが中学生になったのを機に派遣看護師から正社員(常勤)になりました。Iさんは紹介予定派遣でしたので、院長の希望により、晴れて正社員(常勤)となりました。さらに院長の推薦文をもらい、1年後に消化器内視鏡技師資格を所得しました。

このようにIさんは、内視鏡介助未経験でブランクありの派遣看護師だったにも関わらず、自分で勉強をし、工夫を凝らしながら、誰よりも内視鏡介助に長けた看護師に成長しました。

内視鏡のことで分からないことや困ったことがあると、Iさんほど頼りがいのある人物はいません。医師もIさんを頼って、いろいろ相談しています。

最初は派遣看護師で、内視鏡未経験だったにも関わらず、本院のやる気次第でいくらでもキャリアアップしていくことが可能なのが、内視鏡介助の看護師であるのです。

そこで次にIさんの取得した消化器内視鏡技師資格について詳しく説明していきます。

消化器内視鏡技師資格でキャリアアップ

消化器内視鏡検査技師とは、日本消化器内視鏡技師と日本消化器内視鏡学会が認定している資格です。

消化器内視鏡検査や治療の介助に携わる方を対象とした資格で、正看護師・准看護師などの条件は必要ありません。消化器に関する医療知識と内視鏡診療の技術向上を目的としています。以下に対象資格や取得条件などについて、まとめました。

対象資格

看護師・准看護師などコメディカルの方

【取得条件】

  • 日本消化器内視鏡学会専門医(非常勤含)の指導を受け、内視鏡室で実際に内視鏡に携わった年数が通算2年以上あること(派遣・パート・バイト勤務でも構いません
  • 日本消化器内視鏡技師会・支部の主催する医学講習会を受講していること、もしくは勤務先の内視鏡学会専門医から医学講義を20時間以上受講していること
  • 過去5年以内で、申請時までに、日本消化器内視鏡技師会・支部が主催する消化器内視鏡技師研究会もしくは技師学会に2回以上出席していること(出席証明書を貰う)
  • 過去5年以内で、申請時までに、日本消化器内視鏡技師会支部長承認の内視鏡機器取扱講習会に1回以上出席していること(受講証明書を貰う)

必要書類

  • 受験申請書
  • 業績目録
  • 消化器内視鏡部門の勤務証明書
  • 消化器内視鏡講義受講証明書・消化器内視介助実績証明書
  • 内視鏡学会専門医からの推薦書
  • 指定医療関連の資格証コピー

もし消化器内視鏡技師の資格を取得したいのであれば、病院サイトや転職コンサルタントから、「日本消化器内視鏡学会専門医」の在籍の有無を確認しておくとよいでしょう。必ず「日本消化器内視鏡学会専門医」が在籍する医療機関で働き始めることが肝心です。

逆にいえば、日本消化器内視鏡学会の専門医が勤務していない場合は、指導を受けられないため、推薦書を得ることができず受験資格が与えられません。これは転職時には必ずチェックしておきたいポイントです。

求人票に、以下のように「消化器内視鏡技師資格取得可」などと書かれていると、さらに安心です。こちらは名古屋にある看護師求人です。

また必須ではありませんが、すでに職場に消化器内視鏡技師が在籍していると、取得方法や勉強方法などのアドバイスが貰えます。こちらについても転職コンサルタントから情報を得るとよいでしょう。

次に取得までの大まかな流れですが、毎年同じ時期に審査や試験が行われます。

取得までの大まかな流れ

  1.  書類審査 毎年9~11月頃
  2.  試験 試験日:3月中旬(年1回) 会場:東京ビッグサイト
  3.  認定 認定期間:5年 登録料:10,000円(税抜) 技師会年会費:5,000円(税抜)
  4.  更新 消化器内視鏡技師学会、研究会、セミナーの受講

資格取得まで、2年以上の経験や研究会や講習会などの参加が義務付けられています。一見大変そうですが、Iさんがいうには「消化器や内視鏡についての知識が深まり、毎回たくさんの発見ができて楽しかった」そうです。

また、求人先によっては内視鏡検査技師資格を取得することで、転職に有利になったり、資格手当を付けたりしてくれるところがあります。例えば、以下のような求人です。こちらは東京の健診・治験を行うクリニックの正職員の求人になります。

消化器内視鏡技師資格よりも高度な認定看護師資格や専門看護師資格を取得したとしても、月に3,000~5,000円といった資格手当しか支給しない病院が多いです。そのような中で、内視鏡技師手当として30,000円も出す医療機関があるのです。

それほど、消化器内視鏡技師は現場で必要な技能や知識をすぐに役立てることができるため、医師に重宝されているということが分かります。内視鏡介助に興味が出てきたら、資格手当を考えてみても、チャレンジして損のない資格だといえます。

パートやバイトよりも派遣看護師は高時給

内視鏡介助といえば、パートやバイトでも看護師求人がありますが、派遣看護師のほうが同じ職場でも高時給のことが多いです。

いまから紹介するのは大阪にあるクリニックで、内視鏡介助を行う看護師パート求人です。時給はアルバイト・パートの場合、1,600円以上となっています。

次に紹介するのは、同じクリニックの派遣看護師の求人です。時給は2,000円となっています。

実は、このように派遣看護師での雇用形態のほうが、時給が高めに設定されてあることが多いです。それには以下のような理由があります。

  1.  人材派遣会社を利用したほうが節税につながる
  2.  派遣看護師の時給にはボーナスや寸志が含まれている
  3.  パート・バイト雇用のほうがコストがかかる
  4.  他の求人より目立たせる
  5.  病院側の広告費用を抑えることができる
  6.  病院側の採用の手間が省ける
  7. 人材の使い勝手がよい

簡単に一つずつ説明していきたいと思います。

1.人材派遣会社を利用したほうが節税につながる

病院側は派遣看護師1人分の費用を人材派遣会社に支払い、派遣契約が成立しています。このときに発生するお金は、病院にとっては給与(人件費)ではなく、外注費に当たります。経営側にとっては外注費のほうが人件費よりも節税になります。

そのため、節税対策として病院側が派遣看護師を好んで雇うことがあります。

2.派遣看護師の時給にはボーナスや寸志が含まれている

派遣看護師は、時給が高く設定されている代わりに、寸志やボーナスなどが出ません。

その分、貰える給与が多くなります。ただ、パート看護師がもらえる寸志は平均すると30,000~100,000円程度ですので、寸志やボーナスよりも月給の差のほうが大きい場合のほうが多いです。

3.パート・バイト雇用のほうがコストがかかる

直接雇用のパート・バイトの場合、一定の基準額を超えると、厚生年金や健康保険、雇用保険などを考慮しなければなりません。そのため、給与に他に費用がかかる可能性があります。

一方、派遣看護師であれば、人材派遣会社のほうで厚生年金や健康保険などに加入する手続きをとるので、病院側はそれらのコストを抑えることが可能です。

4.他の求人より目立たせる

人材派遣会社を通す場合、応募者は複数の求人案件と比較します。時給1,250円と時給2,000円の求人があれば、あなたはどちらに興味をもつでしょうか。同じ仕事内容であれば、当然、後者の求人に人が集まります。

良い人材に来てもらうためにも、高めの時給を設定し、注目を集めようとしている派遣求人が多いです。

5.病院側の広告費用を抑えることができる

急に人材が必要となって求人募集をかける場合、チラシや広告を出して求人情報を広めなければなりません。そうすると、多くの費用や時間がかかってしまいます。

その点、人材派遣会社に頼めば、必要な能力をもった人材をすぐに調達することが可能であるため、広告費を抑えることが可能です。

6.病院側の採用の手間が省ける

看護師を複数名募集したい場合、採用面接を行うのに、手間や時間がかかってしまいます。人材派遣会社がこれらの費用や手間、時間を代行してくれるため、病院側は採用を効率よく行うことができます。

7.人材の使い勝手が良い

最後に7.ですが、派遣看護師のほうが使い勝手が良いため、パート・バイトよりも雇いやすい一面があります。

派遣看護師には1日~3年といった雇用期限が設けられています。もし今後も働いてほしければ、期限を延長することができますし、人手が足りたら、契約を切ることもできます。

一方パートやバイトには、期限がありません。また直接雇用契約を結んでいるため、仮に病院側が「必要ない」と思っても、すぐにクビにすることはできません。このような場合は、正当な理由が必要となり、トラブルのもとになることが多いです。

しかし派遣看護師の場合、雇用契約期間が終了すれば、トラブルなく終わることができるので、使い勝手が非常に良いのです。

派遣看護師からすると、不安定な働き方のように思えます。しかし、労働環境の悪い職場であれば、雇用契約終了とともに仕事を終えることができます。このような場合は、辞めやすいというメリットがあります。

さらに辞めた後も、常時人手不足の看護業界であるため、すぐに人材派遣会社が新しい職場を紹介してくれるので心配要りません。

このように派遣看護師の時給のほうが高めに設定されているには、さまざまな理由が考えられるのです。パートやバイト看護師をするよりも、効率のよい働き方であるといえます。

内視鏡介助の看護師として成功するためには

内視鏡介助に携わる看護師として成功するには、仕事にやりがいを見つけ、目標をもってキャリアアップしていくことです。さらに派遣看護師のほうが、パートやバイトよりも高い時給を手に入れられる可能性が高く、満足して働くことが可能となります。

内視鏡介助の看護師派遣求人は多く、優良な職場に出会いやすいです。あなたもこの記事で紹介したIさんのようにステップアップして、将来的に「専門分野に長けた頼られる看護師」に成長していってもらえたらと思います。


看護師転職での失敗を避け、理想の求人を探すには

求人を探すとき、看護師の多くが転職サイト(転職エージェント)を活用します。自分一人では頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できます。このとき、病院やクリニック、その他企業との年収・労働条件の交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「対応エリア(応募地域)」「取り扱う仕事内容」「非常勤(パート)まで対応しているか」など、それぞれ違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページでは転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

派遣看護師として転職する

・派遣看護師で高時給・好待遇を狙う

一つの職場で働き続けるという形態ではなく、3ヵ月や半年など一定期間だけ勤務する派遣看護師という方法も存在します。高時給を実現でき、人間関係のもつれがなく、「派遣が終わった後は長期の旅行に行く」など自由な働き方を実現できます。

派遣看護師で働く

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看護師として活動するうえで、私自身も転職活動をしたことがあります。このときは転職サイト(転職エージェント)を利用したため、そのときの実体験や方法を踏まえ、失敗しない転職について紹介します。

管理人による転職体験記

・転職エージェントを活用し、看護師転職で成功する

看護師の転職で失敗しない方法として、必ず意識すべきことの一つに「転職サイト(転職エージェント)を活用する」ことがあります。年収交渉や勤務条件を含めすべて代行してくれるからです。そこで、具体的にどのように活用すればいいのかを確認していきます。

転職サイトの活用法

・看護師転職サイトのお勧めランキング

看護師の転職サイトはそれぞれ特徴があります。「対応地域が限定されている」「取り扱う仕事内容に特徴がある」「非常勤(パート)に対応していない」などサイトごとの特性を理解したうえで活用すれば、転職での失敗を防げます。

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新たな看護師の働き方

・美容クリニック・美容皮膚科への転職

夜勤なしで高年収を実現できる求人として、美容クリニック・美容皮膚科があります。死と隣り合わせの職場ではなく、患者さんを美しくする手伝いを行うのが美容クリニックです。

美容クリニックへ転職する

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「今月は苦しいため、もう少し稼ぎたい」「好きなときだけ働きたい」など、こうしたときは高時給を実現できる単発・スポットバイトが適しています。健診やツアーナースなど、看護師ではさまざまな単発案件が存在します。

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